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暗闇。何も見えない程の漆黒の世界。 きっとこれは僕の心の中。 どんなに月が僕を照らしても、 僕の心は闇の中。
太陽の来ない朝
「ん・・・。」 急に明るい場所に出て、眩しさに目を細める。 目の前には福田。ここが自分の部屋だと気付いた。 「あ、ゴメン。起こした?」 「いや…ええわ。もう起きる…。」 体を起こして、周りを見渡す。 ――――――――――ここには『太陽』は居ない もう『太陽』は居ない
――――――僕の隣で笑う『月』
僕の闇が晴れる事は多分、無くて
僕は暗い闇の中
「何?」 「大阪と東京てどれ位離れてる?」 「さぁ?・・・知らんけど、300km位ちゃうか?」 「そ・・・か。」 「それが何?」 「いや・・・別に。」 歩けば何日かかるだろう? なんて、バカな事を考えながら、俺はまた目を閉じる。 黒い闇が溢れ出して・・・・・・ 隣で輝いている月光すら飲み込んでいく。 僕達の距離は無限。 ふくらみつづける不安は無限。
ここには居ない。
僕を愛してくれる人を愛そうか、 そんな事を思いながら 『月』の体温が残るベッドの中
(2002.10.4) |