教室は、5〜6年の間に随分メンバーも入れ替わって
いました、。その中に千春さんは替わらずにいました。
千春さんはともこと同じ時期にお筝を始め・・
ずーっと頑張って、随分うまくなっていました。

小学生の時、父を亡くし、苦労して育ったようでしたが、
彼女の頑張りで29歳になって、
念願のお筝の教室が持てるようになりました。

先生もわが子のように可愛がっていたので、
大喜びで、教室は楽しそうでした。
更にいいことは続くもので、結婚が決まり、
友達もみんな、ホッとし教室は喜びで一杯でした。

お稽古に行くとその話に花が咲き、周囲から祝福され
千春さんは、幸せになるはずでした・・・

明日結納という前日!
身内の者が、千春さんが、あまりに衰弱しているので、
強引に大きな病院に連れて行ったそうで(やっぱり!!)

そこで下されたのは、卵巣ガンの末期で、あと三ヶ月の命!
年内持つかどうか?10月頃だったような、気がします。

1年位前から、胃が痛い、体が重い!と言っては
演奏会の前によく胃薬を飲んでいました。

父親が胃がんで亡くなっているので、町医者で検査したり
胃薬もらって飲んでいましたが、大きな病院へは・・

先生の落胆ぶりは大きく、ともこもショックが大きく
筝を弾く気力もなく先生のお家へも、足が進まなくなって・・

      つづく