6月は梅雨の時期。
じめじめしてて、イヤな時期。
どうしてこう、雨の日って気分が悪い方に行くのかな?「ごめん!俺、もう君とは付き合えない・・・。」
「どうして?」
「ホントにごめん・・・俺、好きな人できちゃったんだ。」
「・・・・・・・・っ」
「・・・じゃぁ、ネ。」
そう言って男は走り去って行った、あたしの目の前から。
その場で経ち尽くしたまま、好きになった分だけの泪を流した。
本気になった分だけの泪を・・・。
あたしはその時から、雨の日は嫌いになった・・・。
「ー、今日は雨だね〜☆」
ニコニコしてるはあたしの親友。
「・・・・・あたし雨嫌いだから」
「そういば、そうだね〜・・・ごめんごめん。」
「いいよ!っで、用事あったんぢゃないの?」
「今日、彼氏と帰ることになっちゃってぇ。ごめん!帰れない。」
「解った〜、仲良くネ!
いっつも雨の日に限って喧嘩するんだから・・・」
「了解!!(爆)ぢゃ。バイっ」
と、いって、が去って行った。
「雨・・ヤダなぁ。」
ボソっと呟いてしまうくらいに雨は嫌い。
「ぢゃ、一人で帰るかな!」
帰る仕度をして、立ち上がった。
バサンっ
静かな校庭の中、傘が大きく音がなった。
何時も歩いてる道が普段よりも長く感じた。
重苦しい。
「思いきって、傘ナシで帰ってみようかな?」
ちょっとワクワクしたきた気分で傘を閉じた。
結構、雨が降ってる中、
女の子が一人、傘を差さずに何してるんだ?って思われそう(笑)
何気に雨に打たれて気持ちが良かったりもする。
胸の奥に突っ掛かっていたものが取れたような気がした。
ふっと大きな傘があたしの姿を覆った。
振り返ると男のコが傘を差し出してあたしを見ていた。
「・・いいですよ・・・、あたしも持ってるんで・・・。」
「でも、雨に濡れてびしょびしょじゃん?だから・・・」
「・・・いえ。結構なんで・・」
「じゃ、俺も濡れて帰ろっと。」
「え!!!」
オカシナ男の子は、と一緒に濡れて帰っている。
「おっかしな人ね〜・・。」
少し聞こえない程度に笑いながら言ってみた。
「俺、翔、櫻井翔って言うんだ。」
「あたしは・・・」
翔「知ってる、でしょ?俺の友達の彼女の友達だし、ネ♪」
「え_???」
翔「そのうち解るよ!ぢゃ、俺こっちだから・・・バイビー!!」
そう言って翔くんは走って帰って行った
『俺の友達の彼女の友達』という言葉を残して――――
あの日からしばらく経った。
今日は雨が降らないか、と気になった。
あの時から嫌いだった雨が何時の間にか、あたしは好きになった。
・・・・あの男の子のおかげかな(笑
・・・あれからあの男の子は何処の人なのか、知らないまま。
―――どうしたら、教えてくれるのかな?
――――もう一度だけ逢えたらいいナっ
そう思うようにもなった、
好きになったのか、それも解らない。
唯、お礼が言いたいだけ・・・
『あたしにもう一度、雨を好きにさせてくれてありがと!』って。
数日後の放課後。
があたしを呼んでいる・・・
「ーー?あのね、彼が一緒に帰ろっ?って!!」
「あたしも?いいの?邪魔じゃない・・・・?」
「ううん、大丈夫☆☆も一緒に帰ろう?」
「うん♪♪」
と一緒に校庭を歩いて、そして校門まで行った。
校門の前に2人の男の子が居た、あの男の子もいた。
あたしはビックリした、平然との彼氏の隣に居るから・・。
「・・・・お待たせ〜☆こちらが、っで彼氏の和也!」
「初めまして!デス。」
和也「初めまして・・・二宮和也デス。あ!俺の友達の翔。」
翔「初めまして、櫻井 翔です。」
これがあたしと翔くんとの再会だった。
誰だか判った、願いが叶った。
の彼氏の友達なんだって
今度こそちゃんと友達になるんだって思うと
少しだけ、嬉しく思えた・・・・
あたし、もしかして・・・翔くんのこと・・・好きになったのかな?
|