そうだ、今日は歌舞伎観よう
index 1.歌舞伎はどこでやってますか。 2.歌舞伎座ってどこかな。 3.チケットの買い方
 突然ですが。歌舞伎を観る方法について、あまりにも何も情報がないなあ。と思うので、ちょっといくつか思っている事を書いてみたいと思います。私は歌舞伎を見始めてからまだ1年ちょっとしかたっていないので、どうにも頼りないですが…。ま、そんなもんかと思って頂いて。(私は播磨屋こと中村吉右衛門様の事が好きなので、例として出す事が多いかもしれません。そのへんもどうぞ、ご寛容に・・・)
.『歌舞伎はどこでやってますか?』
 日本全国には歌舞伎を常時上演している小屋がいくつかありますが、私が行っているのは、東京にある歌舞伎座です。なぜなら、近いから。近さにかなうものはなく。ので、歌舞伎座から遠い方にはごめんなさい。歌舞伎座は、ほとんど常時歌舞伎を上演している劇場です。ま、「歌舞伎座」っていうくらいだから、分かり易いですね。他にも京都の南座や大阪の松竹座、九州の博多座など、全国には何箇所か歌舞伎を上演している小屋がありますので、松竹のHPから、詳細をどうぞ。このページにいけば、一気に全国小屋の情報が分かります。でも、大阪の松竹座なんて、劇団☆新感線の上演だってあるんだから、硬軟とりまざった劇場だなあ。

 さて。歌舞伎座の興行主は、松竹(ていうか、歌舞伎関係はみんな松竹です)。歌舞伎座では、毎月だいたい2日(初日)〜26日(楽日)ぐらいの期間で歌舞伎を上演しています。演目は月ごとに替わります。
 昼の部(11:00〜16:00)と夜の部(16:30〜21:00)に分かれ、完全入れ替え制です。まあ、両方のチケットを買えば、通しで見れますが、私にはそんな体力はなさそうなので、やったことはありません。どっちか片方見るのだって5時間です。お気をつけあれ。
 で、なんで5時間もあるのさー。というと、それは、普通の芝居のように通しで5時間同じ演目をやっているわけではなく、いろんな種類演目をやっているからです。芝居のものだとたいてい長くても1幕1時間半ぐらいです。そのぐらいで必ず休憩が入ります。踊りだと、30分程。で、3つか4つくらいのもの上演されるのが、普通みたいです。例えば、2001年4月の夜の部の演目をみてみます。

(歴史物) 第1 「義経千本桜〜渡海屋〜・〜大物浦〜」1幕
(世話物) 第2 「お江戸みやげ」3場
(踊り) 第3 「鷺娘」

 てな演目となっています。それぞれの間にはそれぞれ休憩が挟まれますので、ぶっ通しでみる訳ではありません。
 1幕目は、「義経千本桜」渡海屋と大物浦の場面。お客の体力がある最初に重い歴史ものをやっておこうって事らしいです。んでもって、「義経千本桜」を全部上演すると、すごーく長いので、渡海屋という船商人が出てくる場面だけをやっています。
 でも、その場面だけとはいっても、そこはその場面で話が完結している事が多いです。ただ、なんで義経が船で九州に逃げようとしているのかは、渡海屋銀平出演の場面を見ただけでは、全然分かりません。つまり、兄:頼朝と弟:義経の仲が悪いという歴史的な状態をみんな知っているという江戸人の常識で芝居が作られている訳です。で、「義経は、頼朝に追われて九州に向かって逃げいるかわいそうな人」という江戸人の常識を、平成の私たちは知らなかったりするので、歌舞伎に入りにくかったりするんですよねー。

 が、くじけては行けません。。ちょっとチラシの裏にあるあらすじを読みのです。チラシはただです、もちろん。劇場にいっぱいおいてあるので、それを忘れずにもらっちゃいましょう。だってただだし。んであらすじをひたすら読むべし。そうすれば、たいていの話は理解できます。

 ただ、堅苦しい事も割と大丈夫ならば、歴史の背景を良く知ることは、歌舞伎を良く知る大変有効かつ、迅速な手段だと思います。学生の頃、私はどうも日本の歴史に興味がなく、昔はいっさい時代劇を見れないくらい嫌いだったのですが、ある時から突然なぜか反動のように好きになりました。ので、今では大好きなのに、知識が全然ないという、とても変な状態であっぷあっぷしています。

 そんな、詳しくないけど、興味はあるから、ちゃんと演目の背景を深く理解したい。という方には、パンフレットとイヤホンガイドがおすすめです。パンフは1200円なので、それはちょっとと思う方はチラシの裏にあるあらすじだけでも観る前に読んでおく事を、おすすめします。普通の芝居と違って最初にあらすじを頭に入れておいた方が見やすいのが歌舞伎だと思います。普通のお芝居のように登場人物が「おお、ロミオ、どうして二人の家は敵同士なの」などと説明セリフを話してくれる事が、ほぼないからです。だって、観客はみんな知っているっていう前提での芝居ですからね〜。

 イヤホンガイドもおすすめです。1回借りると650円です。(借りる時に1000円の保証金を預けまが、イヤホンを返す時に返してくれます) 実は回数券もあります。本当に歌舞伎にばりばり通うようになったら、そっちの方が安いです。でも、ちょっとそれは、おいといて。
 イヤホンガイドは、難しいセリフの言い回しや、登場人物の役者と役柄を紹介してくれたり、江戸の生活の常識を教えてくれたりと、基本的な所はばっちり押さえつつ、セリフや芝居を観るのにさまたげにならないように説明してくれるのが、嬉しいところです。でも、たまーにセリフにかぶってて邪魔だけど。そういう時は私はイヤホンをちょっとだけはずしてます。3分ぐらいとか。聞かせどころのセリフで、もうぜったいセリフ以外何も聞きたくない!って時だけですけど。
 あと、解説者によって、微妙に解説の雰囲気が違うのも、毎回楽しみです。4月夜の部の千本桜を見ていた時、イヤホンガイドから「ここで、渡海屋(播磨屋・中村吉右衛門)の登場です」と聞こえてきました。ふむふむ、ここで、いよいよ。と思ったら、その後に聞こえて来たガイドは「さすが、吉右衛門。いやー、格好いいですねえ」でした。それはガイドっていうか、なんか、その、ほほえましいです、とっても。やっぱり、解説やってる人も、歌舞伎が好きなんだなーと思った一瞬でした。そして、吉右衛門様は、ほんとうにとっても格好良くて、ガイドの人に妙に親近感を覚えてしまいました。
 あと、これは、「江戸みやげ」でのガイドの話ですが、この芝居には、お金の単位がいっぱいでてきます。ので、お金の単位の説明が凄くありがたかったです。1両とかはわかるけど、1朱っていわれると、やはり、とっさにいくらくらいか分からない、初心者な私でした。
2.『歌舞伎座ってどこにあるんだろう』
 歌舞伎座の最寄り駅は地下鉄・東銀座駅です。 もう、ほんとうに目の前で、地上で出た途端目の前が歌舞伎座です。(でも、出口は間違えないでね)私は行きは都営浅草線を使う事が多いです。劇場に行くのがいつもぎり
ぎりな私には、駅から近くてありがたい劇場です。
 あと、JR山手線新橋駅・有楽町駅からも、歩いて15分くらいです。私もたまに帰りはJRで帰ります。春や秋には、芝居を見終わったあと、着物のご婦人方にまぎれて散歩をするのも、また楽しい。歌舞伎座ってほんと、着物の方が多いです。あと、外国人の方も凄く多い。さすが伝統芸能。 
 でも、ジーンズにTシャツの方もいます。そんなきばっていく必要はないようです。私も長い時間座るので、いつもテキトーな格好で行っています。
3.『チケットの買い方』
 松竹の主宰なので、チケットホン松竹で買うのが一番チケットの取り易い方法だと思います。ぴあでもいいんですが、ぴあは一等席しか扱っていません。ので、それ以下の値段の席を買おうとすると、自然松竹になってしまうわけです。でも、松竹ってどこにでもあるわけじゃないから、不便なんですよね・・・。最初は観に行ったときに、次の月のチケットを買ったりしてたんですが、最近は歌舞伎会を利用しています。歌舞伎座に見に行くと、歌舞伎会の入会申込書があるので、それを郵送すると、入会する事ができます。年会費は2500円くらいだったような?
 ついでに値段表。襲名披露の月などは、500円程度値段が上がったりもします。

一 等 席 15,000円 (税共15,750円)
二 等 席 10,000円 (税共10,500円)
三階 A席 4,000円 (税共 4,200円)
三階 B席 2,400円 (税共 2,520円)
一階桟敷席 16,000円 (税共16,800円)

 歌舞伎会に入ると、先行発売日(一般発売より早い)に電話 できます。すると、会員番号を言うだけで、後は勝手にチケットが 郵送されてきます。とても楽。しかも歌舞伎会に入ると、チケットが 5%(だったかな)割引されます。ついでに「ほうおう」という月刊 のブックレット?が送られてきて筋書き(パンフレット)が100円引 きになる割引券がついてきます。まだ見始めたばかりで、パンフとイヤ ホンガイドを頼りに毎月の演目を観ている私としては、お得感の高い歌舞伎会です。
 電話のおねえさんの応対も親切で、希望の席をいうと、丁寧 に捜してくれます。私は、去年から見始めたばかりで、「最初は後ろの 方で観て、だんだん歌舞伎に慣れていって、そのうち一等でばりっと観 るんだー」とたいそう偉そうな事を思っているので、いつも一番安い席 で観ています。3等B席(2500円)ってとこですね。
 で、安いのはとてもありがたいんですが、この席、実は花道が 見えません。安いだけはある。花道の9:1くらいのところに来ないと 、見えない。でも、その大向こう(とこの安い席は呼ばれているんですが )に座っている人が、花道から出てくる役者に「播磨屋!」とか、「大和 屋!」とか声をかけている訳です。全然見えてないのに。すごい。たま にタイミングの悪い人もいるんですが…。
 しかし、あの花道の幕があくシュッという音。いいよなあ。この音が聞こえると 、見えてもいないのに、出てくる役者にわくわくするのです。

 で、そんな花道が見えない三階B席ですが、実は、1箇所だけ花道が見える席があります。それは。「東」の三階席です。ここは、劇場上手側の席です。こんな感じ↓花道の正面の席なので、見えるのです。
西 舞台 花道 舞台
客席 客席
 上手の席なので、上手側の舞台がちょっと見えないんですが、花道が見える事を思えば、私はなんてことはないな、と思ってしまいます。なにせ、歌舞伎では花道を使わない演目なんてないですから、見えた方が絶対楽しいです。ので、すぐに売りきれてしまう人気のある席ですが、もし取れるんだったら、この席をお薦めです。本当は1等席の「と」「ち」「り」の花道近くあたりの席がいい席だと言われているみたいですが、ま、そこらあたりの席はお金に余裕のある方と、役者のご贔屓の方にお任せしても大丈夫です、はい。
地道にちょっとずつ、更新だ!
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