ジャスティス(JUSTIES)
| 映画DATA | 2002年 | アメリカ映画 | ![]() |
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| 監督 | ポール・ウェイツ | |||
| 主演 | ブルース・ウィリス | 『ダイ・ハード』『シックス・センス』 | ||
| コリン・ファレル | 『タイガーランド』『マイノリティ・リポート』 | |||
| 上映時間 | ||||
| 配給 | MGM映画 |
☆☆☆☆(ブルース・ウィルスの新たな面が見れる秀作)
ブルース・ウィルス主演の第2次世界大戦、ナチスの捕虜収容所 とくれば、脱走を目指したアクション映画と思ってしまうのが普通だろう。
しかし、この映画の宣伝では「スペクタクル映画」といっているが、アクションシーンはない!
どちらかというと「謎解きサスペンス・ミステリー」「ヒューマン・ドラマ」といったほうが当たっている。
捕虜収容所という極限状況の中で、捕まったときの尋問について収容所での最初に「何も喋らなかった」と嘘を言ってしまう若き中尉ハート(コリン・ファレル)。それを聞き、ハートの嘘を見抜く収容所の代表マクナマラ大佐(ブルース・ウィリス)。ハートは士官専用の棟には入れず下士官の棟に最上級官として入る。
白人兵士の死体が発見され、犯人として同じアメリカ人捕虜の黒人将校が逮捕される。
捕虜収容所での軍事裁判が開かれハートが弁護人になる。無罪を主張していく中で、妙な形で協力するナチスの収容所所長。対立するマクナマラ大佐。その過程で浮かび上がってきた脱走計画。
展開は緊迫というより、先が読めないという作りになっている。
そういった意味で見せる映画にはなっているのだが、それぞれの行動の必然性が感じられなかった。
ハート中尉が弾薬庫の場所を喋ってしまったという「罪」の贖罪は彼自身の心の中でどうなっているのか。
士官だけの脱走計画で、マクナマラ大佐は残った兵士たちのことをどう考えているのか。
単に同じ大学の出身ということでいろいろと便宜を図るナチス将校。
そして最後のクライマックス(これは明かしません(^-^))と。
それぞれに予想はつくのだが、もう一つ描きようが足りなかったような気がする。
ところで、ブルース・ウィルスはアクション場面を止めて演技俳優への道を歩んでいくのだろうか?
どうもぎこちなく感じてしまった。最初からこの路線でいっているのなら分かるのだが、いくら年をとったとはいえもう少しはアクション場面がある映画の方がB・ウィルスの良さが出てくるのではないだろうか。
そして、コリン・ファレル。やや繊細で臆病そうなハートが骨太の真実を追究する人物に変わっていく。その成長過程(?)をうまく演じていた。表情や行動の変化が次第に変わっていくのが不自然に感じられない。
こういう映画を最近はよく見ている。
アメリカ映画のこういった役作りのうまさにはほとほと感心させられる。どうして日本の映画ではできないのだろうか。いい役者がいないのか。それとも僕自身が見つけられていないのか。寡聞にして分からない・・・・・。