マジェスティック(THE MAJESTIC)
| 映画DATA | 2001年 | アメリカ映画 | ![]() |
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| 監督 | フランク・ダラボン | 『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』 | ||
| 主演 | ジム・キャリー | 『マスク』『グリンチ』『ライアーライアー』 | ||
| ローリー・ホールデン | 『X-ファイル』 | |||
| 上映時間 | 2時間33分 | |||
| 配給 | ワーナー・ブラザーズ |
☆☆☆☆(一度は観たほうがいい映画)
アメリカンメモリーの心洗われる映画。
この映画を単に表面的に捕らえてしまったら、どこにでもある美しく、切なくそして心温まる映画としてしか観れないだろうと思う。
しかし、第2次世界大戦後のアメリカの赤狩り(レッドパージ)のすさまじさを知っていたなら、そしてそれが根底に流れていることを少しでもわかって観ていたなら、少し違った見方ができるのではないかと思う。
僕はこの映画を観ながら、1972年に公開された「死刑台のメロディ」を思い出していた。年代は1920年代の事件を元にしており、相違はあるが、アメリカの負の部分を取り上げていることに違いはない。
ただ、このマジェスティックでは、主人公ピ−ター(ルーク)の生き方とローソンの人々の「希望」を描いている点で、この“赤狩り”に関しては、かなり抑えた取り上げ方をし、社会派的な映像ではないのは致し方ないであろう。
それにしても、その点を踏まえて観ると、その当時、非米活動委員会に逆らうことを難しさ、恐ろしさを克服してのピーターの生き様にローソンの人々が、戻ってきた彼を暖かくそして、熱烈に迎えることが、少しの違和感もなく受け入れられるのではないかと思う。
監督は、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」を手がけたフランク・ダラボン。
やはり、このような作品を手がけると、そう難しくなく、そしてすんなりと見入ってしまうのは、この人の面目躍如たるところであろう。
また、主演のジム・キャリーもこのような役をやらせると、さすがにゴールデン・グラブ賞に輝いただけのことはあって、うまい演技をみせられる。
この二人でこそ、この作品は成功するのであり、ぜひ観てもらいたい映画である。