| さとうきび畑の唄 |
|
これを書くためにもう一度録画したビデオを見たら感無量になってしまいました。
最初、このドラマを知った時、明石家さんま(以下さんまちゃん)と黒木瞳ってむか〜し夫婦役で2時間ドラマやってたよなぁなんて
思い出してました。さんまちゃんが念願のマイホームを買ったとたんにおかしな事にまきこまれるという話のドラマで
なんだか妙に不思議ちゃん妻の黒木瞳、、、。そういえばあの頃の黒木瞳って今とは全然違うイメージの女優だったなぁとか
いろいろ思い出してたり。検索してみたら88年の「おれは裸だ」(読売テレビ)というタイトルでした。 私はその昔、さんまちゃんの大ファンでした。(80年代)だけど今はあんまり好きじゃ無くて、 ドラマに出てても見たり見なかったりなので 「さとうきび畑の唄」で、坂口くんの父親役がさんまちゃんって知って、 なんでさんまちゃんなん?なんかなぁーって思ってました。 ドラマが始まっても、これってさんまちゃんのせいで、生っ粋の沖縄人じゃない設定になってんのかぁ〜。。。 神戸のお嬢様だった美知子(黒木瞳)がわざわざ、大阪の写真館に写真を撮りに来るっていうのも無理があるぞ、とか、 なんかコントドラマを見てるよう、、とか思っていたけど、はじまってものの20分足らず、 長男勇(坂口くん)が出征を見送るシーンで、いやこの役はさんまちゃんはまり役!!と 確信。家族の写真を手渡し「ニッポンいちの笑顔や」というセリフ。 長男勇の坂口くんは、この時点で、あぁ死んじゃうんだなぁと分かってしまって悲しい。少ないとは思っていたけど、坂口くん出番少な〜。 「戦争では何も解決しません」と教えただけで、非国民だスパイだと言われてしまう勇の妻紀子に仲間由紀恵。 仲間ちゃんものすごく好演。凛とした強さ。 実際に沖縄生まれだね。 非国民とか召集とかって、今ふざけて使ったりするよねぇ。 元の意味もちゃんと知ってるけど、ほんとの意味は本当につらく悲しい響きです。 「この身は天皇陛下に捧げた身です」と、通信隊に志願する次男昇(勝地涼)。 これまた好演。この次男昇、すごくイイ!!なんて立派な息子なんだ〜。 勝地涼くん、『昔の人の写真顔』してるよねぇ〜。長女美枝(上戸彩)は学徒看護婦に。 ひめゆり部隊だ。私は中学生の頃、古手川祐子の「ひめゆりの塔」を映画館で見て あまりの衝撃に2、3日食欲が落ちてしまった事がある。 主題歌の「しあわせについて」(byさだまさし)が頭から離れなくなった事を思い出した。 しかし上戸彩、演技まずくはないけど、その眉毛はどうなん?色しろすぎるのも。 黒木瞳も眉毛整えすぎ〜。あの眉毛を見てると、現実に引き戻されてしまうよ。 加えてあのCGは興醒めだった。どうしてもどうしても現実に引き戻される瞬間が たびたびあり、なんだかなぁ〜だったけど(だってCMが、、、。黒木瞳!マラカス振ってる場合じゃあないやろ、とか)それでも実際の白黒映像などをはさみ 後半は一気に引き込まれていきました。 「生きて下さい。お国の為に死のうなんて思わないで下さい」 このドラマは決してよくある反戦ドラマでは無いんですよね。もちろん反戦を訴えてはいるけど根底にあるメッセージは 『どんな時でも力強くいきて行くこと』『命は尊い』んだという事なんだと思う。それを伝えるお父さんの姿が良い。 生きてるだけでまるもうけ精神のさんまちゃんにぴったりね。(笑) 私は家族の部分をしっかり描いてるドラマに非常に弱いんです。過去の坂口くん出演ドラマでいうと 「ベストフレンド」「ファイティングガール」「しあわせのシッポ」など。 美枝を助け、お母さんのお産にまで関わった吉岡(オダギリジョー)の死に方があっけない。 でも、今の今まで話していた人が目の前で死んでゆく、それが戦争というもの。 「朝起きるたびに、戦争終ってないかなぁって思うねん」っていうお父さんの言葉。 あの頃、全ての日本国民がそう思っていたんじゃ無いかな。 後半、私はずーっと眉間にシワを寄せて見ていたように思う。 そして、春子(大平奈津美)の震えながらの「Do you kill me?」にはうるっと来てしまった。 でも、、、あまりに米兵がいい人っぽく描かれていて、日本兵の上官が非人道的に描かれているように 思えてそれが気になったけれど。 本当は描かれていない部分でもっと悲惨な状況下で色々な苦悩があるはず。 まぁ、でもドキュメンタリーでは無いし、あくまでも、この時代に懸命に生きた普通のひとびとのお話 として、命の尊さ、平和を願う気持ちは充分伝わって来ました。 春子役の大平奈津美ちゃんは、ドラマでよく見るなぁ。上手いねぇ。 そして、沖縄戦は終結、捕虜になった美知子らは、お父さんのカメラをぶらさげて歩いている 米兵を見かける。カメラについたお守りの鈴の音で気付く。 そのお守りはかつて、美知子が幸一の写真館に写真を撮りに行った時に幸一にあげたもの。 そのお守りを、 現在の幸子(黒木瞳)の孫(上戸彩)が携帯電話にストラップのひとつとしてつけるシーンがものすごく違和感。 幸子が語って聞かせるという手法はいいけど、孫が引きこもりっていう設定はいらないよ〜〜〜。 なんだかなぁ。携帯電話会社(ドコモ)がスポンサーだから仕方無いのかもしれないけど。あのシーンで今までの空気をぶち壊し〜。 お父さんのカメラの中に残っていた写真は、 戦争なのに皆笑ってる写真だった。 「お父さんだから撮れたんだね」 本当にいい笑顔だった。 |