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ゴメンな、徳井。俺、ホンマは知ってんねん。 お前に好きな人が居ったコト。 俺のコト、別に嫌いじゃないコト。 お前の好きなヤツもお前のコト好きなこと… でも、お前がソレに気付いてなくて、諦めようとしてたコトも。 全部知ってんねん。 知ってたから、俺。お前に告ってん。 お前が断わらんの知っててん。全部知っててん。 「陣サン…俺」 知ってるで?別れ話、切り出そうとしてるんやろ? そんなんさせへんから。 「んっ!」 無理矢理唇を奪って、冷たい床に押し倒す。 怯えた目がマッスグに俺を見た。 押さえつけた腕に少し力が入る。初めての反抗。 「…ターキーが好きなヤツなぁ。お前とちゃうで?」 一つ大きな嘘をついた。アイツに渡してなんかやらへん。 徳井の瞳に絶望的な色が宿る。 掴んだ手の中で、徳井の力が抜けていくのがわかった。 「…ハイ。」 ほら、俺のもんや。
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