10月11日〜20日のひとりごと



2002年10月

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10月20日(日)
不調の原因発見。
どうやら風邪引いたみたいです。
夜中の2時頃、あまりに喉が痛くて目が醒めました。

語学講師兼役者のタマゴとしては喉を痛めるのは致命的。
声が出なけりゃ話になりませんから。
早く治りますように、ってことで
日本から持参した抗生物質を飲んでみた。

...と体調に不安を抱えつつ。
今日は留学生のコーディネーターが企画してくれた
Huntsville(アラバマ州)への 一日旅行。
州が違うとはいえ、セワニーはアラバマ、ジョージア州境に近いとこにあるので
車で1時間半ぐらいの小旅行。
午前は NASA の博物館(なのかな?)見学、午後はモールでショッピング。

NASA の博物館というのは宇宙関係の展示中心なのですが
なぜかどさくさに紛れてロッククライミング用の壁があったりして。
しかしタイトルは一応『火星の壁を登りましょう』云々だった気がする。
こだわりがあるんだかないんだか。
未熟者の私には火星の壁と地球の崖との区別はつかなかったよ。
楽しかったけどね。
(実はちょっとだけクライミングという趣味もある)

午後のモール。
あまり買うつもりはなかったはずなのに
結局セーター2枚、Tシャツ3枚、リュック1つ、ソックス3足購入。
いやほら、久しぶりの『シティーライフ』ですから。
購入意欲も盛り上がろうというもの。
今度いつこういう買い物できるかわからないし。

それにしても。
よもや自分がGAPを見た程度でこれほど感動する人間になろうとは。
人生ってわからないもんです。

そういえば唐突ですが。
今日ってHP開設一ヶ月記念でしたね。
早いもんだ。

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10月19日(土)
なんだか今日は調子が悪いです。
何もやる気にならないというか
頭がボーッとしていて全然集中できません。

で、お昼近くまでベッドでごろごろして過ごし
午後からは気合い入れてやるぞ、と思ってたのですが。
ダメでしたね、全く。

本当は今日ぐらいからペーパーに手をつけたり
月曜の分のレッスンプランを作ったりと
しなければならないことはたくさんあったのだけれど。

こういう日は、たまにやってきます。
やらなければならないことを抱えているのに
全然やる気になれない日というのは
なんともすっきりしないものですが。

こんな身体と頭に鞭打って無理矢理やったとしても
ツライだけで大したものはできないので、ほとんどの場合。
開き直ってダラダラし尽くしてしまいました。

なんでだろ、このだるさ。
...と、考えてみるに。

私の心身の健康状態って
気候や天候に左右されることが多いのかも。
寒いのと暗いのが何故かとっても苦手なので
秋から冬への変わり目とか、薄暗い雨の日とか、
そんな日はちょっと調子が出なかったりするんだよね。

ま、そういう傾向が少しでも自覚できてると
このまま永遠に冬、とか終わりなく降り続く雨、
なんてことはあり得ないように
死ぬまで不調、なんてこともあり得ないさ、と割り切って
時の流れに身を委ねて自然に調子が戻るのを待ってもいいかな、
なんて気にもなれるのです。

それにしても今日が休日でよかった。

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10月18日(金)
昨日(17日)の日記はお休みです。
あまりに疲れていたので眠ってしまったら、
何があったか忘れてしまった。

『忘れた』というか。
思い出して書いてもいいんだけど、
なんだかそうすると本当の気持ちじゃなくなりそう、というか
「こう感じたはず」って、創り上げて書いてしまいそうな。
わかります?この感じ。

ま、とにかく。
そんな訳で、17日はなかったことにして今日の出来事。

今週末はまたまた賑やかです。
今度は『Alumni Weekend』。卒業生がこぞってキャンパスにやって来ます。
で、学生はどさくさに紛れて『パーティーウィークエンド』と呼んでます。
つまり早い話がパーティー三昧なんですね、今週末は。
卒業生と在校生の交流、とか、
必ずしもそういうパーティーばかりではなさそうなところがポイント。

この大学の学生たちはお酒の飲み方があんまり上手じゃないのかな、と思うことがあります。
で、先日ある教授が、これまた全教職員宛のメールで
「木曜にパーティーとはいかがなものか。
そろそろそういうのを黙認するのはやめてペナルティーを課すべきだ」
みたいなことを書いてました。

...あのねぇ。
大学生って、もう大人でしょ、一応。
わきまえてお酒を楽しめない学生も情けないけど
それを大学側が取り締まらねば、とかそういう問題じゃないんじゃない?
と、私なんかは思うのですが。

管理主義に走りがちな大学と
大人になりきれない学生たち。
こういうのは『バブル』のいけないとこだな、と思います。
周囲に『一般人』がいないことの弊害なのかもしれませんね。

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10月16日(水)
秋休みを境にぐんと肌寒くなりました。
この冬(まだ秋かなぁ?)初のセーター。

朝、授業に行くときはセワニー名物の濃い霧に包まれていて
(『霧』というより絶対『雲』だと思うけど。標高考えるとね)
なんだか夢の中の世界を歩いているような、幻想的な感じでした。
あんまり人影も見えなくて、
湿った冷たい白い空気とその世界が五感で感じられるような。
こういうのもたまにはいいなぁ、なんて、ぼんやり考えながら。

秋休みは過ぎ去ったのか、という思いが
現実離れした世界を見せたのかもしれませんが...。
さすがに初日は疲れた。

今日はアートギャラリーで新しい展示のオープニングがあって
アーティストのプレゼンとレセプションに参加。
そこでシェリー酒などたしなみ。グラス2杯ほど。

シェリー酒って知ってますか?
ワインを更に発酵させたもの(つまりアルコール度数が高い)らしい。
強いけどちょっと飲むにはなかなかです。
ここでの私のように選択の余地がないならなおさら。
しかもタダですから。
こんなときは snobbish な校風万歳、とか思う。ゲンキンなもんだ。
(展示が代わるたびに大学側がお酒(しかも高級そうなやつ)を振る舞うなんて
やっぱりどこか現実離れしている、と今だに私の庶民感覚では思うのですが)

ほろ酔い加減でそのままリハーサルに。
そんな状態で行っていいのか?という気もしますが。
いいんです、もう。やけっぱちです。
だってさぁ〜。飲まなきゃやってらんないよね〜。
『(下線部日本語)』って何さ。ほとんどじゃん。
...と、酔った勢いで逆ギレ。(心の中でね)
してみたら、結構楽しかったかも。
気分転換は必要です。何事も。

それにしても夕飯の時間削って参加してるのに
台本の印刷が滞ってて30分以上も待たされて。
おいおい、しっかりしてくれよ。
とか思ったのですが。
これまたほろ酔いだったおかげで普通にいい気分だった。
ありがとうシェリー酒。愛してるわ。

今日はイベント目白押しですが
リハーサルからジャズのコンサートに直行。
これも大学関係者は無料なのですね。
しかも国レベルで有名なミュージシャンらしいよ。
それがタダとは。改めて snobbish 万歳。

5時間以上は経つのにどうやらまだほろ酔いらしく。
とても気分がいい。
そして文体がどことなくいつもと違う気が。
たまにはいいのです。

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10月15日(火)
秋休み最終日です。
とはいえ明日から授業開始、という事実を
まだきちんと認識していない自分がいます。
まぁ、でもそれはたぶんセワニー中の人間ほとんどがそうなので。
今週いっぱいは、休みボケでキツイだろうなぁ。

去年の9月11日の後もそうでしたが
最近、TVでよく『アメリカ人よ、団結して母国を守りましょう』
みたいなCMが流れます。
で、そんなCMが流れるようになると
星条旗やら『God Bless America』なんてスローガンを
街のあちこちで見かけるようになります。
(ちなみにその星条旗は「Made in China」だったりします。
母国を愛してるならそれぐらい自分達で作りなさい)

こういうのを目にする度になんだか嫌な気持ちになります。
それは、嫌悪というよりもむしろ脅威のような、そんな感じ。
すごく、プロパガンダな気がして。
それを盲目的に受け入れてしまってる人が、あまりにも多いような気がして。

日本でも戦時中にはいろいろ情報操作とかあったのだろうけど
当時の状況の再現を、少なからず目の当たりにしているようで
なんだか怖い気がしてしまう。
全く同じでは、ないのだろうけど。

こういう平和が脅かされる状況下で
一番怖いのって、たぶん『知らない』ことなのではないだろうか。

なんとなく感じるのですが。
アメリカ人は、戦争の本当の怖さを知らない、ような気がする。
戦争開始という決定が
自分や、自分の愛する家族や、恋人や、友人や
そういう身近な人の命を脅かすものだ、
という危機感が決定的に欠けている気がする。
そういう「現実的に大変なリスクを負う出来事なのだ」という意識が薄いように感じる。
だから『正義の戦い』なんてことが平気で言えるのだと思う。

戦地になるのは大体において遠くの『敵国』で
犠牲になるのもほとんどが『敵国』の一般人で
だから、戦争賛成の意思を表明するのも
母国を守ろうという愛国心と『正義』を盾にして
TVゲーム開始のスイッチを押すような、
映画の中の『勇敢な』ヒーローを気取るような、
そんな現実感を伴わないもののように扱われている気がしてならない。

戦争とは、自分の住む街が一瞬で焼け野原となり
常に自分や周囲の『実在する』人間の命が脅かされるものなのだ、
という意識があったら。
(まぁ現状ではアメリカ本土にそんなことが起こるなんてことはあり得ないのだろうけど)
そういうことが、遠い異国の、でも自分達と同じ『人間』に降りかかり得るのだ、
という想像力が少しでもあったら。
あれほど簡単に「まぁ向こうも攻撃されて当然だよね」みたいな態度が取れるだろうか。
それを『正義』だなんて、言えるだろうか。

国家としてのアメリカって、
すごく利かん気でワガママな幼稚園の子どもみたいだ、
と思うことがある。
言い過ぎなのかもしれないけれど。

こんなとき、ちょっとだけこの国が嫌いになる。
一人一人は、いい人なのに。

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10月14日(月)
今日も午後は暗室で過ごしました。
こんな贅沢ができるのも今のうち、ということで
いろいろ『遊び』っぽいネガ(主にHOLGAのもの)も現像しながら
いくつか仕上げてみました。

でも、もしかしたら前にプリントしたものを
何枚かなくしてしまったかもしれません。
ネガとプリントしたときの条件をメモしたものは手元にあるので
それほど致命的ではありませんが。
みつかるまで、なんとなく落ち着かない。
早くみつかりますように。

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10月13日(日)
今更ですが『ゾーンシステム』の勉強をしています。
これは写真の用語(というか、理論?)で、まぁものすごく簡単にいうと
撮影したいシーンを白・黒・グレーで成り立つ9〜11の『ゾーン』で分け、
仕上がり方を予測し、現像しやすいネガを作りましょう。
みたいなこと。

写真を志す人には常識なのかもしれませんが
初級の時にはそんなものの存在すら知らなかったので
すごく刺激的です。
これを使いこなせるようになれば、
プリントの段階がだいぶ楽になりそう。

話は変わって。
夕飯を作っていました。タイ風お粥。
冷凍の青菜を入れて...と!
なんとそこで、潰されて冷凍されたテントウムシ発見。

あのねぇ...。
ちょっと前に日本でも食品に異物混入、とか結構あったけど
まさかこんなところで自分の身に降りかかるとは。
こっちの人(アメリカ人)は、別にこんなの気にしないんだろうか。

そういえばタイに行ったとき
食卓に置いてある調味料のケースに蟻がいっぱい入っていて
友人がそこからピーナッツやら砂糖やらを振り掛けていたので、
教えてあげたら平然と
「でも蟻ってタンパク質だよ」
とか言われてしまったっけなぁ。

さすがに今のところは
テントウムシからタンパク質を摂取する気はありません。

それにしてもテントウムシ。
こういう、日本では考えられないような出来事って
意表をつき過ぎてて笑ってしまう。
テントウムシさんもさぞかしびっくりしたろうに。
いきなり冷凍なんかされちゃって、
晴天の霹靂とはまさにこういうことを言うんじゃなかろうか。

こういうことが起こる度に思うこと。
日本人が神経質なのですかね。
それとも諸外国の方々がおおらか過ぎるんですかね。

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10月12日(土)
今日は朝の10時過ぎから夜7時近くまで
ずーーーっと暗室で写真のプリントしてました。
時計を忘れたので、文字どおり『時間を忘れて』没頭。
あー楽しかった。

今、主に取り組んでるのは夏にタイで撮ってきたものです。
大学時代にワークキャンプで訪れた
少数民族(カレン族とラフ族です)の村の、特に子ども達。
別に意識して子どもをテーマにしてた訳ではないのですが、
やっぱりいい表情してるんですよね。
キャンプ中に
「本来子どもってこういう風に笑うんだ」
って新鮮に感じたのを覚えています。
本当に、天使みたいなあふれんばかりの笑顔でした。

でも今回の作品は『笑顔中心』にはならないみたいです。

まだ全てプリントし終わっていない所為でもあるのですが
どうやってまとめようか、決めかねているところもあります。
感じてきたこと、伝えたいことがありすぎて言葉にならないというか
『ことば』ではくくりきれないというか。
ある一つの言葉で表現してしまうと
その他のいろんな真実が見えなくなってしまいそうで
そういうのが、難しいなぁと思います。

モノや情報が氾濫する消費社会に侵されていないから幸せ、
というのは違う気がする。
かといって『経済的』に豊かではないから可哀想、
なんてのは、それこそ的外れなわけで。
村を訪れる度に
「シアワセってどういうことだろう」と考えさせられます。

そんなことを思い出しながらプリントしました。
早くシェアしたいです。

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10月11日(金)
秋休みです!!!

11時に日本語の中間試験を無事に終え、私の秋休みは始まりました。
4日間だけなので、たぶんあっという間なのでしょうが
とりあえず日曜までは自分の好きなことだけをして過ごそうと決めたのです。

で、まずは手始めに。
キャンパス内のギャラリーに、写真の展示を見に。
この写真展、今日までなんだけど、ものすごく素敵。
ギャラリー中に優しさがあふれていて
そこにいるだけで幸せになっちゃうような、そんな感じです。
幸せついでに実は一枚買っちゃいました。
はっきりいって『一目惚れ』です。
高い買いものだったけど、頑張ってる自分へのご褒美です。
(自分で言うなって感じですかね?)
日曜日にはついに私の部屋にやってきます。う〜ん、楽しみ。

掲示板への書き込みにもあったけど、
彼女(写真家)のつけるタイトルってすごく素敵。
作品の輝きが何倍にも増します。
...と、この話は長くなるのでそのうち写真コーナーのコラムにでも。
(そういうものを作る予定も、実はある)

で、次に『ダウンタウン』にあるカフェでランチ。
ここはすごいです。
『ダウンタウン』とか『ビジネス地区』とか言われてますが
カフェとレストラン(パブ?)が一軒ずつと
銀行、小さい雑貨屋などがちらほら。
日本の感覚でいうと、さびれた裏通り以外の何者でもありません。
ホントに、単なる路地です。ひょっとすると路地裏です。
そりゃキャンパスじゃなきゃ『ビジネス』地域なのかもしれないけどさぁ、
ビジネスってどういう意味だっけ、という疑問が沸いてくるような
いかにもセワニーらしいダウンタウンです。

まぁ、そこでご飯。
ここはキャンパスから離れているのでちょっと歩かなくちゃならないのと
閉店時間が早い(平日5時半、土曜2時半、日曜閉店)ので
普段はなかなか来れないのですよ。
しかも今回のような大学の長期休みには容赦なく閉まるし。
これほど商売っ気のないお店も珍しいよね。
しかしセワニーではこれが普通です。貴重な体験だ。

そこでたまたま去年の写真の先生と、
その友人でもある例の写真展のアーティストと
(先生を通じて既に知り合いだったのですよ)、
その家族、友人グループに遭遇。
で、一緒にご飯。

午後はただひたすら寝ました。
目がさめたらゴロゴロしながら日本語の文庫本読んだりして。
しあわせ〜。

夜は Wal-Mart へ買い出しに。
念願のレバーフライ、買い込みました。
冷凍したのでこれでしばらくは鉄分補給バッチリです。

明日は何をしようかなー。