劇団の目的=多くの人に今一番忘れかけている「美しい心」を届けるのが仕事です
★女性が観たいと思う舞台、立てる舞台を提供する
★劇団を通して心の成長を促していける仲間作り
★経営理念と経済理念を導入して100年続く組織経営作り
★心の故郷としての劇団作り
★荻窪に日本のブロードウエイを作る!
小劇団の舞台を見て回って感じるのは、本当に自由に舞台を作っているので楽しそうだということです。例えばほとんどストーリーらしきものがなくて日常の生活をただただ描いてもいいし、全部、地方の言葉で上演してもいい。舞台に大道具や小道具のようなものがなくても、台詞だけで空間が無限大に広がっていく、そんな可能性を感じました。
だけど、見る人は女性が多いのに、舞台に立っている女性が少ないのはなぜだろう。ミュージカルのほうに行くと、逆に女性ばかりなのに。
それは、女性が観たいと思う舞台を提供していないからだと思います。たいてい小劇団は、自分達の個性を磨くために劇団を作るので、俳優の個性を楽しむのにはいいのですが、観客がどんな舞台を望んでいるのかということは二の次になっています。それでいて、劇団が大きくなって舞台だけの収入でやっていけるようになりたいと願いながら、役者では食えない役者では食えないと言って言い訳しています。それは観客の大多数を占める女性が真に見たいものを提供していないからではないでしょうか。個人商店ならばとっくに倒産しています。そこで、キチンとした経営理念と経済原理を導入して、少しでもいいから売り上げを上げて、次の公演のための資金にしていく。お金をもうけるためとしてではなくて、どれだけお客さんが足を運んでくれたのかという事実を、自分たちがどれだけお客さんの心の満足と幸福に寄与していけるのかということにつなげていきたいと思います。
それから、今までいくつかの小劇団を見て回りましたが、ある主宰が言うには、客演で参加した女性に、劇団員にならないかと声を掛けてもなかなか劇団員になってくれないとこぼすのです。数としては、女性の方がお芝居をやりたい人はたくさんいるでしょう。なのに、劇団員になりたくない。もし、自分が入りたいと思う劇団ならばオーディションを受けてでも入ろうとするでしょう。
男性だったらどんな過酷な環境でも耐え忍んでくれる。だから、どこもかしこもスパルタ式の教育をしていて、演出家についてこれる一部の人間だけでやっています。それは、優れた俳優が必要だからということなのでしょうけれども、一週間も風呂に入らなかったり、借金だらけでろくなものを食べずに劇団を続けるというのは考え物ですし、ある意味、普通の職業観を捨てたからこそ得られる特別な世界と思っているように思えます。普通の女性にしてみたら、小劇団の世界が奇人変人の集まりに見えるのではないでしょうか?女性は、子供のころからピアノを習ったり、踊りを習っていたり、なにかしらのお稽古事をしていますので、女性のほうがまじめなで上品な人が多いのじゃないかと感じました。
それには、女性の心の声をしっかり聞いて、どうしたら劇団員がきちんとした生活ができるのかということを常に考えに入れ、奇人変人の集まりではなくて、道徳的な観念を持ち、たくさんの本を読み、世の中のことに関心を持ち、ともに精神的な成長をしていける場所として劇団を作りたいと思います。
そして、単に仲間の幸福ということだけにとどまらず、社会に対しても素晴らしいドラマを提供し、劇団の存在が世の中の希望や幸福につながっていけるようにしたいと思います。
言い換えれば、劇団の中を一つのユートピア、心の故郷にしてゆき、それを社会に広げてゆく時、きっと劇団を中心にして暖かい風が吹き、地上天国、ユートピアが出現すると思います。
そういう理想の劇団を模索しているとどうしても、経済的な部分がおろそかになってしまいがちですが、10年かかるか20年かかるかわかりませんが、舞台による収入だけでやっていけるシステムを創造したいと思います。それは、お芝居を通してユートピア作りに貢献したいと人生計画を立てて生まれてきているのに使命を果たせないでいる、多くの女性の修行の場を作るためです。特に、女性は美しさを求めています。美しい心ってなんだろう、忙しく殺伐とした現代にあって、一番必要とされている美しい心を届ける劇団を今こそ、この地上に創造します。
イギリス、アメリカの次は、この日本が演劇の大国となる日は近いのです。 |