アバウト・ア・ボーイ(ABOUT A BOY)
| 映画DATA | 2002年 | アメリカ=イギリス映画 | ![]() |
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| 監督 | ポール・ウェイツ | |||
| 主演 | ヒュー・グラント | 『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』 | ||
| ニコラス・ホルト | 『Intimate Relations』 | |||
| 上映時間 | 1時間48分 | |||
| 配給 | ユニバーサル映画 |
☆☆☆☆(ファミリー映画に嫌悪感を覚えない人はぜひ観たほうがいい映画)
ヒュー・グラントのイギリス的コメディタッチのヒューマン映画。といって分かってもらえるかな?
自己チューであるウィル(ヒュー・グラント)が後腐れの無いシングル・マザーを狙って近づいた結果、少年マーカスとの交流が始まってしまう。
この少年とその情緒不安定な母との関係。少年の学校でのイジメられっ子の状況。そして、新たな恋の対象との関係を通して、その自己チュー的な生き方が次第に変化していくという本当にアットホームな全世代に受け入れられやすい映画に仕上がっている。
「人間は孤島ではない」という命題に逆らって(?)生きているウィルが人との交わりに温かさを求めていくのであるが、それが恋愛から結婚そして子供の父親になるということとイコールになるのかな?と思ってしまう。
マーカスと出会うまでは恋愛しても2ヶ月ちょっとで終わり、自分の生活を自分のためだけに生きている。
人生の目標は自分自身といってはばからない30代後半の男がそんなに変わってしまうものなのだろうかという疑問は残ってしまう。
ただ、もし、ウィルが人間との繋がりをちっとも欲しがらず、ただその日の快楽のためだけに次々と恋愛していく生活を送っていただけなら話は別だが・・・・。
それでは、いつか自分の人生に少しでも疑問を感じたときに友人の必要性や大切さを感じるだろうし、人はたまには孤独を欲しがっても一人では生きていけないとは思う。
これらの疑問を映画の上映中はあまり感じさせずにウィルという人間を演じきってしまったヒュー・グラントはさすがにいい俳優だ。今後の映画にも期待したい俳優の一人である。
それに、この製作スタッフは「ブリジット・ジョーンズの日記」のスタッフであり、同系統の秀作の映画に仕上がっている。
いろいろと文句を言っているように見えるが、約2時間退屈しないですんだ映画だった。
試写会で見たのが申し訳ないような映画なので、時間とお金のある方はぜひ見に行ってもらいたい。