天体観測  2002年7月〜9月 火曜夜10時 関西テレビ 全12話

プロデュース 森谷雄 脚本 秦建日子、渡辺千穂(4)(6)(10)(12)
出演 伊藤英明、坂口憲二、オダギリジョー、小雪、田畑智子、小西真奈美、山崎樹範、長谷川京子 他


最 終 回 2002.9.18

今までいろいろ言って来たけど、最終回は一番普通に見れました。 今日になって6回目以降をビデオで見返してみたけど、私的には最終回が 一番まとまってたと思う。もろもろほったらかしにしてたエピソードはあるけど、 11回目まで見てて、最終回で全て片付くとは思ってなかったからまぁそれでもういいかと。

私はあの中の女性では有里が一番好きで、単純なんだけど、どんどん小西真奈美が綺麗に見えて来たよ。 その反面、美冬がどうしても受け付けなかったから小雪がどんどんブサイクに見えて来た。 小雪、昔はむっちゃ美人って思ってたのになぁ。
有里が、あの小屋(天文台)を燃やそうと思い立った気持ちわかる。 灯油(?)ぶっかけるってのはおいおい、って思ったけど、 あれを無くしてしまわなければ先に進めない、という気持ちよくわかる。 なんで3年も中荒らされずにそのままなん?っていうツッコミは置いといて(ってやっぱつっこんでる) あれを、無くすのは壊すんじゃなくてやっぱ燃やすが一番なんだろね。ドラマ的にも。 壊すんじゃ辛気くさいしね。 燃える小屋に向かって、健太が叫ぶのはわかるけど、なんで七重がそこに?っている事じたいがちょっと違和感 あったけど、今まで小声で、うつむき加減でしか喋れなかった七重が 初めて大きな声を出すシーンとして、違和感ありつつも印象的でした。 このドラマ、キーになってるのはタケシで、真のヒロインは有里だったと思う。

好きなのは8話と9話と最終回。
印象的なシーンは、1回目、サトブーの働く老人ホームに人だかり。その中心に友也、友也の初登場シーン。 2話、友也初めて予備校の教壇に立つシーン。3話、友也の部屋に、美冬、サトブー、有里、健太が集まり 横になってるシーンでのサトブーの話。5話、予備校で最後の授業をする前の友也の話。6話、ホームの納涼会でサトブーがおじいさん達に絵をもらうところ。 7話、料亭を出たところの恭一と恭一の上司の会話のあと、携帯が鳴るシーンでの恭一。8話、 サトブーが見つかり友也に抱きつき子供みたいに泣くサトブーと「そっか、大根持ったまま来たのか」っていう友也。 同じく8話のラスト、友也の部屋での友也と恭一。9話、恭一が父親と会って別れるシーン。10話、酔っぱらい友也激白シーン。 同じく10話のラスト、車に乗り込むTOMOYA。11話、有里の寝顔に「あいしてる」と呟くタケシ。最終回、有里が「タケシにあいたい」と 号泣シーン。

あと、坂口ファンとして見ててカッコイイとか、かわいいとか思ったところは、一部重複するけど、予備校の教壇に初めて立った時のスマイル。 「生徒と同棲してる」というFAXが来た時の、学校側にいいわけする時の美冬との会話での友也の「え?」っていう顔。 予備校やめて出て来た時「ファイト!」って言ったあとの表情。納涼会での、はっぴにねじりはちまき姿。似合いすぎ〜(笑) 恭一に「スーパーポジティブ」って言われててれる姿と「ん?」っていう顔。よっぱらって激白シーン。車に乗り込むTOMOYA。 喪服の友也。タケシが刺された場所にたたずんでる時の友也。小屋を燃やす時、友也と恭一頬寄せてたばこに火をつけるとこ!!

ドラマとしては『天体観測』はちょっと、いまいち、いまに、いまさん、いまよん、いまごぐらいだったけど(天体観測がイイと思う方ごめんなさい) 坂口君はほんっっっっっっっっっっっと生き生きしてた。
坂口君の、何にそんなにひかれるのかな。どこがいいのかな。っていまだにときどき思うけど やっぱ、生き生きしてるからかな。見てるとこっちも元気をもらえそうな、そんなとこ。 思えば、1年以上毎週のように姿が見れたのに、来週からは見れないのね。淋しい。
次はどんなドラマでどんな役やるのでしょうか。。。

 
タケシが星になった11話 2002.9.11

いやはや、これほどまでにのっけからタケシの死に向けて一直線なトーンで進むとは、、の11話。 タイトルも『友の死』だし、ヒネりは無いんかい。もうみなさん、いろんな掲示板で、 学校で、会社で、友達とメールで、さんざんつっこみまくってるよね。 タケシご臨終のシーンでの病院の対応。いや、正確には対応無しなんだけど。 いつも冷静な恭一ならあそこですぐ医者を呼ぶでしょう。 いつもの友也ならあっさりあきらめずに、「せんせいそせいしてください」って 医者につめかかってみんなに止められるでしょう。っていうかその医者がいないんだけど。 そういう演出にしても全然おかしくないのにねぇ。 なぜだー?制作者の意図が全くわからん。 先週ダーティーになった友也は超高層マンションには住んでなかったね。 もっとダーティー友也が見れるのかと思ったらなんかほったらかされてるしさ。 でもねでもね、『マーケティングを元にデザインの指示』をされるのって プロとしてはごく当たり前の事なんだよね。それが、友也の意に反する事なだけで 別に汚い世界でもなんでもない。仕事としてはごく当たり前のやりとり。 「もうすぐロイヤリティー(印税)で稼げるようになるから、描かなくていいの」って言われて(ビデオ見返してないから 正確にはこんな言い方じゃないと思うけど) 友也「描かなくてむねはれますか?」ってセリフ。脚本家〜!坂口君に何をとんちんかんな事言わせるんだ。 恋チカ(恋ノチカラ)でも、鉛筆ねずみのようにひとつのキャラがヒットすれば あとは、どんどんロイヤリティーでガッポガッポってやってたじゃん!壮吾〜〜じゃなくて友也〜。 実際、そんな簡単にいかないけどさ。 なんだかなー。結局友也は、『自分の絵を認めてもらいたかった』=『自分を認めてもらいたかった』 から、あのプロジェクトに乗っただけで、ハナから商業デザインなんかやる気ない。 っていうか商業デザインがどんなもんかも把握してないよね。全然。 友也はアーティストタイプ(職人タイプ)だから、結局元の友也に戻るんだろうけど それは最初からわかってるけど、商業デザインの世界を、あんなちゃらく 扱ってほしくないっす。。。(涙)
そんなこんなで来週は最終回だ。全話録画してるので、まとめて見返したら もうちょっとましに思えるのかな。 エンディングはオダギリジョープロモーションビデオみたいでちょっと良かった。

 
友也がTOMOYAになった10話 2002.9.5

このドラマほんっとにいったい何処へ向かおうとしてるのか、今更ながら、何を描きたいドラマなのかさっぱり解らなくなってきた〜。 冒頭で2002年9月という表記があり、今までと違う印象だった10話ですが、 実は私は、商業デザインの世界に身を置いて10年以上になるので『TOMOYAプロジェクト』に関して 言いたいことは山程ある!でも、言い出すとヒッジョーに長くなってしまうだろうからこの部分はあえて省きます。 必ずしもドラマにリアリティーが必要かというとそうではなく、ドラマだからOK!っていうのもあるし、 この部分にリアリティーがなくてもそれをカバーするべく別の部分が最高におもしろかったり、 ありえないけどあったらいいなとか、ファンタジーな部分があってもいいと思う。 しかしこのドラマは毎回方向性が違っていて、でこぼこ激しく見ていて疲れる。たぶん「友也サイド」で見てる自分と ドラマの製作の粗を気にして見てる自分がいるから疲れるんだと思うけど。 感想も上手く言えません。

で、美冬と恭一ってあれ?復活してたの?3年振りに再会して美冬の中で、恭一に対して引きずってた想いが 復活し、中途半端な関係なだけだと思ってた。それにしても「別れよう」ってセリフには驚いた。 恭一にはぜひあそこで「俺達つきあってのか」と冷静に言ってほしかったよ。 脚本家や演出家はなぜヒロイン美冬をあそこまでイヤな女にしたんだろう。 みんなが集まって「友也もいろいろあったんだねぇ」っていう話をしてる時の美冬のセリフ 「ほんと私だったら絶対耐えられないと思う」って、、、。この言葉ってなんか無神経じゃない? 美冬の行動も言動も理解できないものが多く、あんな女大嫌いだ。 それなのに、な〜ぜ〜〜〜?友也は美冬なんかが好きなの??? この設定が一番理解できない!
「おれを見てくれよぉ」っていう友也が可哀想でせつないよぉ。
「ふざけんな!いつだってきょういちをみてたじゃねぇかー!」
今まで他人の事で必死になって怒鳴ったり殴ったりしてた友也が、 初めて自分の事で感情をあらわにした。友也いいぞ! そんでもっていいぞ坂口!このドラマがはじまって坂口君演技が後退してるような 気がしてて辛かったけど、この場面は良かった。 ファンのひいき目をなくしてもこの場面の、酔っ払い、笑い、泣き、怒り、自分への嘲りや情けなさを、表現してる坂口君良かったと思う。 しかし!この後「ごめん」と謝り「くるな!」と言いながら、かなりしっかりした足取りでスタスタ帰って行った友也。 あんだけべろんべろんに酔っぱらってたのにね。(笑)

 そしてレセプション当日。 友也は、本当の事ぶちまけて全て終わりにしようか、このままこのプロジェクトに 乗っかろうか迷いに迷った挙げ句、真実は口にしなかった。 これは「天体観測」的には『仲間を裏切った友也』って事になるんだろうけど、 私はこれはこれでありかなぁとも思う。(そもそも『TOMOYAプロジェクト』みたいなのがありえないんだから。) そりゃもちろん友也らしく無い行動だけど。 でも友也って、あんなに個性的で自分っていうものを誰よりも持っているように思えたけど 本当は自分に全然自信がなかったんだねぇ。そうは見えないぞ。 もちろん友也にもナイーブな面もあるのは今まで見てて解るんだけど、 ああまでしても『自分』を見つけたいと思う程友也自分に自信がないの? でもまぁ、あそこで真実をぶちまけていつもの友也に戻るのもありきたりすぎるし (絶対ベタな展開でいくと思ったのに、意外な方に行ったのでドラマ好きとしては嬉しかったりもする。) 脳天気でいいひとキャラもいいけど、悪役の坂口君も見たかったので、 友也が人が変わってしまったのは、ひとつのドラマでふたつのキャラの坂口君を見れるのでお得という事にしておきましょう。

美冬の呼び声にも振り向かずに去って行く友也。ここでエンディング。
いいじゃないかここ!!ビデオでもっぺん見たけど鳥肌立っちゃった。いいわいいわ、この坂口君。 このシーン、余談だけど「お金がない!」で、仕事が出来るようになりお金持ちになって 人が変わってしまった織田裕二(役名は萩原健太郎)を思い出した。あのドラマ大好きだったな。 と、いうことは、友也は来週いきなり超高層マンションなんかに住んじゃってたりするんだろうか?

ビジュアル的には友也よりTOMOYAの方が好きかな。かっこ良すぎるけど。 ひげが無いからかな。ひげ有りも決して嫌いじゃないしすごく似合ってると思うけど 無くなると、一段とかっこ良くなるよね??ね?ね? ドラマの中でTOMOYAが掲載されてる雑誌「SNATH」「NOBLE」「CARAT」と モノクロポスター欲しいぃ。。。特にポスターは、なんて優しい表情してるんでしょう。。。

予告で思いっきりタケシの死を予感させる演出になってたけどどうなんだろうね。 初回から誰か死ぬんじゃないかと散々言われてるけど、そう思わせといて死なないんじゃないの〜?って 思ってた。でも死ぬとしたら、一番死ななさそうな友也だったりして、、なんて思ったり。 だってエンディングで(今回は違ってたけど)出演者の名前が星になって流れて行くところ 坂口憲二の名前だけが1人逆方向(左)に流れてる。他のみんなは右。 そんなの何も意味無いのかもしれないけど。でもま、普通に考えたら(誰かが死ぬのだとすれば)健太の妹かな。 エンディングといえば、有里が駅のホームで電車を待ってるカットが好きだな。 でもタイトルバックとHPのトップの画像の坂口君、友也じゃなくてどう見ても陸、思いっきり陸の顔してるよね。(笑)

 
8話まで見終えて 2002.8.23

これを書いている現在、8話(サトブー捜索の回)まで放送が終わったところで、いよいよドラマも佳境に入って来たとこなんだけど いまひとつはまりきれない。ツッコミどころが満載で、でもつっこむのが癖になるドラマもあるけど「天体観測」はややひいてしまう展開が多く、脚本がかなり雑だと思う。

メンバー7人が頻繁に会いすぎぃ〜なんてのはいちいちつっこんだりしてたらキリがないので それには目をつぶるとしても、仕事中の友達の携帯に電話しすぎってのは序の口で いきなり会社に会いに行ったり、それもしょっちゅう。(メールを使えよメールを)こんな大人気ないやつらいやだなぁ。 そもそもあの男女のグループ7人で友情があるとは思えない!(笑) ヒロイン美冬(小雪)に、あまりにも魅力がなく存在意義すら感じられないし、 あのナレーションが暗く下手すぎて激しくテンション下がる。

あぁなんだか愚痴モードになってしまってるので、この際もっと言うと、 主役2人のキャラに差がありすぎ。恭一(伊藤英明)の背景や、人格は割としっかりと描いているのに 対し、友也(坂口憲二)のキャラはどうもいい加減に作られてるようで薄っぺらい。 繊細で包容力がありみんなの信頼感も厚く、まとめ役でもある恭一と 対極のキャラなのが友也で、友情に熱く、人の世話ばかりやいてる今どきいないような やつ。大らかでちょっとおバカ(ここで使ってるおバカはいい意味でね)ほんとに子供がそのまま大人になったようなやつで、恭一いわく「スーパーポジティブ」なんか憎めない、そんなキャラだけど どうしても、大らかっていうより単細胞すぎるのに目が行き、 なんでも知りたがり屋で、何かと言えば「仲間だろ」って言うは、 す〜ぐ人殴るは、どうしても25歳の大人とは思えない『非常識』さが目についてしまいます。

4話だったか(タケシ(オダギリジョー)が、出会い系サイトの雇われ社長をやめる話の回ね) タケシが「馬鹿だなお前。俺たちにもともと価値なんてねーんだよ」と言った時 友也は「それはちがう。かちのないにんげんなんていねー」と言った。 私はあのシーンの2人が好きで、放送見てる時は、けっこうジ〜ンと来たもんだったが、 よく考えたらおかしい。タケシは「俺たちにもともと価値なんてねーんだよ」のセリフの前に「俺たちの代わりなんていくらでもいる」と言っている。そう、この場合の『価値』とは『企業』の中での『人材としての価値』に、対して友也が言ってるのは『ひと』としての『個人の価値』 なんだか論点がずれていないか。これでいいのか脚本家。

とはいうものの、友也がそんなに嫌いなわけじゃない。友也の良いところは 『どんな人にでも分け隔てなく自分をさらけ出せる。真っ正直に向き合える』ところだと私は思っています。 友也が初めて予備校の教壇に立った時、あの口のたつアリスに例の低音でぐさっと言われて、 一瞬とまどった表情(カオ)をしたけど、すぐに笑顔にきりかわって授業が始まった。 あの一瞬がすごく「友也」という人間の良さを表現してると思いました。

毎回友也には「やっぱイイ!」と思ったり「なんだかなぁ」と思ったりして、はまれそうではまれない。 (前回「しあわせのシッポ」の陸、私は後半一気にはまって、陸がむちゃくちゃ好きになってしまいました。今でも 友也より陸の方が好きです。)

でも8回目のラスト、友也の部屋に恭一が訪ねて来るシーン、ここは良かった。
死んだと聞かされていた父親が生きていた事で複雑な心境の恭一に
友也「親はさぁはいないよりいたほうがいいに決まってる」
   その言葉を聞いていろいろ悩んでいたのが馬鹿馬鹿しく思えたのか、
恭一「お前ってさぁ」ふっと笑う恭一。
友也「ん?」←またこれが友也らしいノーテンキな言い方なんだな。(笑)
恭一「羨ましいよ」
友也「なにが」
恭一「なんか、その、、スーパーポジティブな感じがさ。」
友也「おだてんなよ」照れる友也。
恭一「おだててねーよ」
友也「いいよ。おだてんなよ」
恭一「いやおだててないって」
友也「ん。ばかにしてんのか?」
じゃれあう2人。そして恭一の携帯が鳴り、、、。

と、このシーン。時間にしてわずか2分足らずのこのシーン。無茶苦茶好き!! 2人の間とか表情とか全部、私的には完璧です!! もしかして『天体観測』の中、私にとっては一番のシーンになるかも?!です。 このシーンが、主演2人の対極のキャラがうまく表れてるなぁと思いました。


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