ホラー映画のハイライトシーンばかりを集めたオムニバスもの。おなじみの作品ばかりですが、あまりにもテンポ良く編集されすぎているために、ほとんどへヴィメタルのプロモビデオのようなMTV感覚が惜しい。それはさておき、この日本版ビデオは、まるで映画館の客席からスクリーンをそのまま撮影したようなシネスコープのタテ字幕で、ビデオ黎明期にはこんなのがよくありました(「小さな恋のメロディ」の最初のビデオとかね)。劇場だと予告編後の本編が始まる前に日本語のタイトル看板が無音で写るりますよね?こういうビデオは、それもちゃんと入っていたりするんです。いいですねぇ〜。
「人喰族」の監督によるゾンビ物。正式にはゾンビではないんですが、とりあえずゾンビ物としましょう。どちらかというとパニック物だが、田舎に怪物出現といったありふれたパターンではなく、テレビ局を襲うあたり新鮮。しかも歴代ゾンビの中ではもっとも動きが速いため、全力疾走してもすぐ追いつかれます。さらに盛り上がったのが、逃げた主人公カップルが何を思ったかジェットコースターによじ登り、それを数名のゾンビが追いかけるというシーン。こうやって書いていると情けないが、観ると興奮するはず。アイデアの勝利。エンディングがオープニングと同じシチュエーションになり、夢か幻かといった感じになるのは、ちょっとやりすぎかなぁ。
パッケージの女の子を殺すアホ集団はホントに腹が立ちます。普通はアホの方に肩入れしたくなるんですが、こいつらユーモアのセンスもなく、むしろラストで逆上してアホたちを殺す少女の両親の無表情な顔のほうが何ともユーモラスで好感持てます。あと全体的に音楽の使い方が野蛮で、ムードを崩しまくり。このあたりのB級テイストは当時のアメリカのカー・チェイスものなんかにもよく見られる味わい。ちなみに限定盤とはいえサントラが出てます。ベイルマンの「処女の泉」を下敷きに作ったらしいが、登場人物の設定が中途半端で、小説のような善と悪の構造の明確さがまるでなし。頭良さそうに見せる言い訳ですか?
浮気している人妻ばかりを狙う猟奇犯罪もの。とかけばかっこいいが、実際はそれをネタに美女たちの濡れ場をたっぷり用意して客を満足させようって魂胆らしい。よくあることなので、別に腹は立ちません(っていうかいい)。「キッスは殺しのサイン(’67)」などで有名なシルヴァ・コシナのビデオジャケ(右上)がいい感じですが、実際観るとけっこうオバサンでした。なお勝手にエロシーンを付け足したアメリカ向けハードコア・ヴァージョンもあるらしいが(下の写真)なんと巨根ポルノ男優ハリー・リームズ(!!)が出ているらしい。その昔、大阪のあるテレビ局がネタにコマってこの映画を何度もリピート放送したために、大阪ではかなり有名な映画だそうです(ちょっと誇張)。
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International Shock Movies
shock video collection page 6
International Shock Movies
shock video collection page 6
↑これが「So Sweet〜」ポルノ・ヴァージョン
「Penetration」は(姦通)と訳せばいいのか?
鮮血の美学
The Last House on the Left
監督■ウェス・クレーブン
1972年
ナイトメア・シティ
Nightmare city
監督■ウンベルト・レンツィ
1980年
ソウ・スイート、ソウ・デッド
So Sweet, So Dead
(The Slasher is the Sex Maniac)
監督■ロベルト・ビアンキ・モンテロ
1972年
ザッツ・ショック
Terror In The Aisles
監督■アンドルー・クーン
1984年