REVIEW 2001・10

 ドラキュリア ★★★★
 いやあ、むおもしろかったです。正直五つ星つけようかと一瞬考えたくらい。もともとホラー系はパスな
んで、はじめ観ている最中も「うっ」「あー」とかいって後ろにのけぞっていただけなんですが、ヘルシン
グ教授やマリーの秘密がだんだん露わになるにつれて、テンポがよくなってだんだん引き込まれていき
ましたね〜。キャストもほとんど知らない人たちばっかだったのにね〜。ドラキュリアの人はほんとに魅
力的で、この人だったら血すわれてもい〜な〜と思いましたよ、わたしは(笑)
 全体な雰囲気もゴシックロマンっぽいところとヘビメタぎんぎんの現代的なところとメリハリがあってよ
かったです。あえて言えば、冒頭のドラキュリアが甦るあたりの展開がだるくイマイチで、それがちょっと
残念だったのと、片方の舞台となるニューオリンズで、丁度なんとか祭ってのを絡ませてたんだけど、な
んかそれが下品すぎでした。もっと高尚に作ってほしかったな〜。ところでマリーはヴァージンメガストア
で働いてる設定なんだけど、あんなに社名出しててスポンサーなのかな〜?ちなみにサントラはソニー
で出してました。かくいう自分もその映画をヴァージンシネマで観てたわけですが(笑)
 それはさておき、なんといっても最大のヤマはドラキュラのルーツですっ。この解釈は斬新ですよーっ。
 今月お薦めの一本ですーっ。

 ロック・スター ★★★★
 単なるロック・バカの成り上がり物語と思いきや、随分奧が深いストーリーでした。と言っても、基本的
には単純な展開なんだけど、ただのサクセスストーリーではなくて、人生の夢を掴み取ったら次は?とい
う人生論というか、哲学が流れてます。成功までの挫折を描いているのではなくて、あまりに簡単に成
功してしまったらその後どうする?というお話です。
 全編通してありとあらゆるシーンでギンギンにロックというよりか、ヘヴィメタが鳴り続けてるんだけど、
それも決して嫌みではないし、架空のグループ「スチール・ドラゴン」(これがまた、架空と思えないほど
当時の音楽シーンを違和感なくなぞらえてました)の曲の間に、80年代を懐古するかのようにボン・ジョ
ヴィやFGTH他当時のヒット曲もいろいろ盛り込まれていて泣けるほど嬉しかったです〜。
 はじめマークのロン毛見たとき、あまりにもヅラっぽくて倒れそうになりましたが、だんだんと慣れてくる
から不思議です。もともとこのマーク・ウォルバーグに注目して観ることにしたわけだし・・・。でもやっぱり
猿顔にロン毛は無理があるな〜。
 さて、いきなり結論、80年代は永遠に不滅ですーーーっ。あのバブリーな時代に戻りたいー。

 ロック・ユー ★★★★
 またまたタイトルが「ロック」もの。「自分で運命変えて、夢を掴み取る」ところは同じでした。が、こっち
は歴史物です。グラディエーターのさわやか青春版といった趣ですかね。といってもバック曲をQueenの
「We Will Rock You」で始めて「We Are The Champion」で終わってるし、衣装もかなり無国籍・時代無
視の感じで単なる歴史物に終わらずとても斬新でした。でもどーせならBGMはオールクィーンでしめても
らいたかったな〜。映画の最中もついつい口ずさんじゃいましたよ(ほんとはシャウトしたかった・・・)。今
もまだ「クィーン」の曲がぐるぐる頭をまわってます〜。そもそもこの「クィーン」の曲につられてわざわざ静
岡くんだりまで観に行ったんだから、もっともっと曲使ってくれないとね〜・・・。
 曲だけじゃなくて、もちろん、ストーリーもよかったですよ〜。展開は極めて正統派です。中世舞台にし
て思いっきり青春してます。でも主役が勝つと信じていても(わかっていてもね)ヤマありタニありで、つい
つい涙もらっちゃいましたね〜。
 主役のヒース・レジャーも実にかっこよかった(というかかわいかった)です〜。これからどんどんブレイク
してくるよ〜っ。はっきり言って好みでした(笑)。

 トレーニング・デイ ★★★
 新人警官の麻薬捜査課での初日(訓練日)の出来事を綴ったストーリーですが・・・なんかどうもヤマに
欠けるというか、いまいちドキドキこなかったというか、淡々としすぎている印象を受けました。でも、決して
緊張感がないわけではなくて、小ヤマはぼちぼち出てきます。でもやっぱりラストは割とあっさり終わって
いる感じでしょうか・・・。
 汚職警官の話しは古今東西使い古されてますが、本作でははじめからどどーんと全面に存在感出して
るんで、設定自体はけっこうおもしろかったと思います。これもデンゼル・ワシントンがいい演技してるせい
でしょうね〜。けっこう気合い入れて悪者やってます。イーサン・ホーク演じる新米が悪に転ぶか善を守る
かの部分も気をもむというか・・・やはりこの人もいい味だしてます。(ちょっとデンゼルにくわれてるけどね)
 全米では、シュワの「コラテラル・ダメージ」のテロによる公開延期の後釜上映で、それで日本にもやって
きたわけですが・・・代替えのせい?アクション的には地味〜。刑事物はド派手にやんなくちゃね〜。かと
いってセガールのDENGEKIのように何もかも壊すのも問題なんでしょうが・・・(笑)

 トゥーム・レイダー ★★★
 この映画の予告って、実は4月くらいからしつこくやってたんですよね〜。まあ、B級アドベンチャー映画と
思えば実に楽しめます。もともとゲームから来てるから、設定がまず奇想天外。それはそれで十分笑えるし。
主役のララ・クロフトことアンジェリーナ・ジョリーは億万長者の娘にして趣味で宝探ししてるし。執事もちゃー
んといます。舞台もカンボジアやら北極圏やらめまぐるしく飛ぶし。でも、こういう毛色のものは、テンポが命
だと思うんで、いいんじゃないですかね〜・・・。お約束系のシャワーシーンもしっかと出てきます(笑)。
 冷静に考えるとこの映画、アンジェリーナ・ジョリー一人でもってるな〜。ちなみにワイヤーアクションはきっ
ちり本人でやってるそうです。作品の善し悪しはともかく、彼女にとっては当たり役だと思いました。やっぱあ
のタラコ唇は一度見たら忘れられませ〜ん。
 ケチもさんざんつけてますが、もともと自分はアクション系(悪く言えば娯楽大作)好きなんで、鼻で笑いつ
つも十分楽しんでましたよーっ。

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