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いきなり漫画です! 2002年4月期にドラマ化された「ウェディングプランナー」の原作ですが ドラマと漫画は全く違います。 原案提供にもなってないくらい、ドラマはかけはなれたものになってました。 だって登場人物全員違うんだよ〜。と、前置きはさておき、 オリジナルウェディングをプロデュースする会社 Sweet Bridal の副社長、実与子さんと、その彼で社長のマコト、飾り専門のデコラちゃん、 花のスペシャリストマヤさんこの4人のキャラがとにかくイイ! 連載当初、実与子さん28歳、マコト30歳、デコラちゃん27歳、 マヤさん36歳なんだけど、漫画の中で実際に年をとっていき、時代背景がしっかり描いてあるから本当にリアルです。 実与子さんは、マコトの事が好きで好きでしょうがない。 仕事が忙しくて家にも帰れず、会社のソファで仮眠をとって朝、シャワー浴びてまた仕事っていう日が 続いてるマコトが、仕事のつき合いで飲みに行ったりしたら 『たのむ!寝てくれ!』って心の中では思ってるけど笑顔で送りだしてしまう。 でもそのあと1人になって『私には30のマコトだけじゃないのよ。40のマコトも50のマコトも 60のマコトも心配なのよ。本人はいつまでもハタチのつもりでいるけど』と思って会社で泣いちゃう。 実与子さんはホントによく泣く。でもわがままで泣くとか、仕事ができなくて泣くとかそんなんじゃなくって 人の事を思って泣く事がほとんどで、ものすごく人間らしい人。 その彼のマコトはどういったらいいのか、普通にカッコイイ人といったら いいのかな。元カメラマンで、フリーになったはいいが、バブルはじけてそれじゃ食えなくなったので、 彼女で元繊維会社に勤めるデザイナーの実与子と Sweet Bridal をはじめる。 普通にいそうで、でも平凡でつまらないという普通じゃなくて普通にカッコイイ!んです。(すんませんボキャブラリーが貧困で) 読んでくうちにその良さがわかる、こんな人が同じ会社にいたらいいなって思う。 そしてデコラちゃんこと鈴木ふみえ、彼女のキャラがとてもイイ! 年齢不祥で、外見も性格もかわいい。でも甘ったるいかわいさじゃなく、図太さも持ち合わせててとにかくぶっとんでる。 自分の仕事が大好きで常に努力してる。この漫画は単なる恋愛ものではなくて デコラちゃんが仕事を通して人間的に成長する物語でもあります。 その成長に欠かせないのが3話から登場するマヤさん。 彼女みたいな人をカッコイイ女性って言うんだろうな。マヤさんはマコトの昔の仲間の奥さんで 人手が足らない Sweet Bridal にやってくるんだけど、最初実与子さんはマコトとマヤさんの仲を疑っちゃう。女ってすぐそういう発想しちゃうよね。どんだけつきあい長くても 信頼してても「もしかして?」なんて思っちゃう。でも実際は全然そんなことないんだけど。 ドラマが漫画のように作れなかったひとつの原因として、鴨居さんが漫画ならではの表現が すごく上手いってところにあると思う。 人間って喋りながら、同時に頭の中でいろいろな事考えてるじゃない? 漫画だとふきだしのセリフと、モノローグと分けて描けるけど ドラマだと(サトラレみたいなのは別だけど)そうはいかない。 その漫画ならではの表現がめちゃめちゃ上手いのよ。 いま6巻まで出ているけど(7巻で終わる)やっぱり前半がいいなぁ。 特に3巻のファミレスの場面とデコラちゃんが煙火(おっきな花火を扱う資格)の資格をとるエピソード。 3巻から出てきて後にデコラちゃんの彼になる周クンがこれまたイイオトコだ! この彼、ほんとにリアルにドラマ化するなら坂口君が似合うと私は思ってる。 タイプ的にはちょっと違うけど、こういう役もきっとハマると思うな。周クンは、 (登場当初)7年も大学に行ってて、元気だけど体育会系ってわけじゃなくて、人気者だけどもてない。 大学やめて(正確には大学院)旅行会社に就職したと思ったら、今度はいきなり 『プロレスやりたい』って言い出すし。。(笑) 細かいエピソードや何気ない会話にいい言葉がいっぱいあって 何度読み返してもおもしろい。東京のどこかにこの人たちが 実在してるんじゃないかと思えるくらいリアルで、み〜〜んな友達のように思えてくる。 そんな作品です。 |