最近読んだ本(マンガ含む)の感想です。
『アキオが走る』 内村光良
ウッチャンナンチャンのウッチャンこと内村光良氏が書いた青春純愛小説。
主にウッチャン自身の高校時代を元にして小説は書いてあります。純情で友達想いの主
人公には,胸が詰まります。ウッチャンの高校生姿が浮かんでくるようでした。決して上
手いとは言えない文体ですが,思いはしっかりと伝わってきました。
一番良かった所は,里美にフラれたあとの,色々な里美の顔を思い出す場面。
『8時だョ!全員集合伝説』 居作昌果
「8時だョ!全員集合」のプロデューサーの書いた本。
荒井注氏が亡くなる前から読み出し,ちょうど読み終わる頃に氏が亡くなりました。も
しかしたら,何か因縁があるのかもっっっってのは,考えすぎですね。失礼しました。氏
のご冥福を祈ります。
この本では,私の知っている加トケン時代よりも前の番組当初の話や番組中断の話やネ
タ作りの話などが書いてありました。どれもこれもとても感慨深く,そして興味深い内容
でした。
一番面白かったのは,いかりや氏の頑固さについての話。
『ドン・キホーテのロンドン』 鴻上尚史
「週刊SPA!」内で連載しているエッセイの単行本。「97.8〜98.9」。
すべて1年間,ロンドンへ演劇留学をしていたときの話。その演劇学校に集まった外国
人の事とかイギリス文化の事が書いてある。特に全編にわたって,英語で苦労したと書か
れていた。やっぱ,大変なんだなぁ。
一番面白かったのは,「外国での性的傾向」。男なら爆笑間違いなしのエッセイです。
『ドン・キホーテのリボン』 鴻上尚史
「週刊SPA!」内で連載しているエッセイの単行本。「96.8〜97.9」。
鴻上流旅行術,村おこしはどうすればいいか,高校の同窓会の事などが書いてある。
一番面白かったのは,「託児サービスと保父と」。彼の人柄の良さがよくわかります。
『ドン・キホーテのペディキュア』 鴻上尚史
「週刊SPA!」内で連載しているエッセイの単行本。「95.10〜96.7」。
作家などにはどうすればなれるか,タクシー内での面白い話などが書いてある。なぜ日
本人の名前は海外へ行くと名前・名字となってしまうのかという疑問が,なるほどなぁと
思わせる。そういえば韓国人は海外へ行ってもちゃんと名字・名前としてるんだよね。民
族の誇りの問題か。
一番面白かったのは,「予備校の同窓会へ行ってきました」。
『ドン・キホーテのピアス』 鴻上尚史
「週刊SPA!」内で連載しているエッセイの単行本。「94.10〜95.10」。
新興宗教についてや中国の気功大会レポートなどが書いてある。神についての考え方が
けっこう自分と似ている所が良いです。
一番面白かったのは,「牛は食えるか,犬は食えないか?」。犬は可愛いから食えない
と言うのは,確かにおかしいですね。そりゃあ,差別だ。牛に申し訳ない。
『爆笑問題の日本原論2000』 爆笑問題
「爆笑問題の日本原論」に続く第二弾。
相変わらず,時事ネタをテキトーに,時にはタイムリーに茶化しています。面白いのも
ありますが,それはどうかと思える事もチラホラ。まぁ対話形式で書いてあるので,読み
やすいです。
ある意味,ネタ本に近いですね。この前TVでもこの本の中のネタを使ってたし。
『寿司屋のかみさん おいしい話』 佐川芳枝
題名のとおり,寿司屋のおかみさんが書いた寿司屋にまつわるエッセイ。
店に来たお客さんとのやりとりやら寿司屋業界でしか分からないようなことなど,エピ
ソードが60ほどあり,読んでいると口の中に唾が溜まり,思わず寿司屋へ行きたくなっ
てしまいました。とっても読みやすい本でした。
『死んでもカメラを離しません』 宮嶋茂樹
宮嶋氏のこれまでの足跡が書いてある本。
麻原彰晃の拘置所写真のエピソードや紀子さんと次男坊の成婚パレードのエピソードな
ど興味深いエピソード満載でした。ふざけているようで,実は真面目に仕事をしている彼
の姿はいいです。ピュリツァー賞を目指しているそうなの,今後の活躍を期待です。
『トラッシュバスケット・シアター』 岩井俊二
「ラブレター」「スワロウテイル」の監督,岩井氏の好きな映画についてのエッセイ。
映画について,と言うより,その映画を観た時期どんなことをしてたか,と言うのが多
かったです。
「二十日鼠と人間」の話は爆笑モンでした。この映画,LDは買ってあるんだけど,ま
だ観てないんですよね。これを期に観てみようっと。
『震源』 真保裕一
真保裕一の小役人シリーズと言われる作品。
国家的陰謀に気象庁の男が立ち向かう物語。前半「ふ〜ん」と感心し,中盤「はぁ〜」
とダレ,後半「お〜」と興奮。でも600ページってのはねぇ。なんだか取材してきたこ
とをすべて出そうとしていて,読解速度の遅い私にはちょっと辛い。もっと短くならんも
んかな。
『ゲームでキャイーン』 天野ひろゆき
朝日新聞夕刊に連載されていたキャイーン天野のゲームに関するコラムをまとめた本。
的を射た解説もあり,けっこう楽しめました。おまけとして,本の真ん中ぐらいにウッ
チャンナンチャンなど知り合いについて語っているところがあり,どっちかって言うと本
文よりこっちの方がおもしろかった。
『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス
10年ほど前,けっこう話題となっていた本。
内容は簡単に言えば,知恵遅れが手術で知恵袋になったけどすぐ知恵遅れに戻ってしま
った,とこんな感じでしょうか。まぁこの本は知らない人より知っている人の方が多いで
しょうから,こんなモンでいいでしょう。
この本でグッときたところは,賢くなれば友達ができると思っていた主人公が頭が良く
なるにつれ周りから気味悪がられるところ。せっかく頭が良くなったって言うのに,と落
胆する主人公。悲しすぎる。
『ホワイトアウト』 真保裕一
過激派に乗っ取られたダムをそのダムの運転員が事件を解決する,という「ダイ・ハー
ド」に似たミステリー小説。
すんごくおもしろかった。こういった類の小説を読んだのは久しぶりだったんですが,
雪山やダムの描写及び主人公の心理などがとても細かく書かれていて,読んでいくにつれ
テンションが上がっていきました。
主人公が困難に立ち向かう時,よくプロローグで起こる悲劇の事を思い出し奮起するん
ですが,読んでいて「ちょっと,しつこいよなぁ」と思っていました。がしかし,それが
ラストシーンにも反映しており,涙こそ出ませんでしたが,グッときてしまいました。
『ああ,堂々の自衛隊』 宮嶋茂樹
カメラマン宮嶋のPKOカンボジアでのルポ。
この本が記念すべき不肖宮嶋シリーズ第1巻である。今回のは,所々に軍隊賛美調日本
万歳的文章が見受けられ,本気なのか冗談なのか分からなく,ちょっと「ん?」と思う所
があるが,文に勢いがあるので一気に読んでしまった。
今はコソボへ行っているらしいので,そのうち本が出るかも知れないな。
『大人袋 2巻』 中川いさみ
週刊スピリッツで連載されているナンセンス4コママンガ。
今巻では,小袋くんとロザンナの関係は徐々に消え始め,代わって驚異の科学力を持つ
パシリ星人が登場。
『南洋犬座』 椎名誠
週刊金曜日の表紙写真をまとめたもの。
椎名氏が出会った人々,出会った風景などの写真と文章が載っています。特に良かった
のが人物写真の表情。どの人もとても良い表情しています。
「ドーダ!!」と言わんばかりの芸術写真や風景写真より,私はこの本にあるような思
わず顔がほころんでしまう写真の方が好きですね。
『PS.I Love You』 中山美穂
中山美穂自身のデビュー時から21歳ぐらいまでの反抗期の事やその頃考えていた事,
恋をしていた頃の事などを書いたエッセイ集。
結構,大胆なことが書いてあります。あととても少女趣味的で,たぶん私がファンだっ
た頃にこの本を読んでいたら,興ざめしていたかも知れません。現在はもちろん好きな芸
能人の部類に入るけど,中学生の頃ほど熱狂的ではないので,あの頃この人はこんな事を
考えていたのか,と懐かしむことのできる本でした。
『大人袋 1巻』 中川いさみ
「週刊スピリッツ」で連載されているナンセンス4コママンガ。
今巻では,小袋くんとニワトリのロザンナとの絡みが多い。
小袋くんの絵がまだ安定していない時期でもある。
『関係筋 1巻』 中川いさみ
「ビックコミックスペリオール」で連載されているナンセンスマンガ。
今巻で一番おもしろかったのは,「父と息子」編。いつもボケ役のみつるが唯一ツッコ
むところ。父親の職業も一癖あって笑えます。
『専務の犬』 高橋留美子
「ビックコミックオリジナル」で定期的に掲載されている短編をまとめた単行本。
この人の作品を読んでいると,一見オチャラケているように見えるところでも,どこか
リアリティがあり,ゾクッとする事があります。これが女からの見た目なのかぁ。
『ほんじょの虫干』 本上まなみ
BOMB誌連載中「本上の虫干」の単行本化。本上まなみ初のエッセイ集。
前半はギリシャへ行った時の書き下ろし旅行記,後半は本の紹介。所々に,彼女の詠ん
だ短歌が載っており,思わず顔をほころばしてくれます。
でも,1800円は高すぎ。ファンの方は買っても一般の人は買わないでしょうね。フ
ァン層を広げようとするなら,もう少し安く設定した方が良かったと思う。
『不肖・宮嶋南極観測隊ニ同行ス』 宮嶋茂樹
報道カメラマンの宮嶋氏が南極観測隊に同行した時のドキュメントエッセイ。
南極へ行く過程から帰国までを,報道では絶対触れないような部分・南極での生活など
を書いてある本です。とても読みやすく且つおもしろく書いてあるので,寝る前に読み出
したんですが,そのまま一気に読破してしまいました。