「HOLGA」



HOLGA(プラスチックカメラ)で撮影した写真です。
コントロールが効かないぶん、fuzzyでアジのある写真が撮れるそうです。
例えば、プリントしたてでも100年前に撮ったもののように見えたりとか...。
わざとフォーカスをずらしてみたりとか、
double-expose(フィルムの同じ枠で2回撮影-感光?)してみたりとか、
そういうことをしてみても面白いそうです。

このカメラ、$20前後ですがかなり遊べますよー。
フィルムはミディアムフォーマット(120:35mmよりも大きい)を使います。





『Above Us −見上げてみれば』

HOLGAによる初作品です。

しばらく降り続いた雨が上がって、心まで晴れ渡るような青空が現れた日。
なんだかウキウキと楽しくなって、カメラをもって出かけました。
その時に撮影したものです。

はっきりしたのとぼんやりしたのが重なったように見えるのは
double-expose したからです。
こんな絵画のような幻想的なイメージになるとは予測してなかったので
ネガを見た途端に嬉しくなっちゃいました。
フィルムを巻き取るのまで手動、という HOLGA ならではの一枚。

平面的な紙の上に奥行きが生まれて
世界は横だけじゃなく上にも広がってるんだ、って気がしません?
なんだか自分の悩みやらストレスなんかは
ものすごくちっぽけなものなのかもしれない、と
すっきり晴々とした気分になりました。
(これ↑に限らず素敵なイメージに出会うといつもそうなんですけど)

日々の仕事や勉強に追われているとうっかり忘れがちですが
ちょっと見上げるだけでこんなに美しい空が広がってるなんて、やっぱりいいです。
『美しいもの』って、あるかどうかじゃなくて
見えてるかどうかなのかな、なんて、
この写真を見ていて、ふと思いました。

「なんにもな〜い!!」と口癖のように言ってますが
すぐそばにこんなに素敵な風景があるなんて、
それはセワニーに暮らしてる特権でしょう、きっと。

ちなみにプリントの段階でいろいろ実験的に操作をして
仕上がりを比較してみたネガでもあります。
その辺のことについては、こちら → ペーパーと薬品

(2002.10.18.)

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 キャンパス内の絶景スポットの一つ、
 Green's View で撮影したもの。
 周囲にいくほどぼやけてきて
 視線が中心に吸い寄せられるような感じ、伝わりますか?
 なんだかコンピュータの画像にしてしまうと伝わりにくいかな...
 でもそれがHOLGAの持ち味なんだそうです。
 
 これも画像だとわかりにくいですが、
 木々の影に紛れて(ちょうど中心ぐらいに)水溜まりがあって、
 そこに右上の木が映っています。
 まるで『もう一つの世界』への入口がぽっかりと現れたような、
 そこをちょっと垣間見ているような、そんな感じ、しません?

 不規則に広がる影の感じと水溜まりとが
 「昔はここも海だったのかもしれないな」と思わせたのです。
 さわさわという木々の奏でる音が
 波のさざめきとなって聞こえてきそうな。

 ...実際は、牧場やら民家やらを眼下に見下ろす山の上なんですけどね。
 想像を膨らませるのは、自由なのです。

(2002.10.15.)

『The Imaginary Ocean −海のなごり』






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