「NETでマイム Full Throttle」


2003.SUMMER〜AUTUMN.9.18


 パントマイムでは時に身体の普段あまり使わない部分を酷使します。今日のレッスンはまさにそれです。このページをご覧の皆さんも、しっかり準備運動をして望んで下さい。


 まずは輪になって歩きます。マイムウォークですが、押し出すタイプのふくらはぎがキツいタイプのウォークです。以前から何度もレッスンしていますが、今一度詳しく説明いたしましょう。

 まず、両足をそろえて立ちます。右足をつま先立ちにして左足を前に出します。この時、左足はそんなに大きくは進みません。右足のつま先の位置に左足の踵が揃うくらいの歩幅。言ってみれば「半歩」進みます。この時重心は左にあります。
 次に左足のつま先を立てます。右足はスライドさせ、地面ギリギリの所を擦りながら「半歩」前に進みます。以後、繰り返しです。

 この動きの時の注意点は、頭が上下しないということです。膝のクッションをうまく使って頭の高さを一定に保ちます。しばらくやっていると、ふくらはぎが悲鳴をあげる事でしょう。

 この動きが出来る事を前提にして、次のような事をします。
●輪になって、今のウォーキングをしながら、
●手を叩いたら新聞をひろげて読み出す。
●読み終わったら新聞よ傍らに置き、コーヒーを取る。ソーサー付きで、お皿の上にはスプーンが置いてある。砂糖・ミルクをいれかき混ぜる。
●コーヒーを飲む。そしてカップを置いて、いってきまーす。

 このウォークだけでも神経は足にいってしまい、かなりキツいのですが、さらに違った行動をするのが目的です。上半身(新聞やコーヒー)に神経が行くと足がバラバラになります。下半身の厳しい運動を完全に物にした上で、上半身をリラックスさせ色々なことが出来るかというのがポイントとなります。


 ウォーク繋がりで『ムーンウォーク』をやりました。普通のマイムウォークとは少し違います。
右足を後ろにスライドさせ、下がりきった所で左の膝を曲げる。今度は左足を後ろにスライドさせ、下がりきった所で右の膝を曲げる。の繰り返しです。最初はひとつひとつの動きを釘って行いましょう。そして慣れてきたらうまく繋げてマイケルジャクソン気分を味わえます。 

これはボクではありません。こんな感じでわかります?
参考サイトは
コチラ
あと、関連サイトはコチラコチラをご覧下さい。


 さらにウォークです。今度は身体を正面に向けたまま横に移動するウォークです。これも細かくレッスンしましょう。
 まず、足を肩幅より少し狭く開いて立ちます。
 右足の動き:つま先を浮かせて踵を軸につま先を右に移動
 左足の動き:踵を浮かせてつま先を軸に踵を右に移動
 この2つの動きを同時に行います。今、足はがに股(逆“ハ”の字)です。

 次に、
 右足の動き:踵を浮かせてつま先を軸に踵を右に移動
 左足の動き:つま先を浮かせて踵を軸につま先を右に移動
 この2つの動きを同時に行います。今、足は内股(“ハ”の字)です。

 以下、これの繰り返しです。慣れない最初は、逆“ハ”の字の時に、掌を開く。そして、“ハ”の字の時には掌を内に閉じる。そう、昔懐かしい『林檎殺人事件』で郷ひろみと木樹きりんが、フニフニフニフニやっていたあの動きです。

 足を酷使したので、ちょっと違ったマイムをやってみましょう。『花が咲く』マイムです。
 皆さんは鉢植えの中の樹の種です。いっぱいの水と太陽を浴びて、芽を出します。枝の伸びる様子を腕と身体で表現します。そして、その枝は華を咲かせます。手の柔らかさで表現してみて下さい。女性は得意だと思います。柔らかなマイム。
 そして、時間にして長い年月が掛かるものをパントマイムでは数秒で表現する事が出来るのです。


 その後は公園の風景をやりました。
 ブランコに乗る。漕ぐ。シーソーや回旋塔、滑り台やウンテイなどです。そして「犬の散歩」も久々にやってみました。
 小型犬、大型犬、猫、牛、暴れ馬、象などの登場です。即興ですので、自分のマイムについつい集中しがちですが、他人との関係性が即興の面白い所です。どんどん他人に「絡んで」行くのが大切です。


 今日は足を酷使しましたが、これをマスターすると下半身がドッシリして、上半身に力が入っていないように見えるため、とても優雅なマイムに見えます。マイムは一日にしてならず。毎日少しずつでも頑張りましょう。