メトロポリス
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メトロポリス・・・それは故手塚治虫先生が描いた、少年漫画の記念碑。 この作品があったからこそ、藤子不二雄が、石ノ森章太郎が、赤塚不二夫が、ゴケとんぼが(嘘)漫画家になったという、「すべてはここからはじまった」といっても過言ではない、歴史的作品です。 これを、現在の漫画の潮流を築くこととなった大友克洋(「スプリガン」のことは忘れましょう)が脚本を書き、「銀河鉄道999」「幻魔大戦」でアニメ界を席巻したりんたろう(「火の鳥鳳凰篇」のことは忘れましょう)が監督して映画にしたのです。面白くないわけがありません。 メトロポリス・・・そこは未来都市。幾つも別れた地下の階層に人々は住み、ロボットたちを奴隷として生活を営んでいます。政権を握るレッド党の党首は、より人間に近いロボット「ティマ」を生み出し、新しい秩序を築こうとするが、失われた自我を求めたティマは、人間に反乱し、ロボットによる革命を引き起こす・・・ まあ大筋はこんなところですが、「ティマ」って・・・原作では「ミッチィ」って名前だったんだけど。それじゃああまりにも「王子」だから変更したのかな? 「やあ、ベイベエたち。人間に対して反乱しちゃおうよ」とか「卓球しませんか?」とか言いそうになるから変えたのか? 原作では両性具有のミッチィが、映画では完全に女の子なので、悲しいようなうれしいような。それなのに全編を通してダボダボの作業服をずっと着ているので、ちょっとドレスを着て欲しいような、脱いで欲しいような。(おいおい) これでもか、これでもかと掻き込まれたモブ(群集)シーン。アニメとかなり乖離しているCGのスペクタクル。1930年代アメリカをモチーフにしたレトロフューチャー。贅沢なような、無駄遣いのようなアニメでした。
それなりに面白かったですよ。前口上に比べて、感想があっけないけど。まあ、いいじゃないですか。そういう映画なんですから。 |