アーケードゲームの歴史
プレイヤー達をゲームセンターに足を運ばせようと、
セガ社はゲームセンターの広いスペースを生かし、
今までとは異なった大型筐体のゲームを発表していきます。
1985年、セガ社は「ハングオン」を発表しました。

「ハングオン」
このゲームは、今までの大型筐体のゲームのような、
ただ筐体に座ってプレイするゲームではありませんでした。

ハングオン筐体
オートバイ型の筐体にまたがり、筐体そのものを傾けて画面上のオートバイを操作します。
この操作方法で、実際にオートバイに乗っているかのような感覚をプレイヤー達に与えました。
そしてこのゲームのシステムは、
「体感アクションゲームシリーズ」として続くことになります。
続いて同社から発表された「スペースハリアー」は、
自分のキャラクターを上下左右へ操作するたびに、
筐体が大きく動くという画期的なゲームでした。

スペースハリアー筐体
もちろん肝心のゲームそのものも、今までと違うシューティングゲームで、
プレイヤー達に好評を博しました。

「スペースハリアー」
画面から迫ってくる敵キャラクターの迫力ある演出、
3万2000色のリアルなコンピュータグラフィック、
それにプラスされてプレイヤーが操作するたびに筐体が大きく動くというのが見事に融合され、
このゲームは大ヒットとなりました。
翌年の1986年、セガ社は「アウトラン」を発表します。

「アウトラン」
これもいままでのレースゲームとは違い、サーキットを走るレースゲームではなく、
一般道でレースをするという、まるでドライブをしているかのようなゲームでした。
そしてルートを分岐させてゴールを複数持たせるというアイデアも盛り込まれていました。

アウトラン筐体
もちろん、筐体もプレイヤーのハンドル操作によって左右に大きく動きます。
そしてこのゲームの一番の注目点は、今までの「ピコピコ」という音しかだせなかったBGMを、
FM音源を基板に内蔵させ、美しいBGMを奏でさせたことでした。
これにより、ゲームミュージックというジャンルを確立させることになります。
好評だったこのBGMは、アルファレコードから「セガゲームミュージックVOL.1」という
アルバムに収録されて発売されました。

「セガゲームミュージックVOL.1」
このアルバムは10万枚も売り上げる大ヒットとなりました。
1987年、セガ社は「アフターバーナー」を発表します。

「アフターバーナー」
(画面は「アフターバーナーU」)
このゲームは、映画「トップガン」をモチーフにして作られました。

アフターバーナー筐体
今度の筐体はスペースハリアーをも凌ぐ大きな動きをして、プレイヤー達を驚かせました。
映画「トップガン」の人気とも重なり、これもまた大ヒットとなりました。
このようにセガ社の体感アクションゲームのシリーズは、
大型のシステムによって、スポーツ性をも加味した
ダイナミックなAVエンターテインメントが目指されていました。
テーブルタイプのゲームも、専用マシンの性能をフルに発揮しています。
立体感あふれるキャラクターやアニメーション処理は、
3Dのコンピュータグラフィックスや、テレビアニメに劣らない画像技術を実現しています。
そしてテーブルタイプのゲームは、一人だけで遊ぶゲームではなくなっていくのです。
ゲームセンターは、これからもエキサイティングで
しかも美しいAVにより、私達を楽しませてくれるでしょう。