竜馬の妻とその夫と愛人

映画DATA 2002年 日本映画
監督 市川準 東京夜曲』『ざわざわ下北沢』
脚本・原作 三谷幸喜 『ラヂオの時間』『みんなのいえ』
主演 中井貴一 『マークスの山』『日本の黒い夏 冤罪』
  木梨憲武 『そろばんずく』
鈴木京香 『サトラレ』『助太刀屋助六』『釣りバカ日誌13』
江口洋介 『スワロウテイル』『アナザヘヴン』
上映時間 1時間48分  
配給 東宝映画  

☆☆☆☆(評価が分かれる映画。☆をいくつにするか難しいところ)

 三谷幸喜の舞台用脚本をCM映画監督の市川準が映画化したもの。
 三谷幸喜といえば、最近TVにもよく出て、『ラヂオの時間』『みんなのいえ』にもみられるように、コメディタッチの中にもほのぼのとしたペーソスを感じさせる脚本を書いている。
 それが、竜馬の死の真相というテーマを得て、本当に楽しく、しかも仕上がっている。
 
 竜馬を一途に愛するおりょう(鈴木京香)。しかし、英雄竜馬の未亡人ということでそれなりの生き方を強いられる。
 でも、自分=おりょう という存在は生きている自分であり、その狭間に立たされ、だらしない松兵衛(木梨憲武)と再婚し、さらには竜馬にそっくり(?)な虎蔵(江口洋介)と愛人関係になる。
 おりょうの妹と結婚し、新政府の役人となった覚兵衛(中井貴一)もおりょうを愛している。

 この四角関係の中で、竜馬の妻であったという事実といまだに竜馬を愛し続けているおりょう。ひたすらにおりょうを愛してやまない松兵衛。
 おりょうは、虎蔵について北海道に屯田兵として渡るという。
 虎蔵は竜馬なのか。松兵衛は・・・。あくまでおりょうに竜馬の未亡人として振舞って欲しい覚兵衛は・・・。
 
 ラスト前の去っていくおりょうに見せる松兵衛の心のうち。
 そして三谷ワールドを見せつけるラストシーン(僕的にはあまりいただけないと思うけど・・・これも含めて三谷の世界だとおもうけど)

 この映画は久々に観た邦画で、 評価は真っ二つに分かれるのではないかと思う。
 木梨出演ということで、単なるお笑いで、しかも演技が・・・・と思っていたら、最初はやはり・・・という感じだったのが、かなり観れる映画に仕上がっていた。
 邦画好きな方で、お笑い系の出演が気にならない方はぜひ見られたらいいなと思う映画です。