しばらく行ってなかった、あの場所へ向かう。
私の記憶のナイ場所。「ー!!!!」
後ろから声がする。
何処と無く覚えてて、何処と無く心がドキドキする声。
振り返ると、あの人だっ。
「・・・・・・・。」
無言で何も言えない。名前も知らないし、
前に逢ったけど、名前教えてもらってなかったし・・。
「・・・もしかして、無視?」
私は無言で首を振った。
「あ!もしかして警戒されてる?俺・・・」
又、私は首を振って名前・・と聞いた。
「相葉。相葉雅紀だよ、覚えてない?」
コクン、と頷いた。
「そっか・・。でも、まっいいや、帰ってきてるんだし。
ちょっとバスケやらねぇー?」
相葉・・・くんはそう私に誘ってきた。
私は唯、バスケがしたかった。
だから、相葉くんの誘いにのった。
取って取られて、また取ってシュートして
カットして・・そんな繰り返し。
私は相葉くんに付いて行くのがやっとだった。
休憩中。
やっぱ、は変わってナイなぁ〜。っとボソッと言った。
だけど、そんな言葉は私には聞こえなかった。
「あ、相葉くん・・・・、は、早いよね?ホントに。」
息を切らしながら呟いた。
相葉くんじゃなくて雅紀だったじゃん!!って言い返してきた。
しどろもどろしてると、相葉くんはお互いに
下で呼び合おうなってそう言う。
「ってかさーホントに覚えてない??俺のこと・・・。」
コクンと頷いた。
「中学ん時一緒にやったじゃん?」
―――中学の時??
『チャンは何時もあの場所でね、彼氏と一緒にバスケしてたの』
そんな言葉を思い出した。
この人なのかな?そう思うけど、思い出せないのが現状。
「・・・・・ごめん・・なさい。覚えてないんだ。」
そう言った時、相葉くんの顔がっかりしていた。
そんな顔しないでよ!ホントに覚えてないんだから・・。
気になるじゃない、、、思い出せないのがイヤになるじゃない。
すると、相葉くんは中学の時の話をしてくれた。
この公園で相葉くんと私を含めて数人、バスケを毎日していた。
男女関係無く、唯、バスケを楽しんでた。
私は必死にボールを追いかけるけど、
ナカナカ取れなくて愚痴ってた時もあったらしい。
そう、相葉くんは私に言う。
ケド、全く覚えがない。記憶には全然ない。
=相葉くん・・・って一体誰?=
そう思えて仕方がなかった。
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