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International Shock Movies
shock video collection page 9
血の祝祭日
Blood Feast
監督■ハーシェル・ゴードン・ルイス
1963年
Something Weird
監督■ハーシェル・ゴードン・ルイス
1967年
サムシング・ウィアード
Two Thousand Maniacs
監督■ハーシェル・ゴードン・ルイス
1964年
2000人の狂人
International Shock Movies
shock video collection page 9
薄暗い道路で絞殺されていく被害者のカメラ目線にタイトルバッグがかぶるオープニングがまず怖い。内容はジャケの女性が実はババアの魔女で、感電して超能力を身につけた青年と連続殺人者を追う刑事とのしょうもない三角関係の話。この映画がすごいのは、誰一人感情移入できない徹底した非人間性が全開しているところ。超能力者はドライな人間から急に善人みたいなキャラになり、それが中途半端なままに物語が進行。善人かと思った刑事は超能力者にLSDを平気で勧めるあたりから極悪非道さを帯びてくる。この観ている者の心をどこまでも突き放していくトラッシュな人物設定がすごい。
「血のような赤が欲しい!」と思った画家がモデルたちを次々と・・・。って話。安易だなあ。前作でアイデア出尽くしたか。ここでの見所はこの画家の絵です。映画では大絶賛されるこの絵。それがまるで中学校で絵の上手いやつが描いた文化祭のお化け屋敷の壁紙みたいな情けなさ!というわけで、すべての美大生は必見。これを観てみんな希望の光を燃やせ!・・・って意味もなく力が入ってしまいましたが、映画そのものは最後まで脱力しまくってます。ほんとにルイスって映画に何の思い入れもないんですねぇ。相変わらず殺しのシーンは気合入ってるんですが。
ルイスにしては結構殺し方が凝っていて、たとえば人の入ったでっかい樽にクギを打ち込んで転がすとか、両手両足をロープで4頭の馬に繋げて縛り、別々に走らせる「カランバ」殺しなど、ない知恵を絞って考えた小学生の罰ゲーム並みのスタイリッシュさ。村の人間全部が殺人者なんて、こんなにおもしろい話はないが、予算の関係でかなりしょぼくなってます。特に村人のエキストラが痛い・・・。全然狂気の顔を作れず呆然と立ちすくみ、カメラが回ってると知るや否や、無理やりむっとした表情になる強引さ。観れば観るほど興醒めしてしまうこいつらこそ、この映画の真の主役だと思う。
血を吹き、はらわたが裂けるといった場面を徹底的に見せた、我らの神様ルイスの史上初のスプラッター映画。これが63年とは、にわかに信じがたい。最低限のモラルさえ破った今見ても気持ち悪いグロ場面。神がかり的なほどの凡庸で退屈なセリフまわし。不安定にグラグラ揺れるカメラ。ホームビデオのようなへたくそなカット。「もう映画っぽい映画なんてウンザリだぜ」というパンクな気分にさせてくれる名作。え?ストーリーですか?要するに「いけにえ系」ですよ。何の罪のない美女が次々と・・・・ってやつ。中途半端に煮え切らないラストは、以後の作品まで続く素晴らしいチャーム・ポイント。
Color Me Blood Red
監督■ハーシェル・ゴードン・ルイス
1965年
カラー・ミー・ブラッド・レッド