★「悪魔の墓場」オリジナル・サウンドトラック盤EP
メイン・テーマは強引にグルーヴィーと呼べなくもない曲ですが、ストリングスがダサい。ジャケットに「コワーイ!悪魔の叫び声入り」って書いてあるので期待してB面。気色の悪い女性の裏声と笑い声が無伴奏で交互に・・・。これですか・・・。でもこれ悪魔の声というより、いかにもイタリア人的な恐怖の演出で、日本で言うところの「ひゅ〜、どろどろ〜」みたいな効果でしょ。イタリアン・プログレとして有名なイル・バレット・ディ・ブロンゾの名盤「YS」で聞かれる少女の声を思い起こさせたりもする(個人的趣味の領域)。でもこれだったらテレビのバラエティー番組でよくやる「アイドルのレコードに変な声が入ってる」みたいなヤツの方が怖い(実際にはトラックダウンの時におしゃべりでもしていて消し忘れただけだろうけど)。
★悪魔と取引き 「デアボリカ」主題歌
映画そのものは人妻版「エクソシスト」ですが、夫の役柄がなぜか音楽プロデューサー。この主題歌を演奏する黒人ミュージシャンに「オメーら、ちゃんと演奏しろ!」とか言うスタジオの場面があって、ものすごく不快。以後彼に訪れる不幸も同情の余地なし。その曲たるやアイザック・ヘイズの間違った解釈みたいな感じにやたらソウルフル。本人は映画の中で「ヒット間違いだぜ!」とか言ってますが、どうなんでしょう。LPの方は日本盤でも出ていて、それを聞く限り音楽監督のフランコ・ミカリッチィは結構ソウル好きというか、刑事モノみたいな映画の方が得意そうですね。不幸な夫が呆然と町を徘徊し、そこへ黒人2人組が絡むシーンでは、映画から軌道を外してしまったぐらいにソウルな曲を大フューチャー。もうオカルトじゃないね、こうなると。
★ウォーク・アウェイ 「ジャンク/死と惨劇」主題歌
日本盤シングルです。ヤコペッティの「世界残酷物語」以降、残酷ドキュメントには美しい旋律のテーマ(と、製作者は思っている)が組み合わされるのが定番となってます。歌ってるマット・モンローは「007/ロシアより愛をこめて」で有名になった人畜無害なムード・シンガーで、ジャケットのミイラ男ではありません。さり気なくギロチン場面のショットが横にあるあたり、ものすごいセンス。以後シリーズ化された「ジャンク」ですが、この1作目は殆どがヤラセ場面で構成されていて、本物が苦手な筆者には嬉しい限り。劇中のBGMがものすごいいいかげんな使い方で、もうコメディとして観るしかないですな。B面が「野生のエルザ」ってのもよくわかりません。
back
International Shock Movies
shock music collection page2
International Shock Movies
shock music collection page2