沈黙のスティーブン・セガール

 

この間、知り合いの女の人と話していたら、「もし男に生まれていたら、あたしは浜崎あゆみをゲットする!」と言われました。

いいですね。あゆ。カリスマです。僕のイメージ的には、最高級キャバクラ嬢といった感じなんですが(褒めてます)。アクセサリーに尻尾をつけるそのセンスのチープさと小動物を思わせるそのコケティッシュさ。いいじゃないか。(本当に褒めてるつもりなんです)

それはさておき、前述の言葉を訊いたとき、ふと思ったですよ、旦那様。オラが女だったら、さて、誰に心奪われちゃうんだろうかって。女の子のあたしのハートを、がっちりキャッチする素敵な殿方って、誰かしら?

やっぱ、スティーブン・セガールでしょう。

あ、そこ、ここ笑うとこじゃないんです。同意してもらうとこなんです。いいですか?

セガール・・・一時期セーガルとも呼ばれてましたが、どちらがただしいんでしょうか。合気道の達人にして、CIAにも関係があったとかなかたとか。かみさんに暴力をふるうとか、ふるわないとか。何かにつけて陰謀だなんだかんだ、CIAがどうしたこうしたと落合信彦チックな妄言にも胸キュンです。

そんなセガール、最新作は「沈黙のテロリスト」。

いいですね。宣伝担当はえなりかずきです。選考基準が不明確ですが、まあそれはそれ。娘は藤谷文子で息子は剣太郎セガールだったりするのに。そっちを使う気はなかったのか?

しかし「沈黙の戦艦」にはじまり「沈黙の要塞」「沈黙の断崖」など、タイトルには常に、枕詞のように「沈黙」が。宣伝部、宣伝担当タレントの選考と同じく、タイトルさえも時間をかけて選考しようという気概はさらさらないようです。きっとお仕事がお忙しいのでしょう。とはいえ、やる気なしでも継続は力なり。どこに力を使っているのかは不明ですが、まあ、なんとはなしに「沈黙」といえばセガール、というイメージが定着してきたようです。渋谷で10代の女の子100人に、「沈黙といえば?」とアンケートをとると、きっと23パーセントくらいは「セガール?」と語尾を上げ気味で答えてくれるに違いありません。

きっと新聞とかには、来日したら、「”沈黙”の来日」とか書かれて、浮気したら「”沈黙”の交情」とか書かれて、遭難したら「”沈黙”の行方不明」、それで遺体になって帰ってきたら「”沈黙”の帰宅」とか書かれたりして。それは無言の帰宅だろ。

とにかくセガールは最高です。近頃のあご下のたるみ具合もなかなかイカしますし、年を経るごとに意味不明になっていくファッションセンスも最高です(どうしてラメラメのチャイナを無理に着込んだりするんだろう?)。

どんな敵が来ても、ピンチを知らない一方的な攻撃で相手の首を折り、最近は動けなくなった体を<コマ落し>という秘儀を使い克服。まさに無敵のセガール拳(合気道なのに)。

いいです、セガール。最高です。

最後に一言。誤解されてる方もいるかもしれませんのでちゃんと言っておきます。

ぼく、本当に褒めてるつもりなんです。

 

 

 

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