自称業界No.1の印刷会社に就職する。全てはここから始まる。入社式前日に都内某駐屯地近くの寮へ入れられる。仲間内での呼び名は「デザイア(I)」ここから無事帰れたらサターンを購入する約束をさせられる。しかし、食事はいまいち、ロビーはやにだらけ、部屋はビジネスホテル以下の狭さ。会社への近さをとったら何も残らないようなところだった。
GWに大阪へ突発的に出発。某コミケで出すCDROMの打ち合わせのためだ。 この頃はまだ研修中だったこともあり、他の仕事をやるなんてことは考えてもみなかった。 ある意味平和だった。
3段階の長かった研修も終わりいよいよ実戦配備、じゃなかった、担当の職場が決まった。そこは・・・あまりにレベルの低いところだった。技術的にも人間的にも。それでも仕事が面白く思えてくることもあろうと、1ヶ月は我慢することに。それも一番辛かったのはコンピュータを扱っているところであるにも関わらず禁煙じゃなかったことだ。勤務中、となりの席から漂ってくる煙は地獄そのものだった。近々新しいビルが出来るらしく禁煙という話だったのでそこへ移れれば事態も変わるかと期待するが、軽く裏切られる。
某所で行われたLightWave3DのイベントでCGA制作仲間で集まって飲み会。サラリーマンなんかやめちまえ、というわけで、ここで「ヤメレンジャー」なる架空の戦隊ものの話題で大いに盛り上がる。 いや、盛り上がっている場合ではないのだが。貯蓄のない自分にぷーたろうは許されない・・・。
その新しいビルで偉く上の上司達と昼食会が行われる。堪忍袋の尾が切れた自分は、分煙を提案する、が、改善の気配が見られない。仕方なく自腹で新宿のヨドバシカメラで空気清浄機を購入。机の上にどでん、と配置。パーティションにもなって、いい感じ。しかし皮肉で置いているのに誰も気づかない。その無神経さが、どうにもならない明日を物語っていた。
箱根に気分転換に某コミュニティページの知り合いたちとで温泉に行く、が気持ちは今一つ晴れない。ファミ通を買って、何かよさそうな募集は無いが探すが、不景気のためか、気の利いたところが見つからない。
何の兆しもなく自分の部署の人間が数人、営業に飛ばされた。飛ばされた人はショックを受けていた。それはそうだろう、知らされて1週間もせずに異動じゃ。聞いた話じゃ営業がつらくて人がやめたので、その補充とか。ほんとかよ。そんな場当たり的な経営方針じゃどうにもならんぜよ。
また別の、就職後色々大変だったN先輩と新宿で徹夜で語り明かす。今の日本じゃどの職場に行ったって不満は多かれ少なかれある、 という話。それはそうだ。しかし、自分の今の会社は非生産的すぎてクリエイターを目指す俺には耐えられない。せめてやりたいことやって、思いきり力を出して結果が駄目なのでなければ納得できない。
とうとう同期で同じくくりの部署(○○センターって奴)でやめる奴が現れた。まだ一人だが今後どうなるか分からない。(今となっては二人目は自分だったのだが)とりあえず、会社の昼休みに近くのコンビニで履歴書を買う。スリル満点である。
いずれにせよこのビジネスホテルのような寮は、会社に近いというのは非常に良いのだがその他の点において精神的に休まらないという欠点がある。早く引っ越したのでとりあえず引っ越し費用を貯金しはじめる。引っ越す目標先はとりあえず和光市。理由は心強い友人がいるから(おい)他には千住か、調布の方を考えている。千葉の方はなんか寂しいから嫌だな。結局、このときの予定通りに調布になったのはなんというか複雑な心境である。
某S社から連絡がこない。駄目でも連絡はするという話だったので気になって会社の中の公衆電話からTEL。すると「CGデザイナーの選考は今月は21日です。」との回答が。近いうちに結果が出るということらしい。しかしSは無理だろうな、と考え、次の会社に探りを入れる。1つは某I社。しかし、ホームページを見る限りでは「経験者のみ」という掲示が気になる。自分にはキャリアが無い。新人でもない。しかしそれを言い訳にしていてはこれから先、ずっと後悔するかもしれない。その方が怖かった。
毎朝、ふらふらとWebをあさっているのだが「Yahoo!japan」で就職・転職情報というのを見つける。そこで「クリエーター系」という俺の心をくすぐるカテゴリーを発見。そこに登録されている某P社の募集を見ると、かなり自分とマッチしている。大手が駄目だったら、こういう所も考えるかな、と思い始める。他にもgooで検索した、某B社の関連にも資料請求のメールを出してみる。おお、学生時代に比べてかなりまじめに活動しているって感じだ(爆)やっぱり目的意識がはっきりしてる分、やりやすいのよね。去年は、ほんと不真面目だったから。(それがいけなかったのだが、後悔はしていない。まじめに考え直す機会を与えられたと思えば)
さすがに3年前の証明写真じゃやばかろうと、写真屋で(なぜか和光市の)証明写真を撮ってくる。4枚1300円は痛いなり。Webで資料請求したP社から会社の資料が届く。えらく早いな。というわけで、保険でPもWebで応募する。I社の方はメールを送ったらとりあえず履歴書と作品を送ってくれというメールが来たので昼休みに買ってきた郵パックにS社と同じような内容を梱包した。今回は特別サービス「いそべビデオ」入り(爆)凶と出るか吉と出るか。早速明日出してこよう。しかしSからの連絡がまだこない。ダメならダメで早く連絡が欲しい。
とうとうSから連絡が届いた。といっても送ったビデオとCD-ROMが送り返されてきただけだが、結果は×。まー、しゃーないわな。気を取り直して、次のところにトライじゃ。道は険しい。次はIかな。ここも難しいかな・・・。
もう10月か・・・。やっぱ転職はしようと思ってすぐには出来ないね。俺の場合は引越しもあるからかなりきつい。まぁ、決まればそんなのは大したことじゃないのだろうけど。とりあえず某Iがダメでもがんばるべ。縁起でもないが。あのまゆごんも役をもらうのに一杯受けたらしいしな(お。 どこかCGアニメ屋募集していないかなぁ・・。
某Iに応募してから1週間がたつが連絡無し。ダメだったかなぁ。せめて面接までは行きたいのだが.そんなこんなで、今度は某PD社に応募してみることにした(とある雑誌を買ったきっかけに)これで郵パック3つめか。あと何個送ることになるのやら・・・。郵便局にいつもいる怪しい局員、嫌だからあんましいきたくないんだけどな。
DigitalBeingというので応募した某Pから連絡が無いのでメールを送って催促したら「予想以上の応募数で、残念ながら(以下略)」なメールが来た。ゲーム屋の2Dと印刷屋の2Dは違う、とか言われたが、俺、まだ印刷屋に染まってないよ(涙)昼は履歴書の補給と(お、某PDに郵パック。ああー、落ちても良いからせめて面接だけでも受けたいわ。その前にだめじゃ、あきらめきれん。なんといっても俺の場合は技術力より人柄で勝負って感じだからね。というわけで、今度は某G誌で応募している某A社。Webを見てみると、なと3DCGデザイナ募集の欄に「デッサン、クロッキー必要」えー、なんでやねん。デッサン力も必要ってか?じゃぁなにデッサンすんねん。花とか人とか?しょんなー。
某Iから2週間、某PDから1週間連絡がないままだったが、とうとう某Iから面接の連絡が入った。午後1時から国分寺でだ。問題は会社をどうやって抜け出すか、である(爆)しらばっくれて抜け出すか。どうせこっちはやめるかどうかの瀬戸際なんだしな。昼間はデッサン用にスケッチブックを買ってきた。絵を描くなんて久しぶりだな。
いよいよ某I社に面接に行ってきた。会社を抜け出していくというのはなんともいたたまれない気持ちだったが仕方あるまい。電車で40分くらいか。午後1時すぎに面接が始まり、あっという間に時間の30分が終わった。感触としては悪いなぁ、と思ったのが案の定不採用。く、つらい。くじけそうである。しかし、まだ2社。これくらいでへばってはいられない。まだまだくらいついていってやる(実はかなり半泣きだった)
面接のダメージで少しうなだれていたが、また新しい突破口を発見した。リニューアルしたgooからみつけたのだが、ABLICという転職お手伝いコンサルタントというサービスだ。とりあえず速攻でWebで入会した。今後、お付き合いできるかどうか後日書類を郵送してくれるらしい。とりあえず、それ待ちか。
先日は浜松に某CGA合宿に行ってきたのだが、そこで会ったKさんは、単身東京に出てきてCG関係の仕事をしている人のところに住みこみで働いている、という。それを聞いて俺にはそこまでできないなぁ、と少し情けなかった。負けてられない。
石川県の某ゲーム会社に行った後輩から近況がきた。とりあえずがんばっているらしい。細かいことはさておき、自分よりがんばっているなぁ、と思うと悔しくもあり情けなくもある。とりあえうず、一度くじけたDigital-Beingで見つけた某T社に今度は応募してみた。なんかかなり小さな会社だが、そんなことはこの際関係無い。自分のやりたいことがあるかどうかだけだ。給料なんて2の次だ。
げふ、もう11月かよ。すっかり寒くなってきてやる気もなえそうだがそんなわけにもいかない。近況。某T社はいきなり×。どうも、Beingが履歴書までいかんな。そんなわけで別のBeingで申し込んだW社から電話が来た。履歴書他を送って欲しい、とのこと。わざわざ電話をくれるとは親切な。早速送る。並行してABLICから連絡がないので催促メール。
STUDIOMOMOの求職情報をのぞいてみると、なんとクリエイター専門の斡旋会社があるではないか。ABLICのクリエイター向け、というところか。探してくれる会社は東京・正社員限定ということらしいが、どうなんだろう。とりあえず登録してみる。W社には早速郵パック。あと何回郵パック送ればいいんだろう・・・。
ABLICから面接の知らせが新宿でDDRをやっているときにかかってきた(おい)というわけで、とりあえず土曜日の10:30に霞ヶ関ビル、ということになった。面接、他に2時間かかるそうだが、なにをするのだろう・・・。
休日返上(おい)で、霞ヶ関ビル10Fへ面接に行ってきた。藤原さんというそれはもう人当たりのよさそうな人が出てきて、現状を説明した後、それなら、ということで5社ほど希望に沿いそうな会社募集を見せてくれた。 その中で月曜締め切りのベネッセがあり、そこで進研ゼミ関連のマルチメディア技術者募集、みたいなのが来ていた。CGとか、映像製作とかもあるようなので、いわゆる業界でのデザイナとしてやっていくのはやはり難しいというのを痛感していたので、ここで子供達のコミュニケーションのために一肌脱ぐというのも良いかな、と思い、その場で応募した。さて、面接に呼ばれるかしら・・・。あとで知ったがかなり人気の企業らしいじゃん・・・・。
Yahooから申し込んだ某WC社はダメだった。やっぱり厳しいなぁ。というわけでベネッセに全力を投資しよう。運良く?書類審査は通ったらしく次の土曜日に多摩センターへ筆記試験を受けに行ってくる。筆記試験って、もう頭まわんねーぞ。大丈夫なんか?そもそも、多摩なんて行ったこと無いよ・・・。とほほ。
ベネッセでのスーパーSPI試験は頭がかなりへたっていて、こりゃダメだなぁ、と思っていたところ、なんと通ったらしい。と思ったらあと面接が3回、ってあーた・・・。どうなることやら。
ああ、12月。12月ったら12月。それはさておき、はじめての面接。どんなかなぁ、と一応準備はしていったが、なんとか通ったらしい。なんか好き勝手言いたいこと言ったのにな。あと2回、ふんばりどころだわ。まじで。しっかしさぼっていくので会社に対して後ろめたいしね・・・。次は火曜日、って、すぐやん・・。
2度目の面接。往復に2時間くらいかかるのに、面接は5分くらい。あー、そんなんで、俺のことわかるんかぁ?不安じゃ。だめかなぁ・・・。と思ったらまたとおったらしい。次は最終面接で社長とだって。ほげー。
今ごろになって10月ころに応募していたS社から面接の日程の連絡があった。しかしそれってベネッセの社長面接日と一緒やん・・・。そんなんでS社の方は断りのTELを入れた。あきらめたといえば聞こえは悪いが、夢は捨てたわけじゃない。。。そんなんで最終面接日を待っていたら急な連絡が・・・「最終面接なんですけど、急なんですけど岡山まで来て頂けませんか?」って。おーい、いったいどれだけかかるんだよー。それにいったことないよー。そんなんで岡山まで有給をとっていくことに(1日がかりだしね)
のぞみで3時間以上かかった岡山は曇りだった。東京ビルとそっくりの岡山本社ビルへタクシーで向かい、面接へ。かなりーの圧迫面接で社長、俺に何か恨みでもあるのか?といような内容だったがいいたいことはすべていったのであれで落ちても満足、という感じだった。その後、内定。健康診断の後、風邪で倒れてヘロヘロだったが、こうして私の転職活動は幕を下ろした。
特に何も無く退職手続きは進み、新しい引越し先も決まった。なんとかなるものだ。引っ越してからはなんやかんやと金がかかったが、そういう意味では貯蓄が少しは役に立ったようだ。
1999.02.09