- 官能小説『洋子の熱中時代』作・オクムラユウスケ
尾菩々小学校、三年四組に属する三十二人のクラスメイトと、担任である洋子先生に給食が配られ、さあ食べようかという時であった。
「洋子先生!」
ガキ大将のタカシくんが元気一杯に手を上げた。
「なに?タカシくん?」
「子供ってどうやって出来るんですか?」
タカシくんの唐突な質問に洋子は戸惑った。
まだ小学三年生のタカシくんにとって、本格的な性教育は早すぎる。
- かといって、キレイ事を言うのも教育者としてのポリシーに反することだ。
「そうねえ・・・」
タカシくんをはじめとするクラス全員が、先生の答えに息を呑んだ。
「う〜ん・・・女の子の下のお口に、男の子のお肉の棒を突っ込んだら、コウノトリが赤ちゃんを運んできてくれるんじゃないかしら」
「全然わかんないよ!」
タカシくんは不満気に口をとんがらせた。
「もっと分かりやすく説明してください」
クラス委員長の神林のり子が、メガネのフレームをクイッと上げて、洋子を見据えた。
「う〜ん、そう言われてもね〜・・・」
困り果てている洋子を生徒たちが矢継ぎ早に責め立てた。
「先生、それでも教師なんですか?」
「先生、もしかして知らないんじゃないですか?」
「先生、男の子とつきあったことないんじゃないの?」
洋子の表情が徐々にこわばってきた。
「先生、早く教えてくださいよ!」
「そんなんでよく先生が勤まりますね!」
「だからまだ結婚出来ないんだ!」
洋子は握りこぶしを机に叩きつけた。
そして、給食に出されたソーセージを右手に持ち、左手にイカリングを持って、イカリングの輪の中にソーセージを出し入れしながら大声で叫んだ。
「こうやってチ○コをマ○コにぶち込んでズッコンバッコンすれば、お前らが今飲んでる牛乳みたいなやつがチ○コのさきっちょからドピュピューッって出て、子供が出来るんだよ!」
洋子は一息にまくしたて牛乳をグッと飲み込んだ。
「は!」
ふと我にかえった洋子が生徒たちを見ると、みんな黙り込み、うつむいていた。
泣いている子もいる。牛乳を吐き出す子もいた。
「先生・・・私の中に男子のオチンチンが入るなんて・・・ウソですよね?」
涙ながらに質問するのは、クラスのアイドル的存在である夢野聖子だった。
洋子は哀しむ聖子にも分かるように、やさしく答えてあげた。
「いいえ、本当よ。アナタのマ○コはその為についているのよ。タカシくんのだって、ヨシオくんのだって入れることができるのよ」
「いや!いやよ!タカシくんのなんて嫌!ヨシオくんのも嫌よ!」
「おい、なんだよ!俺たちのどこが嫌なんだよ!」
タカシとヨシオは一斉に聖子を責め立てた。
「アンタたちがダサイからよ!この餓鬼!」
「なんだと!」
「わたしは・・・わたしは・・・高野くんにオチンチンを入れてもらいたいの!」
教室がどよめいた。
突然の告白に、スポーツ万能の高野くんは顔を真っ赤にして、うつむいてしまった。
「ぼ・・・僕も聖子ちゃんならオチンチン入れてもいいなって・・・」
高野君の大胆発言に、また教室がどよめいた。
「わたし、何だか変な気分になってきたわ!」
普段はおとなしいはずの池田キヨ美が、おもむろに服を脱ぎ捨て全裸になると、机の上に立ち上がって歌を唄いだした。
「♪ウォ〜ウォウォ〜さあ輪になって踊ろう〜♪」
机上で踊り狂う全裸のキヨ美に続けとばかりに、生徒が一斉に服を脱ぎ捨て、踊りだした。
初めて覚える性の衝動をどうすることもできないまま、汗だくで踊り狂う生徒たちを、洋子はただ呆然と眺めるしかなかった。
「先生も一緒に踊ろうよ!」
ガキ大将のタカシくんがオチンチンを振り乱しながら先生の手を引いた。
洋子は生徒たちと一つになりたい気持ちから、自らも服を脱ぎ、熟しきった裸体を生徒たちにさらけだした。
豊満な胸を揺らし、妖艶に踊り狂う洋子を見た男子のオチンチンがピンッと隆起し、それを見て興奮した女子たちが、わけも分からずオチンチンにかぶりついた。
「ダメ!」
洋子は慌てて叫んだ。
「それはダメ!ダメよ・・・あなたたちにはまだ早すぎるわ!」
「先生〜、じゃあ、あれはいいんですか?」
タカシくんの指さす方向に目を向けると、聖子ちゃんと高野くんがズッコンバッコンやっていた。
「ひいぃぃぃぃ〜!」
- 薄れいく意識の中で洋子は思った。
《これじゃ教育じゃなくて“今日イク〜ッ”ね!》
洋子は気を失ってしまった。