私の楽器(チューバ)
現在の所有楽器は3本(うち使用しているのは2本)です。
● B&Mのヨークモデル
この楽器は、3、4年前に、神戸のグランド楽器(Web)で購入しました。
B&Mの楽器は、値段の割りに(といっても十分高価ですが)良く鳴るといった印象があります。
グランド楽器へは、大阪などに出張の際、ちょくちょく寄ってはいろいろなメーカーのものを試奏してみましたが、この楽器は、2度ほど試奏してみて、あまりの鳴りの良さ(店内のショーケースがビリビリいった)に感動した楽器です。
この楽器は、亡くなったシカゴ交響楽団のアーノルド・ジェイコブス氏が使用していた楽器のコピー(4ピストン、1ロータリー)で、私からすれば夢のような楽器でしたが、出張後、上さんと相談し、清水の舞台から飛び降りるつもりで購入しました。
私の場合、真ん中の2・3の指のE♭と、上の開放のGの音が少々高めになるのですが、そのほかは音程も良く、上から下まで思ったより楽に吹くことができます。
特に下のC以下の音域は、オーバーブローしても(オーバーブローすること自体がきついのですが)、とても良い音で鳴ってくれます。
(オーバーブローした音は、シカゴ響チューバ奏者のジーン・ポコーニ氏のオーケストラ・スタディのCDに近い感じがします。)
ただ、やはり「息」は必要です。
値段も値段だけに、一生ものの楽器として、大事に使っていきたいと思っています。
@ ヨークモデルの説明について → フロイド・クーリー氏(サンフランシスコ響チューバ奏者)のホームページ● グローニッツのF管
この楽器は、上記のB&Mより少し前に、東京のダクで中古で買った、4ピストン、1ロータリーの楽器です。
F管のチューバは、下のC以下の音を太く鳴らすのが難しいと思いますが、この楽器は、試奏してみたところ、下の音も良く鳴り、「グローニッツ」のチューバの割には、値段もそれほど高くなかったので、上さんのお許しを得て購入に至った楽器です。
管の巻きがおもしろく、一見すると、どの部分を息が流れるのか分かりません。
また、つばがどこに溜まるのか未だによく分かりません。(同じ楽器を吹いている方、つば抜きの方法を教えてください。)
98年12月のアンサンブルコンテスト地区大会で本番デビューを飾り、以後、県大会や2000年のアンコン県大会、久慈ウィンドアンサンブル演奏会等で使用していますが、音程がイマイチで、演奏中はいつも1番管を抜き差ししなければなりません。(音程が悪いのは、C管と同じマウスピースを使っているせいか?)
具体的には、下(真ん中)の実音F(開放)が低く、上のFもなぜか低めで、その下のE♭が特に低くなります。
F管のチューバというのは音程が悪いものなのでしょうか。
● ニッカンのB♭バス
この楽器は、7、8年前(だったかな)に、盛岡中古品センターで、確か2万8千円で買った楽器で、ケースには「盛工」(たぶん、盛岡工業高校のこと。)と書かれています。
ほとんど衝動買いに近い状況だったと思いますが、今思い起こすと、当時は、自分の楽器を持っていない「空白期」だったかもしれません。
盛岡市の実家に置いてあり、全然吹く機会はないのですが、骨董品的価値がある(?)と思いますので、このまましばらくの間、保管したいと思います。
【私が過去に使用した楽器】
この楽器は、大学2年の時に、当時の吹奏楽部の4年生の先輩から中古で譲り受けた楽器です。
とても良い楽器(音色、音程)で、オーケストラ、吹奏楽、アンサンブル(金管、バリ・チューバ)に使用しました。
社会人になっても使用していましたが、結婚資金を捻出するために、神奈川県の大学生の方に売ってしまいました。
この楽器とともに、フェスティバル・バリエーション、幻想、新世界、ブルックナー4番、チャイコの4番、5番、ブラ2、ローエングリン第3幕への前奏曲、マイスタージンガー(3回)など数々の修羅場をくぐり、とても愛着のあった楽器でしたが、断腸の思いで手放しました。(ちょっとオーバーか)
この楽器は、上記のB&M、グローニッツより前に、東京のダクから中古で買った楽器(5ロータリー)です。
ミラフォーンというと、チューバ吹きの方なら、チューバ奏者の「ロジャー・ボボ」氏やC3、C4といったマウスピースを思い起こすかもしれません。
この楽器は、ミラフォーン独特の「張りのある」音がし、また、音の「センター」が良く出るので、トロンボーンなどとハモりやすく、お隣りのバストロとのユニゾンのフレーズなどでは、形容のしようのないとても良い響きがしました。音程もとても良かったです。
この楽器で、チャイコの1番・ロミジュリ、新世界、フィンランディアなどの修羅場をくぐりましたが、B&Mの借金返済の足しにするため、京都の大学生の方に売ってしまいました。
【番外編】 私のマウスピース遍歴について
ラッパ吹きの方なら、誰でも(?)マウスピースに頼り、あれこれ買ってしまったという経験が、多少なりともあるのではないでしょうか。
私も、ご多分に漏れず、かなりマウスピースを買い込んだ方です。
以下、私が使用したマウスピースについて、感想を述べてみたいと思います。
@ デニスウィックの3L(5L?)(クラブの備品)
チューバを吹き始めた高校1年の時、1年間使用したマウスピースです。
このマウスピースは、リムの内側のエッジ部分が「きつかった」印象があります。
与えられたマウスピースは「細管」用だったため、当時のコンクールや演奏会の写真を見ると、私だけ楽器に抱き付いているように見えます。
そういえば、何年か前の「パイパーズ」誌に、デニスウィックが、新型のチューバマウスピースを発売する、というような記事が載った記憶がありますが、本当に(日本で)発売されたのでしょうか。
A ヤマハの62番(クラブの備品)
このマウスピースは、高校2年のとき1年間使用しました。
口径が大きい割に浅く、カップはU字型で、いわゆるドイツタイプのマウスピースだったと思います。
このマウスピースで、ネリベルの「二つの交響的断章」を思いっきり固い音で吹いたのが、なつかしく思い出されます。
とても輪郭のあるはっきりした音で、今でも吹いてみたいマウスピースです。
B ヤマハの65番(クラブの備品)
高校3年のとき1年間使用したマウスピースです。
当時のヤマハのマウスピースは、現在発売されているものと違い、全て古いタイプのものですが、確か、このマウスピースは、ヤマハのチューバに標準で付いてくるマウスピースだったと思います。
標準のマウスピースなだけあって、当時は、中庸で吹きやすいと感じました。
(高校3年目で中庸のマウスピースに戻った?)
C ミラフォーンのC3
大学に受かった春休みに、東京に1週間ほど遊びに行った際、初めて買ったマウスピースです。
一応、楽器屋で吹いてみて買ったと思いますが、吹奏楽関係の何かの雑誌で、「ミラフォーンのC3がいい。」という記事を見て、盲目的に買ったマウスピースです。
でも、さすがに定評のあるマウスピースで、明るく輪郭のはっきりしたいい音がしたと思います。(ミラフォーンの楽器に合いそう)
ヤマハのE♭バスと共に、今まで一番長く使ったマウスピースですが、大学卒業後、大阪のベンチャー企業に勤めた際、その会社の旋盤で、自分の唇に合うよう削ったところ、「再起不能」になってしまいました。
(アマチュアの皆さん、自分でマウスピースを削るのはやめましょう。)
(使用期間が1年に満たなかったマウスピース)
D ミラフォーンのC4
E 〃 F/E♭
F バックの24
G 〃 24AW
H 〃 22
I 〃 25
・・・いずれも定評のあるマウスピースですが、スランプ期間に使用したせいか、イマイチ合いませんでした。(全て手放しております。)
(ここ数年の間に使用したもの)
J コーンのヘルバーグ・モデル
このマウスピースとミラフォーンのC管との組み合わせで、チャイコの1番などを吹きました。
口径は割と大きめで、リム(エッジ)も割と鋭角的だと思いますが、とても吹きやすく良いマウスピースだと思います。
また、形も好きで、見るだけで良い音がしそうです。
K ペラントゥッチ88番
このマウスピースもミラフォーンとの組み合わせで、新世界などを吹きました。
ペラントゥッチの中で、一番口径が大きいマウスピースだと思いますが、当時はそれほど大きく感じませんでした。
リムは丸めで、低音が楽に吹け、良いマウスピースだと思います。
(そして現在使用しているもの)
今、自分に一番合う、吹きやすいマウスピースです。
色は金色で派手、値段も他のマウスピースの1.5倍くらいしますが、シカゴ響の、あのジェイコブスが吹いていたマウスピースのコピーというだけで、私なんかは上手く吹けそうな気がします。(何とミーハー!)
過去の経験から、良い音で下から上まで楽して吹けるマウスピースは無いのだということが、この歳になってようやく分かってきましたので、B&Mのヨークモデルチューバと共に、末永く使って行きたいと思っている今日この頃です。