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International Shock Movies
shock video collection page 17
影なき淫獣
Torso
監督■セルジオ・マルティーノ
1973年
The Redeemer
監督■コンスタティン・S・ゴーチス
1976年
悪魔の息子
Kill Baby Kill
監督■マリオ・バーバ
1966年
呪いの館
International Shock Movies
shock video collection page 17
 この少年、最初と最後にチョコット出るだけ。邦題では主役みたいですが。では主人公は誰なのか?いや、居ないんですよこれが。性格の歪んだ奴らの同窓会で学校に閉じ込められ「13金」みたいに殺されていくだけの話。一応、窓に鉄格子がかかったりするんですが、別に逃げようと思えば逃げられそう。少年達がオープニングで賛美歌歌ったりするので、「悪い大人になったらバチがあたりますよ」といった啓蒙ビデオみたいなものか。しかし「金の亡者」「殺人愛好者」「ナルシスト俳優」に天罰はともかく「レズビアン」は自由だろが!これをレンタルしてた某ビデオ屋の店長のコメントが「恋人と別れたい時に一緒に観る」だって(笑)
 前半、ヒッピー風カルト集団の破天荒ぶりを描きつつ登場人物のキャラクターを意外と入念に描いている。にもかかわらず、復讐のために狂犬病のミートパイを喰わされたそいつらが後半、人格を失った口から泡吹くアホ集団になるんだから、ホントどうしようもない。じゃ、それまでのカルト集団の内部のゴタゴタの描写はなんだったの?そうした無駄足ともいえる脱力感に腹を立てるか、酔いしれるかが評価の分かれ道です。私は後者ですが。70年代前半のアメリカのダメさ加減がこれほど端的に現れた作品はないと断言できる。あと、このパッケージのイラストの顔。統一されてるようで微妙に違うんですが・・・。
 バーバ監督の才気が爆発しまくった60年代作品。とにかく屋敷に出てくる女の子の幽霊が恐すぎ。扉開けていきなり出てくるシーンなんて心臓止まりそうでした。「シャイニング」(’80)の比じゃないぞ。いたいけな少女の裸の背中を草ムチで叩いたり、有刺鉄線みたいなのブラジャーみたいに巻きつけられていたりといったサディスティックなシーンが巧妙にチラチラと出てくるのも凄い。カラフルなライティングなど完全にダリオ・アルジェント(サスペリア)あたりに引き継がれていますが、残酷描写こそ控えめなのに後半ちゃんと盛り上がっていくあたりバーバの方がはるかに職人でしょう。医者で常に冷静だった主人公が遂にはどんどんトリップしてしまうラスト近くの描写も最高。
 イタリアの猟奇殺人物(ジャーロ)の代表作にもかかわらず、ビデオ・バブル期に日本版が出なかった作品(劇場公開はされている)。ティナ・オーモンを始め、出てくる(殺される)女性が美人なのがいいですね。日本の片平なぎさ的サスペンス女優の定番スージー・ケンドールも出てますが、後半、屋敷の中の出来事だけでこれだけの緊張感出せるのも彼女の演技力の成せる技。途中、女性達が順番に殺されていくと思いきや、いきなり血まみれの3人の死体が屋敷にゴロンとしているあたり、かなりショッキング。加えてノコギリで死体をギリギリ切る陰湿なシーンもあります。が、引きの美学というか、抑制の効いた演出が素晴らしい。本編終了後に入っているやたらサイケな予告編には度肝を抜かれますよ。
I Drink Your Blood
監督■デビッド・ダーストン
1971年
処刑軍団ザップ
まぎらわしいタイトルの2本立て。
そういえば血を飲むシーンなんてあったっけ?