トリプルX(XXX)

映画DATA 2002年 アメリカ映画
監督 ロブ・コーエン 『デイライト』『ワイルド・スピード』
主演 ヴィン・ディーゼル 『ピッチブラック』『ワイルド・スピード』
  サミュエル・L・ジャクソン 『スター・ウォーズ/エピソード1、2』
  アーシア・アルジェント 『王妃マルゴ』
上映時間 124分  
配給 東映東和映画  

☆☆☆☆(現代に蘇った007?)

 腕から背中にかけての刺青にスキンヘッドという悪の権化のようなザンダー(ヴィン・ディーゼル)は、命懸けのアクションで海賊版ビデオに自ら出演し、金儲けをしていた。
 ところがそのザンダーは、二度の試験に合格して、アメリカのシークレット・エージェントになるという安易な設定!
 そして首筋の刺青からトリプルX(過剰の3乗)というコードネームで、プラハの裏社会に君臨する元ロシア軍人のテロ軍団に潜入し、恐ろしい陰謀を阻止しようとするのだ。

 ここまでは、よくあるアクション物の設定で、違うのはザンダーが大人になりきれない悪ガキであるということぐらいか。
 このまま続けば、ヴィン・ディーゼルのアクションに魅せられて終わってしまうところだったが・・・・。
 ヘリコプターからのスカイダイビング、バイクでのスタント、雪崩の中でのスノーボード、そのスノーボードを追いかけたスノーモービルはあっさりと雪崩に巻き込まれてしまったんだけど。その他、なんでもありのアクションてんこ盛りの作品。

 これが全米では大ヒットし、オープニング興行収入55億円をたたき出した!とは、アメリカ人も単純なアクションが大好きだということか。
 でも、シュワルツネッガ-やスタローンが年をとってしまったいま、新しいアクションヒーローとしては楽しみな存在だ。

 しかし、007ばりの改造車や特殊銃が出てくる割りにはその使い方がいま一歩という感じであった。
 ただ、単純アクション映画としてみれば、残念ながらケイン・コスギの「マッスル・ヒート」を遥かに凌ぐ出来栄えになっていた。
 それもこれも映画一本にかける費用の違いといってしまえばそれまでだけど、このままでは日本のアクション映画は滅んでいくしかないような気がする。

 パート2の製作も決定しているようだが、次回の作品ではヴィン・ディーゼルのアクションはもちろん、小道具の使い方にも気を配って欲しい。
 それにしてもこの映画は、気楽に見て楽し無映画です。