荒野の決闘
荒野の決闘といえば、有名すぎる西部劇の傑作。
数あるOK牧場の決闘を題材とした映画の中でも荒野の決闘が一味違うと言
いたいのは、私のヘンリー・フォンダに対する欲目かもしれませんが、これは
最高です。
ヘンリー・フォンダと言えば、有名な俳優。ハリウッドを離れ、舞台でも活
躍した本物の実力派俳優です。彼は自分の作品をそれほど語らなかった
ようですが、この映画は彼自身が出来の良い作品だと認めた、本物の、
これぞ映画!という映画だと私は思っています。
私生活では色々問題があったようですが、彼は俳優!そんなこたぁどうでも
よろしい。なぜなら私が聴衆の1人だから。
演技が素晴らしければ、他のことはどーだっていいんです。
何なんだろう・・・ヘンリー・フォンダの演技は飄々としてるんですかねぇ・・・
彼はどの役にでもはまるのではないかと思われます、というよりも、彼はど
の役にも馴染んでしまうのかも・・・
良い俳優さんでも、私は良さが2手に分かれると思っています。1つはその
役に自分を合わせる俳優さん。ヘンリー・フォンダはこのタイプだと思います。
もう1つは、役を自分に合わせてしまう俳優さん。演技力云々ではなく、西
部劇といえば、という俳優さん、ジョン・ウェインが代表格かなぁ・・・あまり良
い演技はしてなかったと思うけど、ジョン・ウェインの映画は最高なんですよ
ね。ジョン・フォード監督の手腕もそうですが、彼は役をねじ伏せる・・・いや、
役を自分そのものにしてしまうような雰囲気があった気がします。
どちらが俳優として優れているかは分かりませんが、私はヘンリー・フォンダ
のそういった面に惚れた!
・・・と、ヘンリー・フォンダのことばかり言っていますが、彼の周りを取り囲む
俳優さんたちも良くなければ、映画がそんなに評価される訳はありません。
私がここまでこの映画を好きな理由、それは、ありきたりなのに飽きない
からだと思います。数多く製作された西部劇の中でも、なぜかれが違うの
か、それはどこか漂うセンスの良さ。きれい、という表現が正しいかどうか
は分からないが、主人公の不器用さも、女性の一途さも、全てがきれいに
表現されているんですよ〜これがっ。
主人公のドク・ホリデイに対する友情、ドクを愛する女性を好きになる主人
公、そして最後、再び戻ると残し、町を去る主人公の背中。
全てがきまっている中で、バシッときまらないシーン、ダンスに誘えずに戸
惑う主人公の姿、朝、好きな女性に会う時の為に身なりを整える主人公の
意外な一面、2人で歩いた教会の外・・・
も〜なんと表現すべきか!どう感動を表現せばいいのか!
この感動を味わいたい方は、味わえるという自信のある方はビデオ屋に
レッツゴー!!