突然、親からの呼び出しに慌てたあの日に。
何時も走らない僕が、久々に走ったあの日に・・。「「今日からこの人と一緒に暮らすのヨ」」
突然、そう言われて速攻、親父なんて言えない。
再婚なんて親が幸せならそれでイイ。
僕はそう思ってる。
だから、あえて何も言わず・・良かったね。その一言だけ。
なんか胸の何処かで風が通る隙間がある感じがする。
寂しい?そうじゃない。
悲しい?それも違う。
きっと僕は、大人になったつもりでなれてないんだ。
トントン
僕の肩をノックした。
「ん?」
あ!さっきの子ジャン。
「どうした?」
「・・・あ、あのね、パパがね。お兄ちゃんに挨拶しなさいって。」
「・・・っで?」
「・・これから宜しくお願いします。です。」
礼儀正しかった。僕もこの子に負けれられないなぁ(笑)
「大野智です。あ、大野じゃないのかな?」
僕よりも少し幼い子。多分、高校生かな?
「智さんって何時も忙しいのですか?」
唐突な質問。
「ん・・・たまに忙しいかな。今日はちょっと暇だったかも。」
「私、実は親の再婚・・あんまり嬉しくないんです・・。」
突然、下を向いて話し出したちゃん・・。
「そうなの?しっかりしてるからてっきり賛成してるのかと・・・。」
「・・・父にはやっぱ、幸せになってもらいたいから・・。」
「そっかぁー・・・だよなぁ。
僕もそれは思うよ、母さんには幸せになってもらいたい。」
「だから、一人暮しがしたいの!」
「え・・・急になんで??」
「ずっと決めてたんです。」
真剣に前を向いてる目で僕に言った。
きっとちゃんは何も言わなくてもきっと家を出て行くだろう。
僕もそうだったから・・・、僕もそんな感じで家を出たんだ。
じゃぁ、僕んちくれば? 自然に出た言葉だった。
きっと驚いてるだろう。自分でも驚いてるから・・(笑)
突然、兄妹になった女の子にそんな言葉を放ってるなんて。
「・・・・・・っ」
黙った。きっと困ってるんだろうね。
「今、両親に言えば反対されるのが眼に見えてるからサ・・。」
ちゃんの顔を除いていってみた。
「・・そうですね。」
少し笑顔になった気がした。そして・・・・
「その時はお願いします。」
僕の眼の前に立ってお辞儀をした。
「イイよ」
優しく笑顔で言った。
しばらく経ったある日。彼女が僕に頼んできた。
『智さん?今日・・・・・・』
僕は仕事を終わらせて、すぐに自宅へ向かった。
がドアを開けてくれた。
そして2人揃ったとき、両親に言う。
「「が一人暮ししたいんだって!僕んとこ来させてもイイかな?」」
両親は困った顔して・・・何か言いたそうだったけど、
「大丈夫!僕がついてるしvv」
ヒト押ししたら、分かったよ・・と降りてくれた。
突然、妹が出来た。
そしてその妹が僕の家に入ってくる。
逢った事の無かった妹。
何処か考え方が似てる。
だから・・・ほっとけなかったのかもしれない。
そう思ったのは4月終わりの出来事だったかな?
|