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ひとりごと




フギュアスケートの不正審判事件で思うこと

 ペアのフリーの判定から始まった、フランス審判員が不正な圧力をかけられて、ロシアペアに票を入れたとされる問題で、カナダペアにも金メダルが贈られたことで決着がついたと思ったら、ルールまで、変更するようです。
 ベレズナヤ、シハルリゼ組の心労を思うと、かわいそうです。まるで自分たちの金メダルは不正の末の金メダルだと騒がれているのですから。自分たちがミスをしなければこんな問題は起こらなかったかもしれないしね。でも、彼らの演技は金メダルにふさわしい素晴らしい演技でした。
 ロシアに入れるかわりにフランスに有利な判定をすると報道されたことから、アイスダンスのフランスのペア、アニシナ、ペーゼラ組も、ただでさえナーバスになってしまうオリンピックで、フィギュア関係以外のマスコミに追われ、自分たちも不正にかかわっているのではないかという心無い質問にもこたえなければならなかったのです。アニシナ、ペーゼラ組の判定に影響がおよばないようにと審判員の不正の判定が早まったというけど、影響は多少ありましたね。でも、彼らは実力で金がとれて良かったです。
 なんだかこの問題を新聞で読んでいるうちに、アメリカのフィギュアにおける政治力を感じるようになりました。アメリカではフィギュア・スケートは大変人気のあるスポーツです。オリンピックのフィギュア・スケートは全てゴールデン・タイムでおこなわれることからも人気があることがわかります。
 しかし、女子シングルを除くと、アメリカはロシアを中心とするヨーロッパにかなわない状況にあります。同じ技をしても芸術点で上をいくロシア、ヨーロッパにはかなわない選手が多いからです。フィギュアの採点には、芸術点が上のほうの選手を上位にするという規定があるからなのですが、この芸術点というのが主観なので非常にわかりにくいのです。一応バレエが基準にはなっているのですが、世界選手権で優勝したりすると上がるし、コーチが変わっても上がったりする矛盾だらけの採点だったりします。どんなに難しい技をきめても芸術点が抑えられた選手は上にいけないという矛盾が存在するスポーツなのです。バレエのプリンシバルになれるような容姿とスポーツ選手の才能が求められるスポーツです。
 アメリカはこの千載一遇のチャンスをものにして、芸術点というわけの素人が見てもわかりにくい矛盾をつこうとしているように私には思います。
 スポーツにおいてルールの改正を自分の国に有利にするという政治力はメダルの獲得数に結びつきます。スキーのジャンプでも西欧諸国にいいようにルール改正されて、上位の国は西欧諸国が並んでいます。今回の事件を見ていてスポーツにおける政治力を感じましたね。