三つの写真展

先週末、3つの写真展を見た。 ひとつは有名なロバート・キャパ展。 ひとつは「中 淳志 チベット・アフガン信仰と生活」 最後に名前を忘れてしまったが、「自分の顔をポラロイドで毎日(!!)撮影する」というのをなんと1979年からずっと続けている人の写真展である。

結論から言うと、一番おもしろかったのは最後の「自分の顔」展で、おもしろくないのは「チベット・アフガン」であった。

「自分の顔」展は、とにかくひたすら自分の顔を正面からポラロイドで撮影しているだけなのだが、年月の経過によって確かに79年と2000年では全然顔が違っている。79年には「長髪青年」だったのが最近の写真では「ハゲオヤジ」である。しかし、ではどこが「若者顔」から「おっさん顔」への変化点なのか、というといくら見てもその境目がわからないのである。頭髪に関しては「あ、この日思い切って散髪したな?」とかいうのがわかるのだけれど、顔の「老ける境目」というのがわからないのである。

これは考えてみれば当然で、日々わずかに老けていっているのであれば、「ある日突然大きな変化」というのはないに決まっている。しかし、それにしてもおもしろい試みである。そもそも20年以上「毎日撮影する」というだけでもものすごい話である。ほとんど狂気の領域である。

さて、ひるがえって「チベット・アフガン展」であるが、これがどうも低調だった。
確かにチベットの写真でありアフガンの写真である。しかし、それだけ。本当にそれだけ。露出もピントもいいのだが、それだけ。これなら福山雅治のアフリカ写真のほうがまだよい。なぜだろうか?よくわからない。不思議だ。

ロバート・キャパ展はものすごい混雑でゆっくり見ることが出来なくて残念。
戦争写真はあまり好きではないので、ついつい視線は「日常風景」系の写真に向いてしまった。
今回の展覧会はヴィンテージ・プリント20点が展示されているのもよかったのだが、最も印象に残ったのは彼の自筆原稿であった。なんともセンスのいい書体で、「ああ美的センスあるんだな〜」とわかる美しい文字であった。

たくさん写真を見たせいか、写真を撮る気がなくなってしまった。

2002年09月17日 13時58分25秒



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