REVIEW 2002・4
シッピング・ニュース ★★★★
少しミステリー系のドラマかな〜と思ってみたんですが、全然そうではなく挫折した人間が徐々に
立ち直っていく姿を捉えた、良質のドラマでした。またニューファンドランド島の厳しい自然の中の美
しさが実に映えてます。感動作ならおまかせのラッセ・ハルストレム監督ならではの、淡々とした中に
芯のある展開だったと思います。決して押しつけがましくないところがいいんだよな〜。そして役者が
達者なのも安心してみられた要因。なんせケビン・スペイシー、ジュリアン・ムーア、ケイト・ブランシェ
ットときてますからね。 特にケビンは冴えない人の役やらせたらピカ一だと思います(全然ほめ言葉
になってないね・・・)。子供売り飛ばそうとしたケイトの悪妻・悪母ぶりも強烈でした。 ジュリアンは「ハ
ンニバル」みたいなものの出るよりこういうドラマ系の方が絶対真価が発揮されると思いますね。
これは原作本も有名らしく一度読んでみたいと思わされた作品なんですが、まだ文庫で出てなくて
結局叶わずじまいです。ああいつか読みたいなっ。
アニマルマン ★★
実におバカな映画。こんなアホアホな話に金払って観てしまうとは〜。でもプレミアスクリーンだった
し、ポップコーンのオマケまでついていたし、ちょうど春休み中だったし、タイミング的に他に観るのな
くてついつい観てしまったのね・・・。主人公に動物のパーツが移植されるという設定なので、行動は
本能のままに。笑いももちろんたくさんとるけど結構下品感がぬぐえなかったのですよ。単純におもし
ろかったからいいと言えばいいのかな〜。最後はお約束でちゃんとハッピーエンドになるからいいん
だけどね〜。
ビューティフル・マインド ★★★
どど〜んとアカデミー賞受賞作です。ラッセルは遙か彼方の世界にイってしまう天才学者の役ですが、
わたし的には「グラディエーター」の方が良かったかな〜。どうももともとが粗野というイメージなので、
なんかインテリ役って違和感があったのです。むしろ脇を固めた、エド・ハリスやポール・ベタニーとか
の方が存在感あったな〜。もちろんジェニファー・コネリーも良かったですよ。こういう役がまたアカデミ
ーの会員に受けるんだろうな〜きっと(笑)。初めはミステリアスな雰囲気があったんだけど、真実が露
わになってからは、学者とその妻の苦悩みたいな、どよ〜んと重たくなって息苦しかったです。でもそこ
はもともとが実在の人物の話、上手いこと美談でちゃーんと終わらせてくれてます。ちゃんと泣かせてく
れたしね(笑)。
D−TOX ★★
シルベスター・スタローンも年をとりました。年をとっただけでなく、作品選びまで錆び付いてしまうとは。
悲惨なストーリー展開でした。チラシには「セブン+ダイハード=D−TOX」というふざけたコメントまであ
るし〜。猟奇殺人というところから始まるという点では掴みは良かったのに、その後の話の持って行き
方が実にまずいです。あっさり密室系の話になってしまって容易に犯人の予想はつくは、お約束で犯人
と対決する場面に至っても何のスリルもなし・・・。コメディやドラマの駄作は耐えられるけど、こういった
サスペンス系のださださ作品は全く持って勘弁してほしいです(泣)。
光の旅人 ★★★★★
今月またまたケビン・スペイシー主演作。ドラマなんだけど、ファンタジーの要素もあれば、ミステリーの
要素もあり、実におもしろかったです。にもかかわらず、観客は一番大きい約300人収容のスクリーンに
自分と連れとその他もう二人のみ。なんか貸し切りみたいな気分でした。
話はケビン扮する精神病院に収容されている主人公ブロートが自分をK−PAX星から来た宇宙人だと
主張していくところから始まります。医者(ジェフ・ブリッジズ)はそれがまちがいだと言うことを明かそうとし
ていくのですが、同じ病棟の人々を始め周囲の人々がどんどん彼によって癒されていくのです。並行して
だんだんブロートの過去も明らかになっていき・・・。とまあどんどん謎が解明されていくわけですが・・・。
ほんとにおもちろかったので、原作本を読みました。こちらも良かった。ただ続編が翻訳されてなくて、
核心に触れる部分がわからないまま(泣)。映画のラストは悲痛な終わりですが、不思議と悲しさは残りま
せんでした。なんか夢見させてくれたな〜と・・・。
チェブラーシカ ★★★★★
コラテラル・ダメージ ★★★★
戻る