REVIEW 2003 NOVEMBER

S.W.A.T ★★★★ 
 もともと物壊し系の大作は好きなんで、楽しく観れました。でもあら筋的にはなんか先が見えると
いうか、浅いというか・・・。いろんな批評に言われている通り、人物個人個人の掘り下げが甘いと
いうのもなるほどですが、あのキライなコリン・ファレル(ファンの方ごめんなさい)はなかなか決まっ
てたし、ミシェル・ロドリゲスも格好良かったし、SWATの雰囲気も充分味わえたし、お気楽に休日
を満喫すべく観るにはいいんしゃないかと思います。ただ全国的に中学一年は学生証でタダという
キャンペーンやってたみたいだけど、映画デビューするには他にもっといいものあるだろうと思った
んだけど〜。

ジョニー・イングリッシュ ★★★
 これまで観た中で一番アホアホ映画かも。ローワン・アトキンソン思いっきり笑えたけど、どーして
も「Mrビーン」の域から脱出できてないような気がしたのは残念です。あと大司教のおしりを服脱が
せて調べようとしたり、お葬式の場で棺桶こじ開けようとしたり、キリスト教圏でここまでやっていい
んかいというか悪のりしすぎ?な場面もありました。「ラットレース」のようにメインキャラの一人として
どたばたやってった方がいいかなと思う部分もかなり有りです。まあ最近オバカ系の映画観てなかっ
たんでそこそこ癒しになったのは事実ですが・・・。結局のところ星二つにしようと思ったけど、ジョン・
マルコピッチのぶりぶり訛り入りおフランス人バカ悪役の怪演に一つプラスっ。

インファナル・アフェア ★★★★★  
 今年これまで一押しです。それまでの私の今年一押しだった「28日後」をあっさり更新。アンディ・
ラウもトニー・レオンもそれぞれの役の持ち味をよく出していて、キャスティングがぴったしはまってま
したね。特にトニーの、無精髭にくたびれてやつれた表情なんかからはめちゃくちゃ色気が漂ってい
てしっかりとはまってしまいました(笑)。かたやアンディ・ラウは清廉な部分とダークな部分との二面
性を上手く出してたと思います。主役二人それぞれが芸達者な上、ストーリーもしっかりしていて文句
なし。最後までどきどきはらはらでした。でもでもあの終わり方はないでしょう〜(怒泣) ほんとに泣
かされちゃいましたよ、全く〜。女優陣もケリー・チャン(あいかわらず怒り顔だけど)を始め、至って豪
華だし、彼らの若い頃を演じた若者も人気急上昇中の俳優らしいし、続編、続々編が作られてるのも
わかるな〜。まあたぶんわたしはあの終わりなんで観に行かないと思いますけどっ。

リーグ・オブ・レジェンド ★★★
 正直初めは、こんな展開・こんな設定有りかい〜?何が超人同盟じゃーと、あほあほ映画のにおい
をかぎ取っていたのですが、途中から割とマジな展開になっていってついつい引き込まれてしまいま
した。全然期待してなかっただけに娯楽劇としては充分おもしろかったと思います。クォーターメインが
とってもラストあっけなかったんだけど、ほんとのラストで呪術師がなんかやってたのはいったいなん
なんだ〜? その前にもアフリカにクォーターメインのお墓が見えたシーンもあったのでそれも気になっ
ていたんだけど。 ちなみに私にはトムソーヤとクォーターメインの心の繋がりは全く理解できませんで
した。とにかくキャラが多い上、それぞれの文学背景となる作品読んでないので、いまいち人物がよー
わからずというか、それぞれのキャラの位置づけに一苦労でした。

恋は邪魔者 ★★★★★
 きゃ〜っレニー可愛いっ♪に尽きます。ぶりぶりの喋りっぷりに、大人のテイストで、ミッドセンチュリ
ーの洒落た衣装をバービー人形のように取っ替え引っ替えします。 「シカゴ」のロキシーもそうですが、
レニーはぶりぶり系が似合うな〜。ぶりぶりな中でもけっこう長台詞あってかなり気合い入ってたと思
います。
 この映画観たかったんだけど、なぜか浜松に来てくれないので、東京に野暮用あったついでに観て
きたわけなのですよ。昨今ラブコメのストーリー運びがネタ尽きの中、設定が60年代ということだった
ので、逆にわたしには新鮮な感じでした。話の展開もどんでん返し付きで、わたしは最後まで気がつき
ませんでしたよ、ああなるとは。時代背景もよく出てるし、あえて作り物っぽいセットがまたよかったです
ね〜。ラストのデュエットも、ユアンもレニーも歌うまいから◎。今度この二人でミュージカルやればいい
のに〜と思うのは私だけではないでしょう。
 この時期(ちなみに今も)、神経をとても病んでいたので、ほんとに癒しになったよ〜っ。

アイデンティティ  ★★★★
 いやあほんとに心臓に悪かった映画でした。これも浜松に来ないために東京で観てきた映画第二弾
です。後味悪い〜。最初の振りからある程度の展開の読みはできたんですが、途中ネタが明かされて
も、最後のどんでん返しは全く予想できませんでした。まあ「アイデンティティ」というタイトルの意味合い
はなるほど〜でしたけど。もともとわたしはどんな系統の話でもハッピーエンドを望む傾向があるので、
あの終わり方はぞぞぞぞ〜と怖かったです。「ダークネス」以来の心臓への悪さです。人によってはア
ンフェアだという人もいるかもしれませんが、いろいろ手がかりはくれていたし、この映画の本質は犯人
を追及するだけのミステリーではないと思うので(わたしにはホラーだった)良いのでは?これはほんと
に癒しにならなかった。かえってどんより症状を重くさせられました(泣) でもおもしろいにはおもしろかっ
たのよ、元気な時に見てたら星五つだったかも〜。キャスト的にはジョン・キューザックってシリアス物も
できるのねって感じ〜。

キル・ビル ★★★★
 う〜む、賛否両論のようですね〜。私個人としてはもし評価入れるならvol2も観てからかな〜・・・。な
んせこの時も弱っていたのであの全くリアリティのない血みどろでもけっこうきてたくらいなので。まあ殺
し屋の復習劇、ターゲットもはっきりしていてけっこうベタな話になるかなと思ったんですが、案外謎めい
ている部分もあって、続きが楽しみです。まずなんでウマ扮する殺し屋の本名が明かされないのかとか、
リンチシーンがあっても旦那の存在は?だし、ラストも意味深なビルの言葉で締めくくり、え〜これからお
もしろくなりそうってところで終わるのは残念。
 これはタランティーノが敬愛している作品の片鱗をいろいろなところに出している一種のオタク映画なわ
けで、ルーシーやウマの日本語がどーのとか、設定がどーのってのは問題じゃないとわたしは思いますね。
さすがに青葉屋のシーンは爆笑でしたが。概してポップカルチャー満載のB級志向映画という感じ。実際
サントラは「修羅の花」を始めバカインパクトあるのばっかでした。

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