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パタリロと私

出会い運命の出会い、それは4巻からだった。
再会久しぶりの再会、それは夏の銭湯での衝撃の出来事だった。
収集私を熱く燃やしたパタリロ…。
喪失出会いがあれば別れが来るのは必然?それにしてもツライ出来事だった。
これから…やはり捨てきれないパタリロへの想い。
TV版との違いコミックス派として。
その他諸々色々。

●出会い
確か、小学校の低学年くらいの時だったと思うんですが、
母親に本屋さんで好きなの買ってあげる、と言われ
散々悩んだ結果買ってもらったのが何故か「パタリロ!」4巻でした。

幼い頃の記憶を手繰っていくと、その本屋さんは
商店街の一角に古くからあるような狭くて汚い品揃えのあまりよくない店で、
(もしかすると古本屋さんだったかも…)
なかなか欲しいのが見つからず、ハッキリ言って「パタリロ!」も
ちょっと名前は聞いた事あるくらいだったと思うのですが、
探し疲れ、これでいいや…くらいの感じだったと思います。

今となっては運命的な出会い、出会うべくして出会った、と取れなくも無いですが、
正直、コミックスの「パタリロ!」は子供には不可解な事だらけで
あまりよく理解出来ず、何回かは読み返したりもしてたと思いますが、
そんなに好きではなかったと思います。

「不可解な事」の最たるものは“バンコランとマライヒの関係”でしょうか。
その4巻にも2人のあからさまなラブシーンが描かれていましたが、
一見女の子っぽく見えるマライヒも体つきはどう見ても男、
バンコランも言動も見た目も男、なのに…

「ああ、いけないよ…バン…」薔薇の花びらがハラリ…
みたいな官能シーンが結構何シーンにも渡って描かれてたと思うんです。

これには子供心にかなり悩みました。
こんな風に悩んでた人、他にも結構いたんぢゃないでしょうか。。

それ以外にもコアなギャグの数々、
魔夜氏が元々怪奇・オカルト系の漫画家さんだっただけに
全編に漂うおどろおどろしさなど、
何かイケナイモノを持ってしまったような危うさがあったように思います。

その後もしばらくその4巻は大事に持っていましたが、他の巻も集めよう、
とかいうのもなく、月日は流れていきました。

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●再会
「パタリロ!」の事はほとんど忘れかけていた中学生の頃、
近所のお風呂屋さんのロビーで涼みがてら漫画でも読もうかと
そこの本棚をザーッと眺めていると
「パタリロ!」の28巻前後数冊が置いてあるのが目に留まり、
わぁ〜、パタリロだ〜、懐かしい〜と手に取ったのが衝撃的な再会でした。

“お正月の神様”とかが出てくる話が何だか物凄く面白くてツボにハマり、
そこに行く度に何度も何度も読み返しては笑いをこらえていました。

その頃の「パタリロ!」は怪奇色の強かった昔のとはだいぶ変わって
ポップな感じと言うか、スコンと抜けたような明るさがあって
かなり取っ付きやすくなっていたのにちょっと驚きました。

マライヒの顔がだいぶ優しく可愛らしくなっていたのにも驚いたような気がします。

それ以来、お風呂屋さんで読むだけでは足りなくなってきて
“収集”への道へと進んでいく事になったのです。

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●収集
その当時出ていたのが全部で20数巻だったのか、
たまたまそのお風呂屋さんで置いてたのがその数巻で
実際はもっと出ていたのか記憶は定かではありませんが、
とにかく全部集めよう!こんなに面白いなら今までのも全部読みたい!
と、なけなしのお小遣いをちょっと貯めては1〜2巻ずつ買って、
を繰り返す日々が始まりました。

が、当時は2〜3ヶ月に1回は最新刊が出ていた(と記憶している)ので、
古い巻と最新刊を買って少しずつ間を縮めていくというような買い方をしていたと思います。

その頃の私はとにかく「パタリロ!」に夢中で、
ヒマさえあればノートの端とかにパタリロの絵を描いたり、
バレンタインに魔夜氏宛てにチョコレートを送ったりした事も…(キャー、恥ずかしい)

忘れた頃にそのお礼のイラスト入りハガキが届いて、マメなんだなぁと思ったりもしました。
そのハガキには「きれいなチョコレートありがとう。」というメッセージが書かれていました。
筆跡が違っていたので、多分アシスタントさんが書いたんではないかと思います。

広告入りの安いハガキだったのが印象的です。

「パタリロ!」をキッカケに絶大な魔夜ファンにもなっていまして、
魔夜峰央以外の漫画は買わない!
みたいな事を自分の中で決めていたようなところもありました。

それでも「ラシャーヌ!」とか「妖怪始末人トラウマ!」とか
他にもたくさん面白い作品が出ていたので全く娯楽としては不足は無く、
また、題材も多岐に渡っていたので知識欲も満たされ、満足でした。

まあ、今となっては他にも色々読んどけばよかったかなあとも思いますが、
当時はそんな気は全く起きませんでしたし、
今も“コレ!と思ったらひたすら突き進む”ところは変わってないので、まあ、仕方ないです。

そんな風にして集めた汗と涙と思い出がギッシリ詰まった大事なコミックス達が
ある日突然無くなってしまうとは夢にも思わなかった、今にして思えば薔薇色の過去。。

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●喪失
既刊のものはすべて買い揃え、その後も最新刊が出る度にワクワクしながら買っていたのですが、
60数巻を揃えたある時、引越しやらのゴタゴタで荷物の大部分を無くしてしまい…

それまで大事に持っていた「パタリロ!」もすべて無くしてしまいました…

今思い出しても悔しくて悲しい出来事です。
責任の一端が自分にもある事だとしても、どうしても受け入れられない現実というのはあるもので。
数ある「忘れたい・触れたくない過去」の1つです。

そんな過去は無かったかのように今も最新刊が出る度に買ってはいますが、
最近特に「昔発刊されたもので昔はよかったけど今はヤバくて?
出せないからある時以降コミックスからは削除されて発刊されている話がある」
という噂を聞きまして、悔しさは募る一方です。

それはどの巻のどの話なのか調べてみたところ、
4巻の「マリネラの吸血鬼」ではないかという事が分かりました。
そう、思い出の4巻!記憶が段々と蘇ってきました。

吸血鬼の伝説を利用して老婦人を殺して遺産を独り占めしようとする少年の話で、
その中に出てくるあるセリフの一部が今では差別用語に当たるとして削除されたのではないか
というのが通説らしいです。
また、ナチスに関するネタもヤバかったのではないかと…

当時読んでいた分には何ら問題は感じてなかった部分ですが、時代なんでしょうか。
ハッキリとは思い出せませんが、多分そのセリフとはキ○ガイとかそんなんだと思います。

その他にも文庫版には収録されていない話もあるとかで、それについてや
もう一歩踏み込んだ話は別の項目で改めて書くとして、これからの計画としては
ヤフオクかどっかで昔発行されたコミックスをまた1から集め直すつもりでいます。

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●これから…
上に書いたような事情から、普段古本はどうも嫌で買わないのですが
(ついでに言うと、古着やその他中古品もあまり好きではありません。)
その内古本屋さんかヤフオクかどっかで削除されてないものを探して
(15刷までは含まれてるそうです。)
出来れば何巻かずつまとめ買いでまた全部買い揃えていこうかなと思っています。

そうなった時にはこの「パタリロ部屋」ももっと見やすく、
一覧表なんかも作って充実させられるのではないかと思います。

実際、今これを書いている時点では手元には見えてる分だけで「パタリロ!」70〜74巻と
「パタリロ西遊記!」4巻しかなく、思うように作業が進んでいません。

こんな状態でアップするのはせっかく読んでくれてる人に対して失礼かなとも思いつつ、
まずは自己満足でもいいからパタリロ好きとして何かをして、これからのキッカケになればいいかなと。

以下、もうちょっとツッコんだ話を2〜3書いて今回は一応これで完成という事にしようかなと思います。

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●TV版との違い
コミックスとTVアニメ版では多少内容が違っているというのは他のアニメにもよくある事と思いますが、
ケーブルTVで「パタリロ!」及び「ぼくパタリロ!」の再放送を見れる機会に恵まれ、
改めて感じた違和感、相違点などがあったのでここで2〜3書いてみたいと思います。

パタリロが来日して喫茶店でバイトした事があったのですが(笑)
そこでお客がトマトジュースを“トマジュー”と略して注文した事に驚き、
次のお客がミカンジュースを注文してきた時、パタリロは喜び勇んで
「ミカジュー、一丁!」とマスターに注文を通したのですが…

ここから先、TV版ではマスターがバイトのミカちゃんを別室に呼んで、
ミカちゃんのお乳を搾って“ミカジュー”として出すのですが、

コミックスでは、「とうとうこの日が来たか…」と青ざめたマスターが
ミカちゃんを別室に呼ぶやいなや「きゃーー」と凄まじい悲鳴が聞こえ、
出てきたマスターの手には“何かドロドロした液体”の入ったグラスが握られ
ミカちゃんの姿はもうどこにも無く…これにはパタリロも冷や汗で
「注文の仕方を間違えたかな?」…

多少、前後のセリフなどは同じ風にしてたかもしれませんが、
コミックスの方は結構ブラックで、モチロン私はこっちの方が好きです(笑)

もう1つ。
イギリスの大企業の御曹司ながら、自分ばかりに厳しい父親に反抗して家を飛び出し、
今ではKGB(旧ソ連の秘密警察)消耗部隊のリーダーになっている、フィリップ。

任務の最中、偶然父親と再会してしまい心臓の弱い弟の事も心配で心が揺らぐ…
と、部下達が(任務を)やるのかやらないのかと迫ってくるのですが、

TV版ではただ「NOーーーー!!」と叫びながら部下達に向けて発砲するだけですが、

コミックスでは部下達が“Да?(ダーと読む。ロシア語でYesの意。)”
“Нет?(ニェット。Noの意。)”とロシア語で迫った上で、
フィリップは英語でNo!と返事をする訳です。

もっと心理描写が細かいと言うか。
まあ、これは活字で表せるコミックスとTVアニメは違う訳で、仕方ないんでしょうが、
1クッションあるのとないのとではだいぶ違うのではないかなあなんて事も思ったりします。

他にもコミックスでは死ぬハズの人がTV版では助かったり、色んなところで
ああ、変えてるんだなあといつも見る度思います。

こういう事には全く詳しくないのですが、やはり広く公共の電波に乗せて放映するには
それなりの注意を払わなくてはいけないという事だったりするんでしょうか。

コミックスで読んだ事ない人は一度読んでみると違った発見があって面白いのではないでしょうか。

以上、次のセリフまで大体全部分かった上で再放送を見ている者のたわ言でした(笑)

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●その他諸々
コミックスから削除されてる話については書きましたが、
もう1つ文庫版に収録されていない話について。

ルル・ベルという10歳の何か凄いエッチな女の子がいまして、
独立した「ルル亀!」というコミックスもあるのですが、
「パタリロ!」の話の中に登場した回があって、どうやらこれは
平成11年11月1日に施行された「児童買春・児童ポルノに係るなんちゃらかんちゃら法」
とかいうのに配慮して文庫版からは排除された様子。

何つっても、ルル・ベルはまだ子供のクセにカッコイイお兄さんを見つけると
いい事してあげる♪と迫りまくったりするし、見てて恥ずかしいので
何だか分かるような気はします(笑)

その他、この回には「三本指」「四本指」など差別用語に当たる?記述があったりするからだそうで。
でも、それ言い出すとパタリロを始めとして三頭身キャラはほとんど皆指四本だし(笑)

あ、こんな事言ってる私も差別に入るのかな??(* ̄m ̄)
この回は文庫版に入ってないってだけでコミックスには今も収録されてるって事だと思うんで、
機会があったら一度見てみると面白いかも…
「地球人の課題」って話です。

「ラシャーヌ!」というインドの少年の話も好きで、これも集めてましたが、
「パタリロ!」と一部ですが内容がシンクロしてる回があって(連載が同時期だったんだと思います)、
平行して読んでたので面白かったという記憶があります。

片方しか読んでいないと抜けているシーンがあって訳が分からないのですが、
両方見ると上手い事カブらせてるなあという感じです。

ちなみにラシャーヌはお金持ちの息子で
美少年なんだけど破壊的で惚れっぽく、
毎回一目惚れしては失恋して泣く、というパターンでした。

どう破壊的かと言うと、お風呂に入ろうとしてスイッチ入れただけなのに
風呂場を爆発させてしまうといった感じ。

ヒョウヒョウとしていると言うか淡々としていて、
立ち直りが早いトコが好きです。

「ラシャーヌ!」は7巻まで出ています。

「クック・ロビン音頭」を始め、
テーマ曲や挿入曲などが入ったCDが東芝EMIから出ているそうです。

個人的には「マリネラ国歌」というのが気になります。

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