タイムマシン(THE TIME MACHINE)

映画DATA 2002年 アメリカ映画
監督 サイモン・ウェルズ 『バルト』『プリンス・オブ・エジプト(助監督)』
主演 ガイ・ピアース 『英雄の条件』『メメント』
  サマンサ・マンバ 映画初出演 「Gotta Tell You(歌)」
上映時間 1時間36分  
配給 ワーナー・ブラザーズ  

☆☆☆(SFファンとくにH・G・ウェルズファンなら観てもいいかなという映画)

 2大SF作家H・G・ウェルズ(もう一人はご存知ジュール・ベルヌ)の同名小説の映画化。
 なんといっても、ウェルズの曾孫サイモン・ウェルズが監督をしているところが味噌。
 助演のジェレミー・アイアンズ(1990年の「運命の逆転」でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞を受賞)以外、主演のガイ・ピアース(アーストラリアのTV俳優)、サマンサ・マンバ(アイルランドのポップ・シンガー)、エマ役のシエナ・ギロリー(ハリウッド映画デビュー)と日本でのいわゆる有名俳優がほとんどでていない。
 原作が1895年に発表され、第1回目の映画化が1959年とかなり古いだけに、ストーリーの展開もどうしても最近の映画と比べるとテンポの悪さは感じざるを得ない。
 しかし、タイム・トラベル中の街並みの変化や地表の変化に使われたVFX効果は目を見張らせるものがある。ただ、かなりいい出来のVFXであっただけにもう少しゆっくりしたペースで見せてもよかったのではないかと思う。それとこのシーンにいいBGMを使えばもっとよかったとおもうのだが・・・・。
 僕的には「ソイレント・グリーン」の尊厳死の場面並にきれいな映像だったように思うが、残念ながらこの映画の中では、単なる早送りにしかみれなかった。
 ストーリー展開としては、不慮の事故で恋人を失ったアレキサンダーが、その過去を変えるために偉大なる発明のタイムマシンを作り上げ、過去にさかのぼるが過去は変えられない・・・・。そして、未来へ。
 未来の地球は・・・・初期のSFが考え出した地球の未来の2つのイメージ。そのうちの一つで、そこで生きることを選ぶアレキサンダー・・・・。
 特別な技も見せず、自分の思いだけで変えていこうとする姿に共感を覚える人もいるのでは。