吉野 弘 「祝婚歌」
この詩に初めて出会ったのは高校生の頃だった。
古文の先生が最後の授業で配布してくれたのだ。
あの時のプリントはもうすっかり茶色くボロボロになってしまったけれど
この詩を読み返すたび、ちょっと田舎な感じののんびりした高校生活を懐かしく思い出す。
『祝婚歌』とあるけれど
これって同性異性に関わらず、一対一か一対多数かに関わらず
ひとと付き合っていく上での優しいヒントに溢れているような気がする。
私は知らず知らずのうちに“完璧”を目指して
頑張りすぎてしまうようなところがあるのだけど
ふっと肩の力が抜けるような、それで周りがしっかり見えてくるような、
そんな詩です。
“正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気付いているほうがいい”
の一節が、一番好き。
(2003.8.17.)
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