「NETでマイム Reloaded」
2003.SPRING〜SUMMER.6.19
柔道の田村亮子さん(通称・ヤワラちゃん)が、薬指にはめた婚約指輪をキラキラさせたりだとか、週刊現代でグラビアに掲載されたとか、柔道以外で脚光を浴びる事にどうも違和感を感じてしまいますが、今回はそんなヤワラちゃんとは一切関係が無い『柔らかいマイム』です。

今回のマイムとは一切関係ございません。
柔らかさを表現するマイムは何度も取り上げていますが、準備運動として『ウェーブ』を演ってみましょう。
まず、手首・肘・肩をよーく回して関節を柔らかくしておきます。そして、手を床につけて肘をグルグルと回します。肘を柔らかく、伸ばしたり曲げたりして回します。この動きを良く身体に染み込ませて下さい。
次に、床から手を放して、同じ動きをしてみましょう。意外と出来ない事に気付くでしょう。掌を空中に止めておいて(固定点)、肘が回せるようになると理想的ですが、これも地味であまり面白くない作業です。出来なければ床に手をついた状態での肘回しに立ち返ってください。

ありゃりゃ、メダルにキスしちゃったよ。
ではウェーブです。両手を横にピンと伸ばして、指先の第一関節から“上に上げて”いきます。上に上げるという事は関節を曲げるという事です。指の第一関節→第ニ関節→手首→肘→肩→逆の肩→肘→手首→指の第二関節→第一関節の順に上げて(曲げて)いきます。ポイントとしては、上げた箇所以外の部分は下ろしておきましょう。手首を上げたときはその前に上げた指は元に戻します。肘を上げた時は、手首をニュートラルの状態に戻す。
肘を上げたり下げたりするのに、先ほどの「肘回し」の運動が役立ちます。身体の使い方はまったく同じ動きです。
このウェーブが出来ると、応用として鳥の羽ばたきが出来ます。ウェーブでは指先から上げていきましたが、羽ばたきは身体の中心部(ここでは肩)から、しかも両方の肩を上げます。そして外側(肘→手首→指先)の順に上げていくと羽ばたきになります。

男らしい一本勝ち。谷クンにも一本勝ち。
続いて『風船』の柔らかさです。
風船はご存知の通り、ゴムで出来ています。伸びますし、縮みます。一本の風船を両手で掴んで横に伸ばしてみましょう。手だけで伸ばすのではなく、胸を前に出して、身体全体で伸ばしてみましょう。
手を大きく広げてしまうと風船の柔らかさ(=硬さ。弾力性)が見え辛いので、伸ばす長さは肩幅より少し広い程度にしておきましょう。伸ばしてからも少し引っ張ってみて弾力を感じて下さい。
伸びた風船が縮みます。元の大きさに戻った後でも弾力はあります。この時も身体全体で縮む所を表現して下さい。手だけで表現しようとすると、マイムが小さくなってしまいます。
色々な伸ばし方をしてみましょう。手だけで伸ばす場合も、横に引っ張るのか、たてに引っ張るのか。また、膝を支点にして伸ばすのも良いでしょう。風船の端を足で踏んで伸ばすのもアリです。もちろんこの時も身体全体を伸ばして表現します。
口に咥えてグーーーっと引っ張って、手を放し、片足を上げて両腕を横に置くと『ゆーとぴあ』さんのギャグ「よろしくねっ!」になります。

余談ですが、ウッチーのニュースの読めなさにもカチンときます。
では膨らます前までを即興演技でやってみましょう。
まず、ポケットを探る。ポケットの中に風船を見つけたときの嬉しそうな顔。風船を一枚つまんで取り出し、目の前でヒラヒラさせます。指先を柔らかく使います。
先ほどやった、いろいろな伸ばし方で伸ばしてみましょう。
そして、咥えて息を吹き込みます。しかし、風船が破れていました。空気は無常にも漏れていきます。しかもかなり大きな穴があいています。息を吹き込むと、破れた風船の端が空気でなびいてビラビラします。このビラビラも指先を柔らかく使って表現してみてください。風船を膨らます&膨らました風船を飛ばして遊ぶマイムについては、バックナンバーをご覧下さい。

ヤワラちゃんは柔道着が一番似合うっ。っていうか他は似合わねぇ。
伸ばすマイム繋がりで、「お餅」を伸ばしてみましょう。手に掴んで伸ばすお餅はつき立てのアツアツですから火傷に注意しながら伸ばして縮めて遊んでみて下さい。実際のお餅を使うとお母さんに怒られますが、マイムでは安心して遊ベます。
伸ばした餅を食べてみても構いません。ちぎって食べても、長いまま食べても。のどに詰まらせないようにして下さいね。
「食べる」つながりで色んなものを食べてみましょう。パン、リンゴ、ステーキ、パスタなど。

この似顔絵が一番可愛いかも。
このように「食」もマイムで表現できます。パントマイムで「食べ」て、実際にはあまり食べないで、食べた気になる『マイムダイエット』なんぞを提唱したら、一攫千金で大金持ちになって、好きなもの好きなだけ食べられますね。