11月21-30日のひとりごと
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11月30日(土)
「サンクスギビングには更新!」
とか言っておきながら全くしておりませんが。
すいませんねぇ。
先月のハードスケジュールを埋め合わせるがごとく
ただひたすらのんびり過ごしてたら
もう明日で連休も終わりなのね、みたいな。
まぁそうは言っても充実した時間を過ごしてます。
昨日・今日と暗室で写真のプリント。
今日なんてフィルムの現像も含めて連続9時間も作業してました。
なんだかすごく調子がよくて、ついついね。
以前はこんなこと想像もしなかったけど
写真のプリントにも調子の良し悪しってあるんです。
結局は集中力の問題なんだろうけれど。
調子が悪いと何時間費やしてもしっくりこなくて、
そんな時は(締め切りに追われてないかぎりは)潔く切り上げてしまった方が賢明。
逆に調子がいいと勘が冴えてるというか
(光を当てる)時間の見積もりがすごく上手くいって
何時間かけても満足できなかったネガが
一発でOKだったりもします。
で、今日は調子がいい日だったのです。
ここぞとばかりにちょっと難しめのネガも片付けたりして、
それで9時間。
さすがにこれだけ集中してやると、かなり充実感ありますね。
始めたばかりの頃に比べるとずいぶん手際もよくなったもんだ、
なんて嬉しい感触もあって、疲れたけれど気分いいです。
2日間でportfolio用のプリント8枚終わったので
残り2枚、プラス仕上げの作業。
あとカラーのやつ5枚ほどコンピュータでデジタル処理。
小さな本にするのです。
こちらはコンピュータなのでそこまで時間はかからないはず。
それが済めば今学期の写真の課題も終了です。
なんかあっという間だったなー。
来学期はどんなことができるのか、
考えただけで今からとってもワクワクします。
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11月25日(月)
ジャズダンス。
先週、3回目の実技テストがあったのですが。
上達してる!!
『欽ちゃん走り』にしか見えず半ば絶望的かと思われましたが
B/B- → B/B+ → B+ へと地道ながらも進歩してます。
コメントシートにも“Work is improving!”と書いてあって
「!」付きで嬉しさ倍増って感じです。やったね。
ま、確かに。
以前は「必死!!」って感じだったのが
最近は音楽とリズムを楽しみつつ動けるようにもなってきて
「ダンスってば楽しいじゃない、もぉ」
と思っていたところだったのですよ。
さすがに身のほどは知ってるので
プロのダンサーになろうとは露ほども思いませんが。
ダンスも続けたいなぁ...
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11月24日(日)
昨日で公演が終わりました。
最終回は、階段やらギャラリーやら床の上までお客さんが入る大盛況。
やっててよかった。
で、今日のように突然リハーサルも何もない夜というのは
ぽっかりと時間の流れに穴が空いてしまったようで
なんだかちょっと不思議な気分です。
***
キャンパスを歩いていたら、ふと金木犀の香りを感じて
小学校からの帰り道を思い出したりしました。
(見回したけど金木犀なんてなかったので、結局は気の所為だったのですが...)
で、思ったのだけど。
匂いの記憶って、すごい。
演技の訓練の一つに、sensory exercise というのがあります。
簡単に言っちゃえば、与えられた状況下で五感の記憶を呼び起こす訓練。
例えば『ワインを飲む』とかそういうのでは
ワインの味や香りはもとより
グラスの手触り、温度、口をつけたときの感触、
喉を通って胃に流れていく感じ、アルコールが身体に与える影響......
なんてのを、理屈ではなく身体で感覚として思い起こすのです。
で、そういう感覚が心と身体(引いては演技)に、どういう風に影響するかなぁ、
っていうのを感じるわけです(と、理解しています)。
わかり易いのは食べものや飲みものだけど
それだけに限らず、場所や人でやることもあります。
そんなとき、私にとって一番ピンとくるのが匂いの記憶だったりします。
土の香り、木の香り、潮の香り、コロンの香り...
肌触りとか音とか、そういう感覚って
どうも頭で考えて無理に作り上げてしまいがちだったりするのだけど
そこに匂いの記憶を加えることで急に『本物』になったりします。
そもそも匂いってこれといった実体がなくて、人工的な再生が難しくて
一番『感覚』に頼らなければならないものなんじゃないかなぁ。
TVやコンピュータの画面で
何処か遠くの、行ったことのない街の市場とか映ってて
どんな風景が広がってるのかとか、どんな音が聞こえてくるのかとか
そういうことはわかっても
そこにどんな匂いが溢れてるのか、それは伝わらない訳で。
で、それが欠けてると実際に『体験した』気分には、
やっぱりならないよねぇ。
匂いを感じれば『体験した』っていえるとか
そういう訳では、ないのだけど。
「〜の匂い」って、言葉や映像だけではどうしても表現しきれなくて
最終的には自分で嗅いでみることでしか実感できないんだよね。
例えば「洗い立てのタオルの匂い」とかいっても
言葉で表現するのってものすごく難しくて
嗅いだことない人にどういうものか伝えるのって、
ほぼ不可能なんじゃないかなぁ。
一人一人の経験によって、思い出す匂いって微妙に違ってくるだろうし。
匂いの記憶。
普段、特に意識しているわけではないけれど
五感ってフル回転で活動していて、
知らないうちにどんどんいろんな記憶や経験を蓄積しているのだなぁ、と。
そう考えると、身体の営みってなんだか奥が深くてすごいね。
役者の訓練ってそんな意識下の営みに敏感になることなのかもしれないな、と思いました。
Medea に還元して考えてみると。
大好きだったのに、もはや彼の『匂い』すら思い出せないとか
そういうのってやっぱり絶望的に悲しいことなのかなぁ、とか。
逆に Jason(夫の名ね)は
Medea の使ってた香水の香りで彼女のことを思い出すだろうか、とか。
子どもを殺しちゃうシーンでは(まだそこまでやるかどうかもわからないけど)
血の匂いとか感じながらやったら、
ものすごくリアルで迫力あるシーンになるかもしれないなぁ、とか。
(リアルすぎて演じる方もかなりしんどそうですが......)
そんなことを、つらつらと思ったわけです。
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11月22日(金)
Lysistrata のキャストの一人が
メンバー全員にお花をプレゼントしてくれました。
菊の花一輪ずつ。
…………。
日本人の悲しい性で
ついつい墓場を連想してしまった、とは
口が裂けても言えません。
いやぁ〜、こんなとこにも文化の差が。
しっかしいい子だなぁ〜、と嬉しくなっちゃいました。
心がほんわかとあったかくなるような感じですね、こういうの。
演劇の授業では引き続き Medea。
それに加え、期末のモノローグとして
A Midsummer Night's Dream(シェークスピアの真夏の夜の夢) からパックを。
今度はコメディーで妖精です。
Medea がダークで重い感じなので
愉快で軽い感じのでバランス取っとかなきゃね、と選んだのですが
先生にも「このキャラはアヤに向いてるよ、うん」とお墨付きを頂いちゃいました。
曰く、モノローグはキャスティングされる可能性のある役を選ぶべきなんだそうだ。
そうなると現代のアメリカの脚本はほとんどがNGになってしまうわけで
必然的にギリシャ演劇だとか、そういうのになるわけです。
見た目が西洋人じゃないからということで
そういう役を避けて通るのはどういうもんか、とも思いますが
まぁ、今の段階ではできるとこから一つずつね、ということで納得。
それはともかく。
パック大好きなので頑張ろっと。
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11月21日(木)
演劇史のリサーチペーパー提出。
ペアワークだったので昨晩の舞台が済んでから
パートナーの子と4時頃(朝のだよ)まで書いてました。
誰かと一緒にやってると、行き詰まってもあんまり惨めな辛さがなくていいねぇ。
仕上がりははっきりいって『やっつけ仕事』以外の何者でもありませんが
ま、いいのです。終わったことに意味があるのです。
Lysistrata の公演。土曜まで、今日を含めてあと残り3回です。
今日は木曜なのに追加席を設けるほどの満員御礼で、
しかも反応がとてもいいお客さんでした。
そうなるとキャストとしても自然にやる気が出てくるので
みんなノリノリで楽しかった〜。
アドリブもサービスしときますよ、みたいな。
観客の反応が演技にも影響して、っていう活発なエネルギーのやりとりが
舞台の魅力の一つだなぁ、と思いました。
役者だけじゃなくて、劇場に存在する全ての要素が関わりあって創り上げられる芸術って感じで
そういう創作の過程に立ち会えるのは、すごく刺激的。
なんかね、同じ台本で同じ演出の舞台なんだけど
毎回お客さんとの『対話』の中で新しいものが生まれていくような、
そんな新鮮な発見があるのですよ。
嬉しいことに私のちょっとしたシーンでもしっかり笑ってくれて
拍手喝采(『喝采』は大袈裟か...)まで頂いちゃいました。
役者冥利につきます。
どうやら明日の分の予約も全て埋まったらしく
口コミで評判が広まってる分、
観客も笑うつもりで来てくれるから
回を重ねるごとにやりやすくなってる気がします。
この調子で土曜まで上手くいきますように。