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International Shock Movies
shock video collection page 24
悪魔のシスター
Sisters
監督■ブライアン・デ・パルマ
1973年
The Giant Spider Invation
監督■ビル・レバン
1976年
ジャイアントスパイダー大襲来
International Shock Movies
shock video collection page 24
 この監督の映画は「悪魔の受胎」とか、ロクなものがありませんが、あまりにロクでもない作品ゆえにカルト化してしまっているのがこの映画。田舎にエイリアン出現、さらに見た目は人間と変わらない宇宙人という設定からしてC級低予算ぶりは観なくても伝わると思います。が、どういうわけかエイリアンが調査のために侵入した家が、レズ・カップルが2人きりで暮らす秘密の館。そこに無口で気のいい青年(宇宙人)が訪れ、奇妙な三角関係が生まれる。やがて嫉妬に狂ったレズの片割れの知られざる狂気の面を発見したもうひとりのレズが青年と脱走を計画。で、その前に、一応、男も経験しておこうかというわけで、青年とベッド・インしたら、愛撫のつもりで食べられちゃいましただって(ジャケット写真)。これほど観ていて気が抜ける作品もあまりないだろう。名作。
 
 これも当時日本劇場公開された映画ですが、はたして観客はシャレを楽しむつもりだったのか、マジだったのか今となっては不明。それでもパニック・ブームの波には乗って、それなりには知名度がありますね。しかしビル・レバンは50年代SFを70年代に甦らせたといえば聞こえがいいけど、要するにこれしかできないんでしょ?ストーリーや展開など、何もかも50年代SFそのままですからね。いや、それよりヒドイといえるのが、ものすごいハリボテの巨大グモで、台車かなんかで引きずっているのか、動きがやたらにスムーズなうえに、なんだかカワイイくらいリアリティ・ゼロ。でも、なんだか泣けてきました。レバン監督は、あのルイスの「モンスター・ア・ゴーゴー」('65)の元になったフィルムを作った監督でもあり、あれもヒドイSFでしたが、ルイスがお笑いみたいに編集しちゃったのは正解でした。
 最初の殺人シーンの後から、いきなりお得意の画面分割になりますが、もうこれはデ・パルマの専売特許のようになってますので。しかし、それ以上に、バーナード・ハーマンによる「サイコ」を100倍うるさくしたような劇中の曲が異色。それと、向かいのマンションに住む女性が窓から事件を目撃し、自ら調査に乗り出すなんて、そちらもヒッチ・コックの「裏窓」そのまま。日本公開は「エクソシストをしのぐ衝撃」なんてコピーでホラー扱いされてますが(今だに)これは、サスペンスです。しかし後半、シャム双生児の悲劇のイメージを幻覚のように見せつけるあたりや、どう考えても煮え切らず完結しないラストなど、サスペンスの域を越えてますが。
Blue Sunshine
監督■ジェフ・リーバーマン
1977年
悪魔の狂暴パニック
 「スクワーム」でおなじみのジェフ・リーバーマンの作風は、何といってもゴチャゴチャと余計なフッテージを入れず、シンプルな一本勝負。ミミズの大量発生に比べれば、ヤク中の後遺症による狂暴化なんて地味過ぎるかもしれませんし、パニックにもサスペンスにもなっていない仕上がりですが、ストーリー上、これといった展開がないのにもかかわらず、やたらスピーディーにたたみかけるような演出とかを見せてくれ、さすがと唸ってしまいました。特に殺害現場を発見した主人公が悪夢のような幻覚を見てしまう場面の「いったい何が起こってるんだ」とワケがわからなくなってしまうあたりの演出にリーバーマン・マジックを見た!といいましょうか。邦題だけ見るとパニック映画みたいですが、むしろそれが起こる直前の映画といいましょうか。
Alien Prey
監督■ノーマン・J・ウォーレン
1984年
人喰いエイリアン