Sensory
F 12:30-2:15 Robert Haufrecht

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9月12日(金)
−自己紹介
−Relax → Speak out thought
−Sensory『靴』

自己紹介後、床に寝てリラックス。
その後その時点で頭に浮かんできたことを何でもいいからとにかくそのまま言葉にします。
何語でも、何の意味をなさない単なる音でもOK。

次に椅子に座り、靴を片方持ちます。
靴を持って重さを感じ、その靴を手放した後も手に乗せた感じ(重さなど)が感じられるか。
少しずつ、一つずつの感覚に集中して繰り返します。
何度も実物のある状態に戻り、その感覚を確認しながら。
すると回を重ねるごとに実物のある状態とない状態の感覚が近くなってきます。
重さに集中していながら触感が同時に感じられるようにもなります。
このようにして匂い、重さ、触った感じ、音など少しずつ進んでいきます。
最終的には五感をすべて使えるように。
目を開けて視覚もできるようになれば万々歳。

今までに行ったSensoryって最初から実物がない状態でやっていたのですが
今回のように実際に対象物があって、少しずつ誘導していくほうがやりやすいなぁと思いました。

9月19日(金)
−Relax, speak out thought
−Sensory:『The first drink of the day』(オレンジジュース)
−Monologue, improv with sensory

床に仰向けになって全身をリラックス。
頭のてっぺんからとか爪先からとか、順々に意識を集中するとやりやすいです。
リラックスできたら考えていることや気づいたことなどをどんどん口にします。

次に椅子に座り、Sensory。
今日の課題は「朝起きて始めに飲むもの」です。
私はオレンジジュースでやりました。

9月26日(金)
‐Relax → Speak out thought
‐Overall sensation:『Sunshine』(日光)
‐Monologue/improv using sensory

まずは床に仰向けになってリラックス。
それができたらそのままその時点で思っていることを全て口にする Speak out thought。
個人的なことになるようならちゃんとした言葉でなくても音でOK。
私は日本語が使えるって特権がありますが。
ちなみにここまでは必ずしも仰向けでなくてもよいそうで(ただしうつ伏せはダメ)
個人的には横向きが一番 Speak out thought しやすいかな。
これってやっぱりどこか自分の考えをそのまま伝えることに抵抗がある証拠なんでしょうか?
徐々に仰向けだろうがなんだろうができるようにしていきたいと思います。

今日の課題は『Sunshine』。
椅子に座って一箇所ずつまずは身体の前面に日光を当て、
できたらそれを維持したまま立ち上がり背面にも当てていきます。

おでことか頬のあたりをやっている頃から手足がぽかぽかしてきて気持ちよくなっちゃいました。
すごくリラックスできて穏やかな気分になって、涙腺まで緩んじゃいました。
(感情的なものがなくてもリラックスすると涙腺って緩みます)
先生によればこれは“Pre-preparation”として使えるそうで、
例えばものすごく穏やかで平和的なキャラクターの準備などで
シーンと全く関係なくても事前にこういうSensoryをすることもありなのだとか。

*Don't make things complicated! --- if something pops up in your mind, just go for it.
 複雑に考えず、もし何かがふっと頭に浮かんできたらそれに従ってみる。

*Don't expect the result; Don't go for the result.
 結果を前もって予測してはダメ。
 実際、集中が上手くいって“迫真の”演技ができてる状態って
 既存の言葉では括れないようないろんな感情が入り混じってる状態なのです。
 だから予測するなんてことはほぼ不可能、というかせっかくの可能性を制限してしまうことになりかねません。

モノローグは、まずその内容から語られている状態・出来事・背景などを説明し、
そこから自分自身(の経験)との接点をさぐります。
それが見つかったらその出来事が起きた『場所』について sensory 開始。
この際、speak out thought(考えを全て口に出す)しても構いません。
とにかく結果を先読みせず、タスク(課題)に集中。
集中ができてきたらその状態から(sensoryを続けたまま)モノローグ開始。

これ、かなり心に響きます。

即興の状況、タスクは以下の通り。(場所は洋服屋)
 女:30分以内に始まるオーディションのため服が必要。(Sensory: 体中に虫が這ってる)
 男:店員。女を口説きたい。(Sensory: 日光)

10月3日(金)
‐Relax / Speak out thought
‐Sensory:『シャワー』
‐Improv / monologue

まずは床に仰向け(あるいは腹這い以外)になってリラックス。
徐々に考えを全て口にする Speak out thought を始めます。
自分のその日の状態と“つながった(“connect”)”と思ったら Sensory を始めます。

今日の課題は『シャワー』。
私にとってやりやすかったのは髪(頭)にお湯があたる感じと湯気と匂い。
あとは石鹸の泡で全身を洗う感じかなぁ。
相変わらず難しいのは視覚(目を開けてシャワーとか自分の身体を“見る”)です。今回は聴覚も難しかった。
私は概して触覚と嗅覚の方が得意らしい。

実際のシャワーよりも楽しく気持ちよくて鼻歌歌ったりときおり笑ったりしました。
石鹸の泡をいじってるとなんか気持ちよくて子どもの水遊びみたいな無邪気な気分になったりしました。
先入観なしに(“neutral”に)始めると、こういう思っていなかったような発見があるそうです。

次回の課題は『場所』。
それも“loss”(失うこと・喪失)の意味をもつ場所です(自分にとって、ってこと)。
これも先入観なしに(悲しくなるだろうとか、そういうこと考えずに)始めること。
なかなかタフな課題ですが、こういうのをしっかりやっとけば後々“武器”になるので。がんばりまっす。

今日の即興。タスクと状況は以下の通り。(二人は友達)
 女1:彼氏が浮気をしているらしい。(Sensory:お腹の調子が悪い)
 女2:女1の話を聞く。(Sensory:『シャワー』で一番気持ちよかった/楽しかったことを維持)

モノローグは Tom という子がしました。
すごい感動して泣きそうになった。すごかった。

10月10日(金)
‐Relaxation → Speak out thought
‐Sensory:『The place that has the sense of loss』(“喪失”を意味する場所)
‐Rehearsing a scene with sensory

リラクゼーション・考えの言語化(ジブリッシュ含む)はいつも通りのアップ。

今日の課題は『“喪失”を意味する場所』です。
何故かは詳しく書きませんが、私は幼い頃住んでいた家の台所を選びました。

Sensory をするときに大切なのは“結果を予測しない”ことだといいます。
“これは悲しくなるだろう”という結果を予測してその方向に突き進むのではなく
ニュートラルに何も決めない状態で取り組んでいくと全ての可能性・衝動にオープンでいられるからです。
なので今回は(結果を予測しがちな課題だけに)特にニュートラルにいろんなことを試すことを意識しました。

面白かったのは“これを扱うときっと強い感情(不安・孤独・弱さなど)が起こるだろうな”
と思っていた物に関わっているときはさほど影響がなく、
逆にほとんど覚えてもいなかった“なんでこんな物?”みたいなところに強烈に影響されて泣き叫んだりしました。
具体的には壁(手触り・見た目・匂いなど)とコーヒーカップ。
なんか自分の心の象徴みたいに感じられたんだよねぇ。
先生曰く(そのアイテムに対して)無防備だったからこそ感じやすかったのだとか。

あと、こんな課題なのに
テーブルの下に入るとものすごく落ち着ける、安心できる場所だったり
冷蔵庫の熱や音にほっとして心が癒されたり。
先程のように一度泣き叫ぶほどの強い感情がきたからといって
それに固執してその路線を一歩も外れず突き進むのではなく
次にくる新たな感情に対してもオープンであるべきだとか。
そうそう、面白いように“悲しみ”はある瞬間にすっと過ぎ去って
次の瞬間にはものすごく癒されてたりもしたのです。これも発見。

授業中も授業が終わってからも
「You did a very good work today.(今日はものすごくよくやってたね)」
って声をかけてもらっちゃいました。嬉しい。

この授業で好きなのは、このようなSensoryの訓練をどのように演技に持ち込むかという
実践につながる部分もきちんとフォローしてくれること。
今日は Jeff と Alexis が Script のクラスで取り組んでいるシーンを
場所のSensoryをしながら行う、というリハーサルをしました。

やり方としてはそれぞれが『場所』(二人の場合はパブ)に取り組みつつ台詞をやり取りします。
この際 Sensory に集中し、台詞の意味などは気にしないように。
シーンを行わなければ、という義務感を捨ててやるのがポイント。

う〜ん、これはちょっと結果が見えにくかったかな。
あまり時間がなかったのも原因かもしれません。

【『場所』に取り組む上でのポイント】
‐If you see it, go and touch it! Experiment!!
 もし何かを見たら、近づいて触ってみる。感覚でいろいろ体験してみる。
 頭(イマジネーション)だけでやらないこと。

‐Light? Sound? Smell? What time of the day?
 光は? 音は? 匂いは? 何時ぐらい?
 五感(六感)全てを使う。でも意識を集中するのは一つずつ。
 するとある感覚に集中してるときに他のものがすっと入ってきたりする。

‐What do you see behind your partner?
 シーンなどでパートナーがいるとき、その背後には何が見える?

【Next assignment】:
 Make-up(お化粧:女性); Shaving(髭剃り:男性)
  1)まずは鏡で自分の顔を見る。
   どこが好き / 嫌い?
   鏡(自分の背後)には何が映ってる?
  2)お化粧(髭剃り)を始める。
   conventional(型にはまった;従来の)方法でなくてもOK。
   終わらせなければならないわけではない。
   やりたければ真っ青に塗っちゃったりして遊んでもよい。
   とにかくいろいろ試してみる(“explore”)こと。

10月17日(金)
‐Relax → Speak out thought
‐Sensory:(mirror →)『Make-up』
‐Improv

今日の課題はお化粧(男性は髭剃り)。
まずは鏡で自分を見るところ、顔の中で好きなところ・嫌いなところはどこか、というところからスタート。
それができたらお化粧を始めます。

私にとって視覚はいつも一番難しいところ。
今回もなかなかできなくて苦労しました。鏡の背景なんかを見るのは至難の業。
行き詰ったときはちょっと離れて声を出したりとかするとすっきりして集中に戻りやすいです。

それでも髪の毛をいじり始めてからは随分よくなったかな。
派手目のメークにして髪をいじって“セクシーさの追求”みたいなことを始めてからは
なんか楽しくなってノリノリでやってた気がする。
コロンの香りは、一番すんなりと感じられました。

‐While working sensory exercise, allow yourself go with impulses!
 Sensory のエクササイズをするときは、あらゆる衝動に従ってみること。
 頭で役に立つかどうかを判断して衝動を無視しない。

‐There's no finishing up!
 課題(今回の場合はメーク)を現実的な過程に従って終わらせようとしない。

‐Deal with the upsetting/uncomfortables!
 居心地の悪いもの、心が乱されるものには敢えて踏み込んでみる。

今日の即興はプレイサーとクリスティ。
クリスティが恋人と別れそうになってて、それをカフェでプレイサーに相談する、という設定なのですが
プレイサーの課題は『お化粧+嫉妬を感じる人』。クリスティのは『失恋した場所』です。
プレイサーはクリスティに嫉妬している、という隠された設定があります。

クリスティが泣き出したのにプレイサーが驚きながらもニヤって笑ったりして
なんだかいろんな思惑が重なり合ってるようなシーンになりました。

*Next assignment:『Overall sensation; 3 different materials of cloths』

10月24日(金)
‐リラックス → Speak out thought
‐Sensory:『3 kinds of fabric(三種類の布地)』(Overall sensation)
‐Monologue

今日の課題は三種類の布地。
それらを身体全体にまとって overall sensation にします。
私が選んだのは『シーツ(綿)・毛布/マフラー(毛)・麻』。
心地よくないものは身体の緊張を生みやすいため最後にやった方がいいそうです。

シーツでは洗濯糊のいい匂いがして心地よかったのだけど
徐々にある記憶が蘇ってきて切なくてちょっと泣いたりしました。
毛ではやはりフワフワした感触と身体全体が毛布に包まれる暖かさがありました。
足の先とかがぽかぽかしてきたり。なんだか安心感がありますね。
麻は、泥の付いたゴワゴワしたもの(ズタ袋みたいなやつ)でやったので
泥の饐えたような匂いが鼻について顔をしかめてしまいました。
後から考えると鼻に緊張があったかもしれません。

全体的に私は嗅覚が一番ピンとくるみたいです。
次は触覚(手触り)かなぁ...
他のものは今後徐々に開拓していきたいですね。

モノローグ。今日はケイトとアレキサスがしました。
ケイトは初めてのデートでの失敗談を同性の友人に話して聞かせるというモノローグを
『お酒に酔ってる』というSensoryとともに、
アレキサスは別れを迎えようとしている恋人へのモノローグを
場所と人物のSensoryとともに行いました。

‐Just say the words from where you sensory are.(Don't make words mean anything)
 Sensoryを使ってモノローグをするときは、自分が置かれている感覚の状態から言葉を発する。
 言葉を“意味を成すもの”にしようと努力せず、あるがままに音を出す 

‐Don't try to act; Don't judge yourself.
 これも上と同じようなことでしょうね。
 モノローグやシーンを成功させなければ、何かを伝えなければという義務感から自由になる。
 これは単調に行うというのではなく、いかなる衝動にもオープンであるためだと思います。
 ふとした瞬間にスイッチが入ったように、急に強く身体と心と言葉が結びついて
 ものすごく心に響くシーン(モノローグ)になったりすることが多々あります。

*Next assignment:『Good smell/Bad smell』(いい匂い・嫌な臭い)
 記憶からでも実物の匂いを利用してもよい。
 少なくとも10分間は同じ匂いでのエクササイズを維持し、何が起きるかを試す。
 嫌な臭いでは緊張が起こりがちなので、いい匂いを先に行う