戦後を代表する社会派推理小説家・故松本清張さんの代表作のひとつ「砂の器」が、SMAPの仲居正広主演で、連続ドラマ化される。TBSが「日曜劇場」(後9:00)で来年1月から放送する予定。新潮社が文庫化している原作は発表から42年間ものロングセラーが続いており、1974年10月に公開された松竹による映画も大ヒット。TBSの連ドラも話題作になりそうだ。
和賀は才能にあふれ、輝かしい未来も約束されている音楽家。だが、経歴が謎めいている。両親は早くに亡くなり天涯孤独とされ、自分の過去の消滅を図ろうとしていた。
物語のキーパーソンの一人である今西刑事役は渡辺謙が演じる。殺害される理由が見当らない元警察官殺しの犯人を、コツコツと追い続けている。追えば追うほど、謎が深まる一方、殺人を犯す動機がないはずの人物が不審者として浮上してくる。
原作、映画の発表から長い時間が過ぎているため、テーマや人物像を大切にしつつ、設定は時代に合わせて大きく変えてある。
また、この連ドラのために生まれた新たなヒロイン・成瀬あさみ役には松雪泰子が扮する。
TBS側は「仲居さんには、まだ誰にも見せたことのない顔があるはず。」と、その潜在能力を高く評価している。
原作も映画もタイトル「砂の器」とは何を意味するのかを明確には説明しない。いずれの場合も見終えた後、松本清張さんがなにを言いたかったのかに気づかされる。TBSの連ドラの場合は・・・。
2003・11・11・(スポニチより抜粋)