錦しゅう(この「しゅう」は漢字なの。難しくて、なんて読むのかも?)
kinsyu
宮本輝の作品です。。
愛永が最終回入院しますよね。
そこで、航平が看病の合間に読んでいる本です。
内容としては、
手紙のやりとりだけで、話は進むのね。。
別れた男女がある日偶然再会する。二人は夫婦であり、10年前におきた事件が原因で離婚していることを、
女性が男性にだした手紙で、わかります。。10年前。。男性が違う女性に無理心中を迫られ
彼は助かったのですが、その浮気相手は亡くなってしまいます。
当時、二人は自分の気持ちを相手に伝えることもなく、いえ自分の気持ちすら本人がわかってなかったのかも
知れませんが、別れてしまった二人。。
時が流れお互いに違う人生を歩む二人が、当時の心境を手紙で伝えあい始めます。。
始めは過去のことを書いていたふたりですが、次第に二人の現在の話になり、最後には
未来をかたる手紙になっていくのが、すごくロマンチック。。
しかも、手紙をやりとりすることによって、未来がひらけたミタイナ、、
そしてその未来は別に二人が一緒に歩むことではなかったけど。
なんか。自分の気持ちとか、相手の気持ちとか、後から昔のあの時の心境なんか
知りたいと思っても聞けるものでもないし。。そんなふうに思っていたんだって
相手の気持ちが知れたらいいよね。。
もしかしたら、人は誤解だらけで生きているのかもしれない。。
だって、この二人にしても、この手紙がなかったらふたりは、ずっと相手の心境を知らず、前に
いけなかったかもしれないもの。。。
で、宮本輝ってすごいなあって思った。。
すごく自然に手紙だけで過去現在未来へと、二人の人生を物語にしたてたんだもの・・・
それもすごくロマンチックなの。。。
手紙のやりとりだけで、話が進む。
なんとなく、恋人よ に似てません?
野沢さんがこの本好きだったのかなあって思います。
だってね、作品をドラマに出すこと、
手紙というモチーフ、
そして、この銀しゅうでは、モーツワルトしかけない喫茶店がでてくるんだけど、
この恋人よの 小説にも モーツワルトしかかけない喫茶店が
1回でてくるんです。
(文庫本、恋人よ、p115)
読む機会があればよんでみてください。
恋人よが 好きな人は共感できると思います。