永 六輔 作詞 「遠くに行きたい」
知らない街を 歩いてみたい
どこか遠くへ 行きたい
遠い街 遠い海
夢はるか 一人旅
知らない街を 歩いてみたい
どこか遠くへ 行きたい
この唄を中村八大のメロディにのせて、デュークエイセスのきれいなハーモニーで聞いたのは
いつのことだろうか。
いつも聞くたびに新鮮な響きで僕の心に入り込む。
そして、遠い街への彷徨(さすらい)を求めているようだった。
ここで旅する街は、決して俗悪な観光地化された田舎ではなく、
小雨に煙る竹林の心休まるところであり、
雪景色に覆われた古い街並みか鄙びた温泉郷である。
しかし、時として出かけていく観光地にも、そこに住む人々の息遣いを感じる時もある。
「一つの街角を曲がるともう旅である」といったのは永六輔だが、
心休まる場所を求めて足を進めるのが旅ではないかと僕は思う。
いつまでも、どこへでも旅に出ていたい。
決して後ろを振り返ることなく、果てのない旅へ・・・・・。