王様の漢方

映画DATA 2002年 日本=中国映画
監督 ニュウ・ポ(牛波)
主演 渡辺 篤史
  ノーマン・リーダス
上映時間 104分  
配給 アスミック・エース  

☆☆(日中合作の・・・とはいっても、映画はそれなりに見たいのだが)

 
 
この映画のキャッチフレーズが「万里の長城で心身ともに癒されたい。そんなあなたに送る「漢方薬膳ムービー」、本邦初登場!」

 北京で小さな貿易会社を営む日本人の市川。しかし最近では仕事がうまくいかず、サラ金から借りた金も返せない。
 そんな時、たまたま漢方医・李仁と出会ったことから新ビジネスを思いつく。
 日本で患者を募り、李仁のもとで漢方治療を受けさせようというのだ。
 やって来たメンバーは、借金を取り立てに来たヤクザ・中村、末期ガンを患っている大山、美容法を学ぼうとするモデルの貴子、性同一障害の青年・五郎など個性派ぞろい。はたして彼らは病気を治すことができるのか?

 この映画の見どころは、その漢方治療の数々。一行をもてなす「看菜ディナー」では、「冬虫夏草とスッポンの煮込み」「白花蛇の塩茹で」「牛蛙の蒸し物」「毒サソリのフライ」などの皿が画面いっぱいに並べられる。
 その他にも西太后が食べていたという美容に効く「真珠の粉」、薬膳の基本であるお粥の作り方、覚醒剤中毒に効く鍼などの治療が、ハウツーもののごとく次から次へと紹介されている。
 舞台は絶景が広がる万里の長城。ここで初めて許可されたと言う空撮が素晴らしく、それは見るに値するが・・・・。

 これを映画としてみるからいけないのか、単に中国薬膳、漢方の紹介映像としてみれば思わず納得してしまうのかも(笑)
 それにしても治療(?)に成功したのはEDやくざの中村だけ・・・。その他は成功したのかい?と突っ込んでしまいたくなってしまう。
 「日中国交正常化30周年記念」となるとこんなNHK教育ハウツー映画になってしまうのかな。
 
 でも、フィルムは途中で飛んでみたり、大げさなバックミュージックといい、いかにもといった子役だったりため息が出てしまった。
 万里の長城の空撮は確かに良かった。だか、もうちょっと見せようがあったのでは・・・。せっかくの初許可という空撮が無駄になったのでは?