文化交流のページ


私は蜜柑が好きなので世界の蜜柑・オレンジのページにしました。
  

ワシントンネーブル
 ネーブルオレンジは、ワシントンネーブルを中心に、これから変異したトムソン、ロバートソン、アトウッド、ナベリーナ、ジレット、ナベラーテなど多数の品種・系統を含みますが、いずれも、地中海的気候で、最高の果実を産し、夏が高温すぎる熱帯的気候下では、十分に味がのる前に過熱になり良果を産しません。したがって、フロリダや熱帯地域では適せず、カリフォルニア、地中海諸国、ブラジル、南アフリカ共和国、オーストラリア、及び我が国などで栽培されています。
バレンシア
 スイートオレンジのうち、世界的に最も広く栽培されているのは、バレンシアオレンジとネーブルオレンジです。なかでもバレンシアオレンジは、熱帯的な気候でも、比較的温和な地中海的気候でも、よく味がのり優品を産しますので、最も広く栽培され、一品種としての生産量は、柑橘類中随一です。
ポンカン
 ポンカンは、温州みかんとクレメンティンとともに、世界のミカン産業を支える3本の柱の1つです。高しょう系の出現で果実が大きくなったことは、本種の品位を高めるのに、大いに役立ちました。本種は高温地域では、大果で柔軟多汁の優品を産しますので、台湾をはじめ、東南アジア諸地域で、さまざまな名称を冠せられて、栽培されています。比較的冷涼な我が国でも、肉質は劣りますが食味は濃厚な果実を産しており、適地の幅は、かなり広いと考えられます。
クレメンティン
食味からいえばミカン類の最右翼に位するものでしょう。地中海諸国では、輸出用ミカンとして増植されてきました。優品を産するには、かなりの温度を必要とするようで、モロッコが最も優秀な産地と目されています。本種は自家不和合性で、他品種の花粉が受粉されなければ、無核になります。しかし、単為結果性が十分ではないようで、系統によって、また同じ系統でも環境によって、無核果の止まりや肥大が異なります。
スペインで発見された変異ヌーレス系は、単為結果が強まった変異と思われ、無核で大果となり、かなり豊産です。モロッコでは、早生系統や、食味の一段とよくなった変異が選抜されています。なお、本種の発生地であるアルジェリアでは、昭和15年(1940)に、自家和合性となり、いつでも有核果を産する系統が発見され、モンリアールの名で区別されています。

大春系タンカン
タンゴールの一種で、温度要求性が強く、高温地帯でないと良果を産しません。タンカンは品質もよく、かいよう病に強いので、台湾や中国南部で多く栽培されていますが、我が国でも沖縄を含めた南西諸島の特産物として、発展する可能性があります。マーコットはフロリダとブラジルで成長株のタンゴールです。

セミノール
 インドとニュージーランドで高く評価されていますので、多少栽培に付されていると思われます。本種は我が国でも漸次栽培が伸びてきました。アメリカの育種陣が、これを選択から落としたのは、酸が多いことと、種子が多いからです。酸が多いのは、逆に遅い出荷を可能にします。かいよう病に強く、濃赤色で肉質もいいから、適地では栽植してよい品種です。

バンペイユ(晩白柚)
 台湾にはまとまった産地はなく、我が国の八代が最大の産地といえます。
マーシュシードレス
 アメリカ、イスラエル、アルゼンチン、南アフリカ、その他で産していますが、ほとんどの国で、マーシュシードレスが主力品種となっています。フロリダ、テキサス、カリフォルニア、アリゾナ及びメキシコではルビーレッドブラッシュが、かなり栽培されるようになりました。特にテキサスのグレープフルーツは、赤色の本種一色といってよく、良品を産しています。本種は、マーシュシードレスに比べると、酸が少なくて生食に適し、砂糖不用のグレープフルーツとして、人気を博しています。リピコン色素は高温ほどよく発色するので、カリフォルニア産よりも、フロリダやテキサス産の方が濃色です。
ユーレカ
 レモンの品種では、ユーレカが、発生地のカリフォルニアのみでなく、新興レモン生産国でも栽培されて、多少国際色をもっていますが、古くからのレモン産地では、それぞれ独自の品種を擁しています。

リスボン
 リスボンはポルトガルの品種ですが、ユーレカとともにカリフォルニアの主要品種で、我が国でも作りやすく、良品を産します。