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- しばらく2輪をやめてましたが、通勤用のスクーターを買いました。自動車通勤では時間がもったいないので。
- どこにでも転がっている国産スクーターではあまりにもつまらないのでイタリアンなスクーターを物色。ジレ ラ
- のランナーVXR200とアプリリアのアトランティック200のどちらにしようかと迷ったが、バイク屋で試乗
- 出来たのがアトランティック200の方だったので結局こちらに決定。色はもちろんイタリアンレッド!
- ちなみに自分の車歴はスズキRG250E、スズキGSX250E、ホンダXL125S、ヤマハSR400(500)、ホンダの
- リード90、BMW R100GS、BMW R100RS、ホンダTLM200、ヤマハのセロー、モトグッチのルマン1000。
- 実は水冷の2輪はこれが初めてなんですねえ。
スタイル
- どこかのホームページにも書いてあったけど、正面は正しくキングギドラみたい。ライトは2灯式で、ローは
- 進行方向に向かって右側のみ点灯。ハイにすると右側が消えて左側のみ点灯。バルブはなんとH11というこれまた
- 極めて珍しい種類。ローの配光はちと独特。
- 両ヘッドライトの真ん中(眉間)にポジションランプが内側に向いて内蔵されていて、ヘッドライトの消えている
- 方の縁が丸く(最近のBMWの4輪みたいに)光って夜に見るとなかなか面白い。このポジションランプのバルブ
- もまた非常に珍しく、中型のウエッジのなんと16W。
- 大きなスクリーンはR100RSにはかなわないけど非常に優れた風防性を発揮。胸やお腹にほとんど風を感じない。
- 但し背中に当たる巻き込み風は強い。
- 車幅はハンドル部で765mm、ミラー部で900mmなのですり抜けはちとつらい。ランナーの方がもう少し
- スリムかも。シート高は770mmで日本車より高いらしいが810mmのR100GSに比べれば楽ちん。
- お尻のデザインはとても魅力的。さすがはイタリアン。
- ちなみに今非常に多い、マジェスティとかフォルツァのスクリーンを短くして、マフラーを大音量のものに換えて、
- 脳天しかカバーしないおもちゃみたいなオワンヘルメットかぶって、股を180度広げ、リアシートに背中がくっ
- つくくらいふんぞり返ってだらしなく乗っているにいちゃん達のださださスタイルは大嫌い。極めて不快。
走り
- ホントは4サイクルだけどビーンというエンジン音はちょっと2サイクルっぽい。
- 重量があ160kgもあるので発進加速はたいしたことないが、中高速の加速はなかなかよい。
- 同じエンジン(ピアジオのリーダーエンジン200cc)を採用していてより重量の軽いジレラのランナーVXR200
- はもっと元気がいいらしい。
- ちなみに買って半年も経たないうちに同じ車体でエンジンが250ccのアトランティック250というのが出で
- しまった。まあ、赤がないのが救いか。
- ステアリングはアンダーでもなくオーバーでもなく、極めてニュートラル。ただニーグリップが出来ないスクーター
- 独特のコーナリングにまだ慣れないせいか、足をしっかり踏ん張って意識しながら曲がらないと出口で大きく膨ら
- んでしまう。
- 雑誌のインプレに「オーバークオリティとも思える程高い車体剛性」と書かれたりしていて、確かにその通り、荒れ
- た路面をちと乱暴に走っても車体がよれたりよじれたりする感じがほとんどない。非常にカッチリしている。
- 高速道路で100km/hくらいでもフラフラせず安定していて、横風の影響も思ったほどでもない。
- サスペンションは慣らしが終わってかなりしっくりしてきたが、それでも少々固めでキビキビ走るのに適している。
- エンジンの振動も慣らしが終わってかなり少なくなってきた。最初は手が少ししびれたが、今はもう大丈夫。
- ブレーキは前が3ポットだが実際はそれほど強力だとは思わない。左レバーだけで前後輪のブレーキが効く仕組み
- (昔のモトグッチのインテグラルブレーキみたいなもの)はありがたい。普通はだいたい左手だけで済み、その分
- 右手はアクセルワークに集中出来る。
- 燃費は27〜30km/lくらい。スクーターなのでしかたないと言えばそうだが、燃料タンクの容量が圧倒的に足り
- ない。200km走るともうそろそろ給油の心配をしなければならない。
その他細部
- ラジエターはなんと車体下部にある。前輪の後ろの、普通ならラジエターがありそうな所には単なる吸入口しかなく、
- そこから入った走行風はカウルの内側を流れて車体下部のラジエターに当たるようになっている。ラジエターファン
- もラジエターと一緒に車体下部に下向きに付いている。
- シートの造りもさすがはイタリアン。雨のことを全く考えてない。水が生地や縫い目から中に入り込むので、雨が
- あがった後もしばらく濡れたまま。その代わりなのか、シート全体にかぶせる大きなナイロンカバーが付属している。
- 外車にしては珍しく、サイドスタンドは日本車と同じく足ではね上げるタイプ。
- メーターパネルにはABSとかEFIという表示があるが、これはウソ。ABSは付いてないしインジェクション
- でなくキャブレター式。これが日本車なら大クレームたがイタリアだから許せる。
- シート下の収納(照明付き)はまあまあ。フルフェースとジェットの2個入る。しかし縦横共に凹凸があるので
- 容量のわりには物が入らない。A4サイズのカバンは二つ折りしないと入らない。なので純正オプションのリア
- ボックス(おそらくGIVI製)も本体と一緒に購入。格好悪いけと通勤マシンなのだからやむを得ない。リア
- ボックスを付けるとさすがにハンドリングに影響が出る。リアが少々ふらつき、コーナーで流れやすい。
- リアのサイドカウルの裏側を覗き込むと結構な空洞があり、シート下の収納はもっと大きく出来きそうなものだが。
- ホーンは音量音質共に極めてチープ。スペースと消費電力が許せばダブルホーンに変えたい。
- ウインカーが原付と同じ10Wというのも寂しい。
- お店に頼んでヤマハ純正のグリップヒーターを加工取り付けしてもらった。これはなかなかよい。おまけにグリップ
- が太くなったおかげでアクセルを開けるのが楽になった。
- 寒い日に高速道路を走って料金所で止まる時にオイル警告灯が点くことが多い。エンジンをふかせば消える。
- 先ずオイルセンサーを交換したが変わらず。次にアイドリングを上げて少し減ったが皆無には至らず。
- 聞くと私のアトランティック200だけではないらしい。これから暑くなれば出なくなるだろう。どうしてもダメなら
- エンジンオイルを現在の10W−40から5W−40に変えてみよう。
- そうこうしているうちに水温計の上がりが鈍くなり、サーモスタットを交換。
- 次は駆動ベルトかな。最初に組み込まれている駆動ベルトは寿命が異常に短いらしい。
総評
- イタ車にしては移動手段の道具としてよく出来ている。全体が非常によくまっとまっている。今のところ致命的な故障
- はない。その分、乗り味に例えばモトグッチのような強烈な個性は無いかな。
- 大胆かつ上品なデザインはさすがイタリア。
- ちなみに最近発売になったSPORTCITY200はなかなかよさげ。買うのが今だったらアトランティックでなくこっちを選
- ぶかも。(^_^;