| 貴方の正体は、一体・・・??? 指を差してでしょ?
そう言ってくるアノ人の顔がはっきりと思い浮かんでくる。
どうして・・・私の名前を・・。
何故??私は貴方なんて知らないのに・・。
でも、どうしてか懐かしいと感じてしまった。
この人に逢ったことがあって、
しかも何時も身近に居た気がする。
この場所で・・・一緒に居た気がする。
両親に聞いて見る。
バスケをしてることは内緒で・・さり気なく。
「ね、私ってさ。一度ココに住んでたの?」
夕食時の会話にそんな話を入れてみた。
「・・・・・」
二人供黙ってしまう・・・。
母なんて手もとまっちゃうくらい。
「ね?どうなの??」
「・・・・・・っ」
両親は顔を合わせて、重い口調で話し始めた。
中学までココに住んでた。
それまで私はあの場所・・・バスケットコートのある場所で
毎日のようにバスケをしていたらしぃ。
そこで男女問わずにチームを組んでいた。
ある日、何時ものようにその場所へ向かった。
その日も毎日のように遊んでいて、何時ものメンバーで喋ってた。
その帰りに・・・は交通事故に・・・・・。
それが切っ掛けで一部分だけ「ナイ」記憶がある。
それがちょうど、、、、ココに居た、あの時のこと。
どうしてそれだけが「ナイ」のか分からない。
だけど・・・その部分の記憶だけが・・ナイんだ。
だから両親はこう考えたんだ。
『バスケットさえやらさなければ・・こうならなかったんだ』って。
その後、私の友達には何も連絡せずに
ココから離れ、違う地へと・・・。
だけど、どうしてココへ返ってきたの・・・・???
話が終わったので自分の部屋に戻った、私。
一瞬だけ、思い浮かんでくるアノ人の顔。
両親の話。
私の記憶のナイ一部分。
頭が混乱しそうな感じがした。
――コンコン
「チャン?入っていい?」
母が部屋に来た。そして言った。
『チャンは何時もあの場所でね、
彼氏と一緒にバスケしてたの。
まーちゃんと一緒に居たのよ(*^^*)』って。
―――付き合ってたコなんて居たんだ・・私に。
そう思うと、何故だか心がドキドキして
ふいに体中が暖かくなった気がした。
きっとその人は私ナイ部分の記憶を知ってるんだ。
知らなかったことが一気に分かった。
その分、理解するのに疲れちゃった・・。
―私は何時の間にか寝てしまっていた・・・
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